妙義山(2,956m)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 群馬県の妙義山に行ってきました。
山行日 2019年11月16日(土)
相馬岳山頂にて
天気 晴れ、微風
企画 KMT
装備 5-6kg
同行者 Tさん、Kさん、Mさん、Kさん、Fさん、Sさん、Uさん夫妻、Mさん、Xさんの計11名、
コース
概要
道の駅駐車場<->妙義神社<->白雲山登山口<->第一見晴<->第二見晴<->タルワキ沢出会<->相馬岳

行動記録
【11/16(土)晴れ時々曇り、微風】
自宅(4:40)--鶴川駅(5:00)==国立府中IC(5:45)==松井田妙義IC(7:15)==道の駅(7:45)

妙義神社(08:10)→第一見晴(08:40)→第二見晴(09:05)→タルワキ沢のコル(10:30)→相馬岳頂上(10:50,12:00)→タルワキ沢のコル→妙義神社(14:00)

道の駅(14:20)==美ヶ原温泉(14:30,15:15)==松井田妙義IC(15:30)==高尾山IC(18:30)==鶴川駅(19:00)--自宅(19:10)
行程図

国土地理院地図より作成

天気図
■11/16(土) 日の出 6:21, 日の入り 16:35  晴れ 18.9℃/6.3℃   0.0mm
   
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載 @前橋
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・中央道・圏央道・関越道・上信越道(国立府中IC→松井田妙義IC):3,680円
・上信越道・関越道・圏央道(松井田妙義IC→高尾山IC):     3,320円
温泉 妙義ふれあいプラザ もみじの湯:          日帰り入浴 510円

◆ 日誌と写真
行動日誌
 関越道から富岡JCTで上信越道に入ると左手に険しい山が現れる。妙義山である。 中高年登山者が滑落したとのニュースも耳もしている。
 TさんからKMTの11月山行は妙義山だというので、ほんとに我々で行けるのか気になったが計画書の地図をよく見れば ふもとの道をめぐるコースのようである。ただ一ヵ所だけ主稜線相馬岳に登るコースとなっている。 「山と高原地図」でも相馬岳に向かうタルワキ沢は点線となっている。そこでTさんに念をおすと大丈夫ということであった。
 次の心配事項は、右足太腿の筋が痛みだしていることだ。 9月の木曽駒ヶ岳・空木岳縦走、それから雁ヶ腹摺山以来、ジョギングしていると右太腿の筋が痛み出した。 通勤で駅の階段を登るとだんだん痛みだし、もっぱらエスカレータやエレベータを使っている。 下る時はまったく問題ないのだが、どうも登る時に痛みがひどくなるようで足の筋肉筋が損傷しているようである。
 こうした中、あの岩山の妙義山を登るということで参加することに躊躇していたがせっかく申し込んだことだし、 また今回は近所に住むS君が車を出してくれるというので、思い切って参加することにした。
【11/16(土) 晴れ、微風】
 天気は申し分なく晴れ予報。朝5時に駅のロータリーでS君と待ち合わせ。 前回は私が車を出したので今回はS君の番ということである。 5時というとまだ暗いが中央道から圏央道、それに関越道に合流するルートで走っているうちに夜も明け、それとともに真っ青な空が広がっていた。 心配していた関越道への合流もほぼ渋滞もなく順調に進む。富岡JCTから上信越道に入り、今日目指す妙義山がその荒々しい姿をさらけ出した。 渋滞もあわず思ったより順調だったので30分も早く集合場所に到着。 集合場所は登山者用駐車場であったが、道の駅におっちゃんが居て、登山口に近い道の駅の駐車場に停めてよいとのことだった。 ほどなくして皆さんも到着。今回は新しく女性2名がメンバーに加わっているので、ちょっと緊張する。
 妙義神社の中を抜けて行くのであるが、神社の長い階段でまずは右太腿の筋が持ちこたえられるか最初の試練であった。 幸いストックに頼ってなるべく右足に負担をかけないよう登ったせいかあまり痛くならなかった。
 神社を過ぎてから山道になるが、幸い道は山腹をトラバースしているので傾斜はそんなにない。神社の境内もそうであったが、辺りの紅葉が美しい。

