妙高山・火打山
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 百名山の妙高山(2,454m)と火打山(2,462m)に行ってきました。
山行日 2016年8月4日(木)~ 6日(土)
堂々とした妙高山
天気 8月5日 晴れ時々曇り、微風
8月6日 晴れ時々曇り、微風
企画 KMT
装備 5-6kg (1泊二日)
同行者 Tさん、Kさん、Kさんの総勢4名
コース
概要
【1日目】
笹ヶ峰登山口→黒沢→富士見平→黒沢池ヒュッテ→妙高山→黒沢池ヒュッテ
【2日目】
黒沢池ヒュッテ→茶臼山→高谷池ヒュッテ→雷鳥平→火打山→雷鳥平→高谷池ヒュッテ→富士見平→黒沢→笹ヶ峰登山口

行動記録
【8/4(木)晴れ、微風】
自宅(16:00)==東村山市(18:00)==川越市(19:00)==飯能市(21:00,21:10)==狭山日高IC(21:00)==黒姫野尻湖PA(23:00)
【8/5(金)晴れ、微風】
黒姫野尻湖SA(4:30)==妙高高原IC(4:50)==笹ヶ峰登山口(5:30)
笹ヶ峰登山口(5:42)--0:50--黒沢(6:32,6:36)--0:45--富士見平分岐(8:19)--0:20--小沢(8:31) --0:35--黒沢池ヒュッテ(8:58,9:10)--0:30--大倉乗越(9:41,9:45)--0:40--長助池分岐(10:26) --1:28--妙高山山頂(11:54,12:20)--1:22--長助池分岐(13:42)--1:02--大倉乗越(14:44)--0:35--黒沢池ヒュッテ(15:15)
【8/6(土)晴れ、微風】
黒沢池ヒュッテ(5:18)--0:55--茶臼山(6:11)--0:25--分岐(6:36)--0:20--天狗の庭(6:58)--0:20--雷鳥平(7:32,7:40) --0:30--火打山山頂(8:08,8:30)--1:10--天狗の庭(9:40)--0:20--高谷池ヒュッテ(10:00,10:15) --0:45--富士見平(10:59)--1:10--黒沢(12:08,12:30)--0:50--笹ヶ峰登山口(13:19)
笹ヶ峰登山口(13:30)== 温泉「ランドマーク妙高高原」(14:00,15:00)==妙高高原IC(15:25)==狭山日高IC(18:00)==飯能市(18:15) ==川越市(19:00)==東村山市(20:00)==自宅(21:00)
行程図



