武甲山(ぶこうさん)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 秩父の武甲山(1,304m)に行ってきました。
山行日 2017年7月22日(土)
車窓からの武甲山
天気 7月22日 晴れ、微風
企画 KMT
装備 3-4kg
同行者 Tさん、Mさんの総勢3名
コース
概要
一の鳥居→大杉の広場→武甲山→シラジクボ→一の鳥居

行動記録
【7/22(土)晴れ、微風】
自宅(6:30)===鶴川(5:02)+++登戸(5:34)+++立川(6:21)+++拝島(6:38)+++東飯能(7:04)==一の鳥居(8:05)

一の鳥居(8:17)--1:00--大杉の広場(9:20,9:30)--0:35--山頂広場(10:05)--0:05--武甲山(10:10,10:25)--0:05-- 山頂広場(10:30,11:20)--0:15--シラジクボ(11:35)--0:40--分岐(12:15)--0:15--一の鳥居(12:30)

一の鳥居(12:45)===武甲温泉(12:50,13:30)==氷川神社(15:50,16:30)==大宮(16:54)+++新宿(17:40)+++鶴川(18:09)==自宅(18:20)

行程図

MさんのGPS地図より転記

天気図
【7/22(土)】 日の出 4:42, 日の入り 18:56  晴れ 35.9℃/23.6℃, 53%, 東南東 4m/s, 降雨量 0.0mm,
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @埼玉県秩父(秩父)

◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・小田急(鶴川→登戸)  216円
・JR(登戸→東飯能)   756円
・車(東飯能~一ノ宮~大宮)
・JR(大宮→新宿)    464円
・小田急(新宿→鶴川)  340円
温泉 武甲温泉:   日帰り温泉 800円

◆ 日誌と写真
行動日誌
【7/22(土) 晴れ、微風】
 武甲山、これは冷やし飴から始まりました。山に一緒に行っているHさんのお店で「冷やし飴」がメニューとして提供されているのですが、これがテレビで紹介されるという訳で仲間で情報共有していたのですが、残念ながら私は見逃してしまいました。 Tさんからビデオを見せてもらい、それなら一度山仲間で味わいに行かねばならないとTさんにけしかけたところ、冷やし飴だけのために集まるのもどうか、ついでにどっかの山に行こうという話になり、それなら大宮からはちょっと距離があるが、NHKの「ぶらタモリ」で武甲山を紹介していたので、そこに行くこととした。
 始めはお店のある大宮に行かねばならないので電車で行こうと思っていたが、Mさんも参加するといい、それに車を出してくれるというので、結局3人で武甲山ということとなった。
 Mさんが車を出してくれるので、こちらは東飯能駅で拾ってもらうこととした。東飯能駅に行くとすでにMさんの車がロータリーで待っていてTさんも同乗していた。
 さっそく武甲山の登山口に向かう。最初電車で武甲山に行こうと思っていたが、その場合、横瀬駅から登山口の一の鳥居まで約2時間の道路を延々歩かなければならない。 それもセメント工場のある道で時にはダンプが通り石灰質の白っぽい埃の中を歩くことになるので、今回ほんとにMさんが車を出してもらって助かった。
 一の鳥居に着くと60台ほど駐車できるスペースはあるが、空きはほとんどなかった。

登山口で一の鳥居

大杉の広場
 登山口からしばらくは林道をなだらかに登っていく。シラジクボからの鉄製の橋を過ぎる頃にやっと登山道になり、樹林帯の道を登る。 途中山頂へ続く道にトイレ用の水歩荷の看板があり、水の入ったペットボトルがおいてある。確かに山頂では水は得られないので、トイレなどは水不足になろう。 そこで私は一番小さな500mlのペットボトルを歩荷することとした。Mさんは1Lのペットボトルを手提げで運ぶ。
 しばらくしてちょっとした広場となる大杉の広場に到着。それまで以前眺望はなく、しばし休憩のあと樹林帯の道を登ると山頂直下の広場に到着。 そこには立派な武甲神社がある。運んできたペットボトルの水を指定されたマンホールに注いで、山頂に向かう。

武甲山直下の広場に到着

武甲山山頂から秩父の街を見下ろす
 武甲山の山頂に行くと鉄柵があり、鉄柵の向こう側は絶壁となっている。セメントの原料である石灰岩が削られて武甲山の山がほぼ半分削られていることがよくわかる。 山頂から秩父の街が手に取るように分かる。残念ながら遠くの方はかすんで何も見えず。近くの小持山、大持山への稜線くらいしか見渡せなかった。 また7月の蒸し暑い天気のせいか小さな雲が目の前に浮かんでいた。
 再び山頂直下の広場で休憩し、家から持ってきたゼリーを食べる。こういう暑い日にはゼリーがちょうどよい。 ここからシラジクボの方に下るがこのコースを知っているMさんから下りは見晴らしがよいので直射日光を受けるよ、日除けに傘がいいよ、ということで私は折り畳み傘を用意するも結構急な下りでとても傘を差して歩くことは出来ない。 Mさんはというと編み笠をかぶっている。傘は笠でも編み笠のことかとなっとく。
 シラジクボは峠になっており、稜線伝いにいくと小持山、大持山へと続くが今回はパス。トラバース気味に下って途中持山寺跡に行く道との分岐に出るが山地図通り林道を下る。 林道をしばらく下るとまた山道に入り、最後に朝通ってきた鉄製の橋を渡って合流。朝登ってきた林道を下って登山口に着いたのは12時半であった。

シラジクボ

一の鳥居に戻ってきました
 さてさっそく汗をかいたので、またHさんのお店に行くので汗臭い身体では失礼なので、麓の街にある武功温泉で汗を流す。 ここは露天風呂もあり、暑い夏の日差しの中の露天風呂も気持ちがよかった。
 中で眺望は望めずお地蔵さんがあるだけである。 という訳でこのような高い鉄塔の展望台が建てられたので
 温泉も入り、さっそく本日の目的である大宮のHさんのお店に行く。お店は氷川神社の参道沿いにある昔ながらのお店である。 残念ながらHさんはお店にはいないがお母さまとお会いすることが出来た。 冷やし飴、どっかで聞いたことがあると思ったら、子供の頃駄菓子屋で1杯10円くらいで飲んでいた記憶が蘇ってきた。 関西では普通の飲み物であるが関東ではこの店くらいだそうだ。ちょっとショウガ味とレモンの冷たい飲み物で、写真のようにおしゃれなガラスの容器に出てくるとちょっとしたスイートメニューになる。
 冷やし飴を味わった後、この店の名物である団子をお土産に買った後、せっかくなので氷川神社を見学した。 長い参道を通って広い境内で立派な神社である。何しろ全国の氷川神社の本元とのことである。

冷やし飴

氷川神社
氷川神社を見学して参道の駐車場まで戻り、大宮駅から電車で自宅に帰る。
感想
 「冷やし飴」からテレビで話題のあった武甲山に登れてよかった。秩父地方にくると否が応でも武甲山の山は目立つ。 またその山の半分削られている光景はちょっと異様でもある。 しかしテレビによれば、この武甲山の石灰のおかげで東京のビルや橋、鉄道などのインフラを担ったということであれば、なるほどと思いになる。 そういえば昔セメントといえば「秩父セメント」の記されたセメント袋は今でも目に浮かぶ。 今では秩父セメントという会社はないそうであるが、秩父が首都圏に近かったので、これだけ山が削られたのであろう。近畿では昨年登った伊吹山も同じような歴史があったのであろう。
 武甲山、冷やし飴、それに氷川神社といろいろ勉強させられた山行であった。

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