妙義神社の階段を登るパーティ

登山道へ
 ほどなくして第一見晴に到着。そこからは上信越道が通っている盆地の町並みが望めた。さらに登山道を進むと第二見晴に到着。 ここでちょっとした崖を登ると眼下には山に囲まれた下仁田の町が望めた。行く手の方には妙義山のするどい頂がまじかに見える。 そこからほどなくしてタルワキ沢出会に到着し、ここからが本格的な登りになる。

第一見晴にて

第二見晴より妙義山
 右足に負担がかからないようストックを十分利かせて登っていく。だんだん岩肌が出てきて道は険しくなる。といっても危険というほどでもない。 ただ一ヵ所、大きな岩を超える箇所があり、高さも2mくらいか足場が見つからない。落ちたら怪我はすることは間違いなしというところである。 女性陣には後ろの人が手で足場をつくってやったり、おしりを持ち上げたりして難なく超えていった。 こちらは登山靴の靴底のゴムのグリップを利かせて一気に登る。滑ったら終わり。まあなんとか無事通過。 おかげですっかり右足太ももの痛みも忘れていた。
 険しい沢筋の登りを終えるとタルワキ沢のコルに到着した。ここは妙義山の主ルートである稜線上にある。 ヘルメットをかぶった男性2人が勇ましく通過していった。
 タルワキ沢のコルから相馬岳へのルートは普通の登山道である。右手には天狗岳の切り立った岩の岸壁が見える。
 相馬岳山頂に着くと登山客が数人寛いでいた。相馬岳の先にはそれこそギザギザの山塊がドーンと聳えている。 ヘルメットかぶった兄ちゃん達は当然そこを目指すのであろう。その向こうには荒船山、浅間山など上信越の山々が望めた。 ひととおり眺望を楽しんだ後、昼食タイムとする。日差しもたっぷり、飯を食べたら眠くなり横になってとうつろうつろしていた。

相馬岳山頂より浅間山を望む

相馬岳から先は険しい山塊
 昼飯を終わって下山。紅葉のタルワキ沢を下っていく。 登るときに不安を感じた箇所であるが、降りる方はお尻を滑らせて着地するだけなので、問題はなかった。

タルワキ沢を下る

紅葉の下を下る

沢筋をどんどん下る

秋の木漏れ日
下っている時に今回初めて参加した女性と会話した。
 「山はよく行かれるのですか?」
 「この間高尾山に」
 「そうですか。初心者は高尾山から挑戦しますね。」
 「高尾山から陣馬山に行きました。」
 「えっ!、私はTさんと陣馬山から高尾山に行きましてバテバテになりましたが。。。」
 「往復はできなかったですけど。。。」
 「・・・」
 ということでレベルが違うことが明らかになった。 そういえば、登山というよりトレッキングをしているとのことだ。どうりで下りでも常に先頭集団にいて我々のペースに合わせてられないっていう感じであった。

紅葉の大木

一休み
 タルワキ沢出会に着いてから、昼休みを長くとったせいか帰る時間が遅くなるということで結局元来た道を戻ることにした。 駐車場に戻ってきて、道の駅で買い物をしてから近くの温泉に入って汗を流した。温泉を出ると荒々しい妙義山が黒い山塊を映していた。

第一見晴より

あんなところを登ってきたのだ!
 帰りの渋滞が気になるので早々に出発した。そのせいかあまり渋滞に引っかからずに自宅に帰ることができた。
感想
 あの荒々しい妙義山、主稜線ではなかったが、そのうちの一つのピークを制覇できただけでも満足である。 それに心配していた右足太腿の筋も痛みをそんなに感じることなく登山できた。むしろちょっと回復した感じさえした。 なるべくストックを使っての登山であったが、上り下りで足の筋肉や筋も延ばされたせいなのかもしれない。
 それにしても今回参加した女性のうち、ひとりは「走る女」という女性ばかりのランニングクラブのリーダーとのことである。 埼玉県を中心に7,000人のメンバーがいるそうで、いやはやすごい人がこのKMTに加わったものだ。

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