三頭山(みとうさん)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 奥多摩三山のひとつである三頭山(1,531m)に行ってきました。
山行日 2017年11月12日
三頭山より富士山を望む
天気 晴れ、微風
企画 個人企画
装備 5-6kg
同行者 単独行
コース
概要
都民の森→鞘口峠→見晴し小屋→三頭山→避難小屋→大沢山→クメケタワ→槇寄山→数馬の湯

行動記録
【11/12(日)晴れ、微風】
自宅(5:40)==鶴川(5:55)+++登戸(6:08,6:17)+++立川(6:45,6:57)+++武蔵五日市(7:34,8:10)===都民の森(9:15)

都民の森(9:18)--0:20--鞘口峠(9:38)--1:10--三頭山(10:47,11:5)--0:10--避難小屋(11:22)--0:08--大沢山(11:30) --0:08--分岐(11:38)--0:30--郷原分岐(12:08)--0:08--槇寄山(12:16,13:13)--1:12--数馬の湯(14:25)

温泉センター(16:08)==武蔵五日市駅(17:00,17:07)+++ 立川(17:48,17:59)+++ 登戸(18:24,18:33)+++鶴川(18:48)== 自宅(19:00)

行程図

国土地理院地図より作成

天気図
【11/12(日)】 日の出 6:13, 日の入り 16:37  晴れ 16.1℃/9.9℃, 44%, 東北東 2m/s, 降雨量 0.0mm,
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @東京(東京)

◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・小田急    鶴川→登戸:          ¥216
・JR五日市線 登戸→武蔵五日市:       ¥637
・西東京バス  武蔵五日市駅→都民の森:    ¥940
・西東京バス  温泉センター→武蔵五日市駅:  ¥940
温泉 数馬の湯   820円(日帰り入浴)

◆ 日誌と写真
行動日誌
 10月の那須、安達太良山の紅葉が素晴らしかったので、11月に入り今度は近場の紅葉を見に行こうと思い、奥多摩三山でまだ制覇していない三頭山に行くこととした。 いつものメンバーはすでに登っているので、今回は大学時代のクラブに声をかけたが、結局誰からも参加表明はなく、やむなく単独行で行くこととした。
【10/12(日) 晴れ、微風】
 11日(土)はあいにく天気が悪いので翌日の天気の良い日を選んで出かける。 東京近郊の山となると人出も多いことだろうと思い、今回はバスを利用していくので、早い時間に武蔵五日市駅に行って並ぶこととした。 案の定、1本早い電車でも結構並んでいる。8:10発に間に合う次の電車がくるとさらに人が出てきてバス停には長蛇の列となる。 すると係員が人数を数えて、今日は臨時バスを4台出るとのアナウンス。わざわざ1本早く来る必要はなかった。バスも皆さん座席に座れて1時間ほどで都民の森に到着。

武蔵五日市駅前のバス停

都民の森駐車場
 都民の森でも相当の人込み、駐車場は満車状態である。やはり紅葉のシーズンとなると皆さん出かけたくなるのでしょう。 さっそく喧騒を離れて舗装された山道を登っていく。ほどなくして森林館というところを通り過ぎる。中を見ると木工工作が出来るようになっている。 ここを過ぎるとやっと登山道になった。
 登山者もまばらになる。
 鞘口峠から三頭山へは本格的な登山道で、ゆっくり登っていく。ブナ林の中を登っていくと見晴し小屋に到着。 ここの小屋から東京方面が望める。誰かが「スカイツリーが見える、見えなかったら近眼だよ。」と話していたが、私にはまったく見えなかった。

森林館

見晴し小屋から東京方面を望む
 見晴し小屋からすぐに三頭山山頂の標識。よく見ると東峰とあり、あたりは2~3のグループが休憩しているが、眺望は良くない。 すぐ向こうのピークに移ってみると三頭山(中央峰)の標識。やはり見通しはあまり良くない。確か三頭山から富士山が望めるはずであったが。しかしここは三頭山の最高峰である。

三頭山東峰(1527.5m)

三頭山中央峰(1581m)
 登山道に従ってさらに進むと広い山頂で大勢の人が昼食をとったり休憩している。ここが三頭山(西峰)で、目の前に雪を抱いた雄大な富士山が望める。 さっそく写真を撮りまくって、さて昼食を取ろうかと思うも場所がない。また時間的にまだ昼食には早いので、槇寄山まで行って昼食を取ることとした。

開けた三頭山西峰

三頭山より鷹ノ巣山方面を望む
 三頭山から下りる途中、30名ほどのグループが三頭山を目指して登っている。あの山頂では広いと言えどもさらに混雑がマックスに達するものと想像するに固くない。 やはり昼食を取らずに良かった。
 三頭山から笹尾根に続く稜線であるが、ウッドハウスの新しい避難小屋が林の中に佇んでいた。中を覗くととてもきれいで、人の気配はまったく感じられない。 こんな近くに避難小屋があるならば、いつか仲間とここで一泊してもいいかな、と思われた。
 避難小屋から分岐までが都民の森の範疇であるが、分岐からは笹尾根に続く稜線。登山道も急に険しくなり都民の森のようには整備されていない。 またあんなにいた登山客もいなくなり、この違いはなんだろうかと思うくらい差があり過ぎる。
 しばらく急な下りが続くが下がり切るとあとはのんびりした林の中の稜線歩きとなる。

避難小屋

木漏れ陽の稜線歩き
 槇寄山まで結構時間がかかり、山頂到着は12時半となった。残念ながら富士山は雲に隠れて姿は確認できなかったが、暖かい陽ざしを浴びてゆっくり昼食を取ることとした。

槇寄山(1188.2m)

槇寄山から富士山方面を望む
 槇寄山からの下りは以前笹尾根に来た時に下山したコースなので、記憶に残っている。休むことなく順調に下り、時折登山者と抜きつ抜かれつ麓の村落に到着。 以前はすぐ近くの「蛇の湯」という秘湯に入ったが、今回は数馬の湯を目指す。 さてバスの時刻をみると30分以内で温泉から上がるとちょうどバスに乗れるが、温泉は意外と混んでいて、結局14時台のバスに乗れず1時間近くも待たされる羽目となった。
感想
 結局ひとりで三頭山に登ってきたことになるが、これで気になっていた奥多摩三山をすべて制覇したことになる。天気も最高で富士山もきれいに望めた。 しかし都民の森で入門者にも優しい山のせいか、すごい人出で山頂は騒がしい。一方、大沢山から笹尾根に続く稜線はいたって静かな山歩きが楽しめた。 ただ紅葉はやはり広葉樹が少ないせいか那須、安達太良山のようにはいかなかった。途中で出会った登山者によれば、奥多摩は植林の杉林が多いせいだと言っていた。
 心地よい筋肉痛で、今月末に予定されている 丹沢湖マラソンの練習にもなった。

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