天気図
【8/5(金)】 日の出 4:56, 日の入り 18:50  晴れ 33.8℃/22.0℃, 54%, 北 4m/s, 降雨量 0.0mm
   
【8/6(土)】 日の出 4:57, 日の入り 18:49  晴れ 34.9℃/23.0℃, 48%, 北北東 2m/s, 降雨量 0.0mm
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @長野県(長野)
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・高速(狭山日高IC~妙高高原IC): ¥3,900(ETC割引)
宿泊 ・黒沢池ヒュッテ:     一泊二食  ¥9,000
温泉 ランドマーク妙高高原: 日帰り入浴  ¥800
◆ 日誌と写真
行動日誌
【8/4(木) 晴れ、微風】
 いつものメンバーから妙高・火打山に行かないか、と誘われた。 ちょうど8月の後半に北アルプス、鷲羽岳・水晶岳を計画しているので、ちょうど本格的な北アルプス登山の準備になると思い、喜んで参加した。
 この地域になると東京からはちょっと遠いので、最初の計画では私の自宅が一番遠いので、それぞれの自宅を回って拾って現地に向かうこととなった。 当初の計画では、私の自宅発が午前2時となっており、いくら運転を代わってもらえると思いながらもほぼ寝れないな、ということで、それなら、 9時頃出発して、途中コンビニの駐車場で車の中で寝ていくよ、と返事したら、それなら、もう少し早めに出発して、現地付近で車中泊しようとなった。 ともかく定年再雇用嘱託の身で休みを気楽に取得できる私と違ってメンバーの中には現役で夕方までしっかり働かななければならない者もいるので、その方のお宅には夜の9時に伺うことで決着した。 それで遅くとも深夜までに高速道路のどっかのSAで車を止めて車中で寝るなり、軒先で寝るなりしてしっかり睡眠をとってから山行ということとなった。
【8/5(金) 晴れ、微風】
 さて自宅から最初のメンバー宅である東村山市までは運転して、その後はそれぞれのメンバーに代わって運転してもらった。 私の方は車中でコンビニ弁当とビールを呑んで、ほろ酔い気分でうつろうつろしていたら、姥捨SAで車が止まり、そこで仮眠することになった。 私と他のもうひとりが駐車場横にある建屋の軒先で寝袋を敷いて寝る。 ビールを呑んでいたせいか、車外ではあったが寝袋で身体を延ばすことができたので、メンバーの中で一番睡眠を取ることが出来たようだ。
 早朝車は、妙高ICを降りて、山の方に向かって途中ゲレンデの横を通り、どんどん山奥に入る。

笹ヶ峰登山口 あの奥に木造のゲートが登山口

黒沢
 天気はまずまず、明るい太陽も出て緑がまぶしい。ほどなく笹ヶ峰の登山口に到着。 私は寝不足にならなかったが、Tさんは運転、それに車中の狭いところで寝たせいか、熟睡できなかったとか。
 さてりっぱな門がある登山口からはしばらくは木道でなだらかな登りが続く。それは黒沢まで続いていた。 そこで休憩をとり、いよいよ登り坂に入る。十二曲りというところもゆっくり登ったせいかそうしんどい思いもせず、富士見平まで頑張られた。

富士見平

黒沢の湿原
 富士見平では富士山が望めないばかりか手前の山(黒沢岳)しか見渡せない。ただこれまでの樹林帯から青い空が大きくなりすがすがしい。 そこからしばらく行くとなんと広大な湿原に出る。気持ちも晴れ晴れし、青い空と緑の草原が気持ち良い。 昨年の巻機山、それから6月に行った苗場山といいこのような広い湿原は私のお気に入りである。 木道が整備され、その中をのんびり写真を取りながら歩く。

のんびりと木道を歩く

独特の形をもつ黒沢池ヒュッテ
 そんな木道の道を進むと突然青い異様な形の建物、天文台かと思わせる黒沢池ヒュッテに到着した。 すでに宿泊客はみんな出払っているようであまり人がいない。が、突然小屋の裏からなんと外人が出てきてつたない日本語で「用があったら叫んでくださいよ。」と言う。 今晩はここで宿泊することと今から妙高山に行くので荷物だけ、デポさせてもらう。

長助池分岐

妙高山山頂にて
 今回の登山で妙高山をピストンすると聞いていたのでサブザックに水、コンロ、それに昼食を詰めて出かける。 まずは大倉乗越までの登り。大倉乗越でやっと今回目指す妙高山が望める。ただだんだん雲が出てきたせいか、あまり全容を現わさない。 大倉乗越はちょうど外輪山にあたり、そこから急激に下って、途中小さな沢を越えて長助池の分岐に出る。 ここの道標に妙高山まで1kmとあるが、地図によるとコースタイムは1時間30分である。 マラソンでは1kmなんて6分足らずであるが、山道、それに登りとなるとこんなに時間がかかるんだと思いながらもいざとりかかるとやはりきつい。 大倉乗越しから見た妙高山の山裾を直登している。傾斜は45度あるかと思うくらいきつい。また大きな岩がごろごろしている。 途中で休憩をはさみ、そこから山頂まで一気に登ろうとするが、やはり休憩をとる。 スマホのアプリで高度計を図るとあと200mくらい登りが残っている。なので、覚悟を決めて登り出すと意外とすぐに稜線らしきところに出て小さな祠に出くわす。 そうそうガイドブックにあったよに山頂は祠の裏と書いてあったことを思い出し、案の定山頂に到着。 結局スマホの高度計はいい加減なものである。
 さて山頂に着いてみると2-3人の登山客、少々小さな虫がいるなあ、と思うも山頂を超えて最高峰の妙高大神まで行く。 そこはさらに小さな虫の大群に出くわす。やはり元の山頂の方が昼食を取るのが良かろう、と引き返すも留まっていると小さい虫が服や帽子にまとわりついてくる。 とてもここで昼食を取る気になれない。まるでインディジョーンズの映画にあったような虫の大群である。 山頂の道標で一応記念写真を撮って、早々に頂上を後にする。山頂の道標を見ると上の方はびっしりと虫の大群が黒々と群がっていた。

