岩手山(2,038m)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 岩手山に行ってきました。
山行日 2018年9月17日
岩手山頂にて
天気 9月16日  曇り、微風
9月17日  雨のち曇り、微風
企画 個人企画
装備 7-8kg
同行者 Mさん
コース
概要
馬返し登山口━二・五合目━(旧道)━鉾立━八合目避難小屋━不動平━岩手山━岩手山神社奥宮━八合目避難小屋━鉾立━(新道)━二・五合目━馬返し登山口

行動記録
【9/17(月)小雨、曇りのち晴れ、微風】
盛岡ホテル(4:45)==馬返し登山口駐車場(5:15)

馬返し登山口駐車場(5:20)→鬼又清水(5:25)→一合目(6:06)→二合目(6:20)→二・五合目(6:26,6:37)→四合目(6:59)→五合目(7:21)→六合目(7:43)→鉾立(七合目)(8:12)→八合目避難小屋(8:20,8:34)→不動平(8:48)→岩手山山頂(9:25)
→岩手山神社奥宮(9:47,9:50)→八合目避難小屋(10:18)→鉾立(七合目)(10:49)→新道六合目(11:09)→新道五合目(11:27)→新道四合目(11:45)→新道三合目(11:58)→一合目(12:22)→0・五合目(12:34)→鬼又清水(12:52)→馬返し登山口駐車場(13:05)

馬返し登山口駐車場駐車場(14:10)==温泉「開運の湯」(14:00,15:00)==盛岡駅(15:30)

盛岡駅(17:07)+++大宮(19:30,19:34)+++新宿(20:04,20:11)+++鶴川(20:42)-- 自宅(20:50)

行程図

国土地理院地図より作成

天気図
【9/16(日)】 日の出 5:17, 日の入り 17:43  晴れ 28.3℃/18.9℃, 53%, 北北西 2m/s, 降雨量 0.0mm,
   
【9/17(月)】 日の出 5:18, 日の入り 17:42  晴れ 26.0℃/18.4℃, 37%, 西 5m/s, 降雨量 0.0mm,
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @盛岡

◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・レンタカー:                6,000円
・東北新幹線(盛岡→大宮):         5,780円(特急券)
・JR乗車券(三連休東日本・函館パス):  14,050円
温泉 盛岡温泉「開運の湯」   日帰り入浴    600円

◆ 日誌と写真
行動日誌
 八幡平温泉ツアーの会社OB連中ご一行様と盛岡駅で別れて、ホテルで一休みしてからさっそくMさんと夜の盛岡で呑みに行く。Mさんはレンタカーをずっと運転していたので、ずっと我慢してきた。
 ホテルの近くの普通のチェーン店に行ったが、地元の日本酒を頼む。この冷酒が結構おいしかった。岩手県に来た甲斐があったと思うほど料理を堪能してホテルに帰る。明日の天気、少々気にかかるが朝4時半ロビー集合ということで眠りに着いた。 
【9/17(月) 雨のち曇り、微風】
 まだ夜が明けていない早朝のホテルのロビーに集合して外に出るとなんと小雨である。まだ暗い中、盛岡市内を通り過ぎで岩手山の麓付近にくると雨は少々小降りになってきて、登山口である馬返しに着くと雨は上がっていた。広い駐車場は半分程度車で埋まっている。小雨でも登山者が多いのはやはり百名山の威力、それに今日も祝日で休みのせいか。
 早速支度をして出かける。雨は止んできたのでカッパは止めて最近買った超軽量ウィンドブレーカーを着る。

