磐梯山(1,816m)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 東北の百名山、磐梯山に行ってきました。
山行日 2018年10月22日
磐梯山頂にて
天気 10月22日  晴れ、微風
企画 個人企画
装備 7-8kg
同行者 単独行
コース
概要
八方台━中ノ湯跡━弘法清水━磐梯山━弘法清水━中ノ湯跡━八方台

行動記録
【10/22(月)晴れ、微風】
会津若松駅前(7:00)==八方台駐車場(7:50)

八方台登山口(8:00)--0:35--中ノ湯跡(8:20)--0:55--分岐(9:15)--0:05--弘法清水(9:20,9:30)--0:22--磐梯山(9:52,10:32)--1:20--中ノ湯跡(11:52,12:00)--0:15--八方台登山口(12:15)

八方台駐車場(12:40)==猪苗代磐梯高原IC(14:00)==あきる野IC(19:00)==自宅(19:40)

行程図

国土地理院地図より作成

天気図
【10/22(月)】 日の出 5:17, 日の入り 17:43  晴れ 18.9℃/5.7℃, 58%, 北西 2m/s, 降雨量 0.0mm,
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @会津若松

◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・東北道(猪苗代磐梯高原IC→あきる野IC) 7,120円
・ガソリン代               3,242円
・走行距離         851.9km(25.7km/L)
温泉 適当な日帰り温泉はなかったのでパス

◆ 日誌と写真
行動日誌
 さて今回は吾妻山と磐梯山の東北百名山の旅の続きである。吾妻山は百名山でも初級コースであり、まt磐梯山も同じく初級コースである。磐梯山は7月に飯豊山に行った時、高速道路からその鋭い円錐形のりっぱな形をした山容が印象に残っている。会津富士と呼ばれるのももっともだ。また吾妻山に続いてこの時期は紅葉も楽しめる。
【10/22(月) 晴れ、微風】
 今日は磐梯山を登って東京まで帰らないといけないので、出来る限り早く登山を済ませたい。しかしホテルは朝食付で6時半から食べられることから、ホテルで朝食を済まして7時にホテルを出る。今日もやはり会津若松市内は霧に包まれている。八方台までは高速道路を使わず地道を通っていくが、市内を通り過ぎ高原入り口付近になって霧が晴れてきた。朝日の中の観光道路は紅葉も最盛期で気持ちがよい。
 登山口にあたる八方台の駐車場は紅葉の林の中にあった。車はすでにほぼ満車状態。今日は平日というのに。
 さて登山の支度して登山口からは紅葉の樹林帯の中の広い道をなだらかに登っていく。そのうち少々開けた少々硫黄の匂いのする場所に出た。中ノ湯跡というところである。かって温泉宿があったが廃屋となっている。ガイドブックによると昔は山のいで湯として親しまれていたが管理人が他界した後、宿も廃業となったとのこと。

八方台の駐車場

中ノ湯跡
 中ノ湯からは小さな湿地に引かれた木道を通り過ぎていよいよ山道に入り、約1時間ほど登っていくと弘法清水まであと10分の標識が現れ、やがて弘法清水に到着。ここにくればもう磐梯山の直下であり、裏磐梯の裾野とその中の大きな沼が眺められる景色の良い場所で休憩を取る。またこの付近は結構崖が下の方に続いており、磐梯山が火山で大きくえぐれてしまった跡がはっきり分かる。弘法清水にはパイプからチョロチョロ水が出ていて水を持ってこなくてもここで十分給水可能である。

弘法清水

弘法清水の水
 弘法清水で一休みしてからいよいよ磐梯山山頂に向かう。今日も登山客が多い。平日なのに。
 コースタイムは30分とあるが結構登りはきつい。山頂につくと大勢の登山客がいる。目の前は大きな猪苗代湖が目に入る。左に目を転じると昨年登った安達太良山がはっきり望める。そしてさらに左になだらかな吾妻連峰の山々、昨日登った西吾妻山や西大巓の山もはっきり分かる。また遠くの方に7月に登った飯豊山も認識できてうれしくなった。こうして登った山を違った場所から見ると感慨深い。

磐梯山頂にて、その向こうは猪苗代湖

安達太良山方面
 山頂は祠と三角点があるだけで標識は頂上からちょっと下がったところにある。そこで記念写真を撮ってもらって下山する。磐梯山の麓は一面紅葉で染まっている。

急峻な裏磐梯

紅葉のナナカマドと裏磐梯高原
 弘法清水を経て、中ノ湯跡では単独行の登山者とともにロープを乗り越えて朽ち果てた廃墟の傍に行ってみた。廃墟の前には小さい沼があり、かってはここから温泉が湧き出ていたのであろうか白い沈殿物が溜まっていた。そこから明るい紅葉の林の中を通って八方台の駐車場に戻ってきた。
 時刻は12時を越えてしまったが、今日中に東京に戻らないといけないので、日帰り温泉も立ち寄らずにそのまま帰ることとする。八方台からの下り、裏磐梯高原と会津をつなぐ道路は磐梯山ゴールドラインと呼ばれる観光道路である。朝と違って車がときどきすれ違う。またところどころに設けられた駐車スペースがあり、特に山湖台と呼ばれるところからは磐梯山や猪苗代湖の絶景スポットとなっている。そんな紅葉の中を下りてきて、磐梯高原ICに向かう田んぼの中の道路脇で磐梯山ビュースポットという看板に出くわした。せっかくなので、車を止めて磐梯山を撮る。それが下の写真である。

紅葉のまっさり

磐梯山見晴らし場から望む
 猪苗代磐梯高原ICからはひたすら高速道路を突っ走る。7月の飯豊山の時は帰りは女性とともにドライブできたが、今度はそういうチャンスもなくひとり運転である。最近ガソリンが値上がりしているので、高速道路もぶっ飛ばすことなく経済速度でゆっくり走る。それでも自宅には夜の8時前に到着し、日帰り温泉をパスしたが、自宅でゆっくりお風呂に入ることができた。
感想
 吾妻山と磐梯山、お互いとなりなので百名山を目指す者には同時に制覇したいところであり、またそれぞれ初級コースの山なのでそんなに疲れが溜まっていない。吾妻山ではロープウェイやリフトを使い、磐梯山ではもっとも楽な八方台コースはすでに標高で1,200m付近で登山も楽である。こういうのは観光登山というジャンルになるのではないか。あまり聞いたことはないが、年寄りでも百名山を楽しめる山ということで、百名山を完了し、歳を取って山に行きたくなった時には、こういう山なら登れるような気がする。仕事もなく暇になった時には東北の温泉宿に泊まりながら、ぶらっとこういう山に登るっていうのもありかな、という気がした。

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