妙高大神(最高峰 2454m)

今にも崩れてきそうな大岩
 山頂から下るも登山道は例のごとくほとんど急傾斜、ちょっとした大きな岩のところの虫も居なくなったところで、なかばたったまま昼食をとる。 それにしても山頂で衣服にくっついた虫がここまでいついている。特に襟にまとわりついているのが気持ち悪い。お互い虫を払ってようやく落ち着く。
 その後、この急登を下りやっとのことで、長助池分岐に到着。 先に行ったKさんはすでに近くの沢で休憩しているようなので、そこまでいって汗をぬぐう。そこからまた大倉乗越しへ急登であるが、あの妙高山の登りに比べれば短い。 途中Tさんが足が痙攣したということで、休憩をはさんでゆっくり登る。大倉乗越に到着し、あとは小屋まで下りということで一安心する。 そういえば、私はよく寝たが、Tさんは運転し、またSAでも車内で寝たせいか十分な睡眠がとれなかったらしい。 確かに寝不足であの急登を制するのは、年齢のことを考えると厳しい。
 やっと今晩の宿である黒沢池ヒュッテに到着し、ビールで乾杯するもTさんは疲れ切ったせいかコーラで十分とのこと。 確かにビールは脱水症状を起こすので、気を付けた方がよい。ただ残りのメンバーはビールの次に私が持ってきたワインボトル、それに持ってきたワンカップの焼酎まで呑み干してしまうのであった。 こちらはその分荷物が軽くなる分、歓迎である。
【8/6(土) 晴れ、微風】
 山小屋の主人は例のアラスカから来た外国人が仕切っていた。そのせいかどうか知らないが、朝食はクレープ。 クレープにジャムを付けて食べるのであるが、これがクレープから染み出して手がべとべとになる。 コーヒーとスープで流し込むのであるが、あまりうまいとは思えなかった。片言の日本語で親切そうな人ではあるが。
 さて今日も天気も快晴。皆さん、あわただしく出発する中で、今度はメンバーのKさん。夜中寝ているときに虫にさされた、とのことで、左目が腫れている。 痛くも痒くもないとのことであるが、昨日の妙高山頂の虫の大群といい、なんかこの山にはへんな虫がいるみたい。 なんとか歩けるとのことで、予定通り火打山に向かう。

昨日歩いた黒沢の湿原を見下ろす。その向こうに妙高山

北アルプスが遠くに望めるようになる
 黒沢池ヒュッテの裏を登ると小屋のすぐ横に黒沢池があり、そして昨日歩いてきた湿原が広がっていた。 その向こうに大倉乗越の外輪山の上に妙高山が顔を出していた。今日はその妙高山とは逆の方向にどんどん進む。 昨日の急登とは違い緩やかな登りの道をどんどん進むと茶臼山に着くが、樹林帯の中で展望はない。 そこから高谷池ヒュッテに向けて下っていくが、正面に北アルプス方面が望めるようになる。