駐車場の馬返し登山口で

鬼又清水
 ほどなくして明神峠に到着。その先に枝折大明神があり10合目という標識が立っている。ここは昔銀山を運んだという銀の道で、銀山平から小出に通ずる駒ノ湯温泉までのちょうど中間点の峠にあたる。それで、ここが銀山平、駒ノ湯温泉からちょうど10合目にあたるということである。ちなみに銀山の歴史は寛永18年(1641)に銀鉱石が発見され約218年の間採掘されたそうである。銀鉱採掘で繁栄した元禄時代には銀山平は、人口1万4000人余りと栄えていたそうである。銀山への往復で関門の枝折峠を越えた当時の人々は、四季折々の駒ヶ岳をどんな思いで見上げたことであろうか。
 明神峠からは樹林帯の道をだらだら登っていくと1時間ほどで道行山の標識に出くわす。ちょうど道行山から下りてきた兄さんに聞くと3分ほどというので、まだそれほど疲れてはいないので、道行山に登る。ちょっと急な坂道であるが3分もかからず1分ほどで見晴らしの良い山頂である。そこから越後駒ヶ岳が全貌を現している。まだまだ遠い。

雲海に沈む盛岡市内

太陽が雲海を照らす
 山道をどんどん登っていくと次の休憩箇所は小倉山であるが、駒ノ湯温泉への分岐となっており山頂という感じがしない。越後駒ヶ岳もだんだん近づいてきた。途中、百草ノ池という標識があるが、そこから池は見えずその先を少々のぼって振り返ると山腹の中に丸い池が浮かんでいた。

八合目避難小屋

不動平の分岐
  不動平から風が強くなったのでカッパを着る。そこから火口の淵に向かって登る。 火口に近づくほど雨が強くなり、稜線に出ると強風で雨つぶがでカッパをたたきつける。 そこから岩手山山頂まで道端にお地蔵さんが並べられているが、メガネに雨粒がついてよく分からない。 やっと山頂についたが、記念写真を撮って早々に火口巡りに入る。途中火口の中に神社があるというので、 少々下ると風が吹き込まず、人心地する。

雨と風の中の岩手山山頂

岩手山神社奥宮
 岩手山の火口から稜線を降りて不動平にくると風が止んで雨も降っていない。 八合目の避難小屋はガスに包まれていてそれぞれ昼食をとったり休憩している。中には半袖姿の若者がいるが、その格好で山頂はちょっと難があるのではないかといらぬ心配をする。
 そこで簡単な昼食をとって、鉾立から今度は新道を下る。

霧の中の八合目避難小屋

鉾立(七合目)、下りは新道を選択
 新道は樹林帯の中の道で見晴らしはない。時たま下界の岩手山の麓がみえる。すると下の方からなんか大きな音がする。どうやら大砲の音である。陸上自衛隊岩手山演習場が隣接しているので、無理もない。今日は祝日で全国的に休みであるが、月曜日なので自衛隊は休日ではないらしい。下るにしたがって大砲の音はだんだん大きくなる。12時過ぎになって「打ち方、止めぇ~」でどうやら昼食休憩になったようだが、まもなく登山口というところで、まじかで一発デカい音がした。

眼下に登山口に向かう道路が見える

下りてきました
 登山口の鬼又清水で汗をぬぐう。振り返ると岩手山山頂は雲がかかっていたので、あのまま山頂に留まっていても見晴らしは出来なかったと今日の山行を納得した。が、しかし盛岡市内に向かう車から岩手山の方をみるとなんと山頂までくっきり見える。市内の温泉で一風呂浴びて外に出てみると快晴で、岩手山もきれいに全部の姿を見せていた。

鬼又清水から岩手山を振り返る。山頂は雲がかかっている

温泉から出たら真っ青な空の中に岩手山がくっきり見えた
感想
 今回は会社のOB連中と八幡平に行ったついでの岩手山だった。なので、天気はその時の運というより仕方ない。同じく会社OBのSさんはバイクが趣味で八幡平の後、竜飛岬まで自転車旅行に行ったが、彼から快晴の竜飛岬の写真をスマホに送ってきた。その写真を山中で見せつけられ、うらやましいやら悔しいやら。山の天気は運任せという思いをした山行であった。

 ホームへ