湿原のほとりにある高谷池ヒュッテ

火打山が見え出す
 坂を下ったところに高谷池ヒュッテへの分岐に出る。ここからは高谷池の広大な湿原の横を進む。 ちょっと登ったところから三角屋根の高谷池ヒュッテと湿原が美しい。木道をどんどん進むと前方に噴煙を上げている焼山、それに火打山がみえだす。

天狗の庭の湿原と火打山

火打山山頂にて
 天狗の庭と呼ばれる広大な湿原で、そこを通して火打山が美しい。木道のそばには高山植物。ほんとに別世界である。 天気も良く火打山までの道がはっきり見え、その道に沿って登り出すと雷鳥平に出る。 残念ながら雷鳥にはお目にかからなかったが、休憩するにはいいところである。そこから30分ほどで山頂に到着。

白煙をあげる焼山。遠くは北アルプスの白馬岳方面

天狗の庭に戻ってきました
 火打山山頂からすぐ目の前に焼山の白煙がもうもうと湧き上がっている。その向こうには北アルプス、そして日本海も望める。 少々この地域の位置がどのへんか分からなかったので、大きな地図でひとつひとつ山を確かめるとずいぶんの北の方まで来ていたことが分かる。 北アルプスは分かるのであるが、どのあたりなのかしばらく分からなかったが、白馬岳方面、それに鹿島槍の双耳峰も確認できた。
 火内山で360度のパノラマを楽しんだ後、登ってきた道を引き返す。 天狗の庭の湿原では、立派なカメラをもってシャッターチャンスを狙っているご老人、高山植物を求めて山に来たおばさま連中などに出会う。 尾瀬ヶ原と違って人込みは少なく静かなところである。

高谷池ヒュッテ前のテント場 焼山の白煙も見える

黒沢で水浴
 高谷池ヒュッテはテント場もあり、多くの人が休憩していた。また太陽が高くなって日差しがキツくて暑い。一応念のため水を補給して下る。
 富士見平までなだらかな下りであるが、もう周りの景色は望めない。 富士見平から十二曲がりなど急な下りになるが、大きなザックを担いだパーティなど、多くの人が登ってくる。黒沢まではと休憩を我慢するも長かった。 黒沢に着き、川で汗をぬぐい昼食を取る。涼しい沢で昼食、夏山登山の一コマである。
 黒沢から登山口までは快適な木道、今回はローカットの登山靴を履いてきたので、歩きやすい。 半ば走るようにして木道を下るが、ただ登山口のあの木造ゲートまでは思ったより長かった。
 幸いKさんの顔の虫刺されもなんとか下山まで持ちこたえたが、さぞうっとうしかったであろう。 途中我々は温泉で汗を流したが、彼は念のために温泉を控えていた。なんと彼は明日テニスの試合で休むことはできないとか。 それにしてもその目ではテニスどころではないのでは、と心配するのであるが。。。
感想
 妙高山といえば、昨年巻機山に一緒に行った新潟県出身のMさんが「いい山だよ。」と言っていたことを思い出す。 巻機山から遠くの方に黒々と望めていた。形がきれいとのことであったが、確かに形がきれいというのは、登りがキツイということを知った。 最近の山行で経験しない急登であった。残念ながら妙高山山頂から下界を見下ろすことが出来なかったが、上越の町が望めたことであろう。
 一方、火打山山頂からは日本海から北アルプス、それに戸隠方面、まだ未登頂の高妻山など、それになんといっても白煙を上げる焼山の迫力が印象に残った。 ガイドブックではあまり印象を受けなかったが、やはり百名山である。 妙高山、火打山、それに焼山の3つを合わせて頚城三山と呼ばれているようであるが、その中で火打山が一番標高が高い。 これまであまりなじみがなかったが、今回妙高山と合わせて行ってみて、急峻な登り、広大な湿原や高山植物、焼山の噴煙など、変化のとんだ山旅が味わえることが出来た。

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