男体山
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 男体山(2,484m)に行ってきました。
山行日 2016年6月4日(土)
男体山山頂にて
天気 晴れのち曇り、微風
企画 KMT
装備 5-6kg (日帰り)
同行者 Tさん、Kさん
コース
概要
光徳牧場駐車場 ⇔林道分岐⇔志津乗越⇔八合目⇔男体山

行動記録
【6/4(土)晴れ、微風】
自宅(4:00)==東村山(5:00)==川越(5:45)==川越IC(6:00)==沼田IC(7:30) ==光徳牧場駐車場(8:10)
光徳牧場駐車場(8:30)--1:10--志津乗越(9:38,9:42)--0:03--志津避難小屋(9:45)--0:05--一合目(9:50)--0:09--二合目(9:59)--0:09--三合目(10:08)--0:09--四合目(10:18) --0:15--五合目(10:33)--0:15--六合目(10:48)--0:09--七合目(10:57)--0:17--八合目(11:14)--0:20--九合目(11:34)--0:14--山頂(11:48,12:35) --五合目(13:30)--0:30--駐車場(14:20)
駐車場(14:30)== 花咲温泉(15:30,16:00)==沼田IC(17:00)==川越IC(18:50)==川越(19:00)==自宅(21:00)
行程図
天気図
【6/4(土)】 日の出 4:23, 日の入り 18:55  晴れ 28.0℃/14.4℃, 36%, 南南西 5m/s, 降雨量 0.0mm
  
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @宇都宮
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・関越道 川越IC~沼田IC:         ¥2,280 (ETC料金)
温泉 ・片品村 花咲温泉  花咲の湯: 日帰り入浴   ¥650
◆ 日誌と写真
行動日誌
【6/4(土) 晴れ、微風】
 最近KMT山行は坪山、パノラマ台など少々物足りない山行だったので、これでは百名山達成がおぼつかなるという思いから、とりあえず近場の百名山で未登頂の山として男体山をまず制覇することで計画した。 日光となると町田からは東京を横断していくので日帰りは少々難しいと思っていたが、電車とバスを乗り継いで登山口の二荒山神社には9時半頃には到着することが分かった。 直登の3時間半コースであるが、十分日帰りできる。そこでいつものKMTメンバーに話すと意外と男体山に行ってくれるという。 そうなるとやはり車が便利ということで、言い出しっぺの私が車を出して、それぞれの自宅付近で拾っていって日光を目指すこととした。 朝が早いが途中運転を代わってもらえるので、電車で行くよりもその方が楽というもんである。しかし朝4時というなんとも早い自宅出発となった。

光徳牧場の近くの駐車場

林道より男体山を望む
 TさんもMさんも以前に男体山を経験しており、車で行くなら裏側から登るのがてっとり早いとのことで、当初予定していた中禅寺湖側ではなく、戦場ヶ原のある裏側から登ることにした。 運転は任せているので、登頂できるのであればどこでもよいということでお任せする。 幸いで天気は良く、関越道を北に車を走らせ沼田ICで下りて国道120号線を東へ、金精峠を抜けやっと戦場ヶ原に着く。
 戦場ヶ原から光徳牧場の方に曲がり林道を進む。Tさん、Kさんによれば登山口の志津乗越まで車が入れたとのことであるが、そのうち10台程度車が止まった駐車場に出くわし、その先の林道に通行止めの柵があった。 仕方ないので、ここで車を駐車し、そこからアスファルトの林道を歩くことにする。登山口の志津乗越までコースタイムで約1時間半だ。
 空は晴れていて気持ちがよいが、朝からの林道歩きは少々つらい。途中道の脇に駐車できそうな広場があると「駐車禁止」の看板。 よほど車を山に入れたくない雰囲気が感じられる。その看板には二荒山神社とあるが、そういえば表の登山道で二荒山神社を通るときには入山料として500円支払わなければならない。 その点、ここ裏道は神社もないし入山料金を徴収する施設もない。 要するに裏から入山料も払わず短い距離で簡単に登山してもらいたくないということであろう。納得する。

志津乗越、ここから登山道

志津避難小屋

八合目付近のザレ場

九合目、山頂に続く稜線に出る
 1時間ほど林道を歩き、やっと志津乗越という登山口に到着。Tさん、Kさんによれば昔はここまで車で来れたとのこと。 確かに広場があるが、大きな石で車が広場に入れないようにしている。なんとまあ徹底していること。
 さてここからいよいよ登りとなるが、すぐに避難小屋に着く。りっぱな避難小屋であるが人が泊まった気配はない。 そこを通り過ぎるとさっそく一合目の標識。その後、2合目、3合目と標識は確実に登りを刻んでいる。林の中なので眺望はなし。 7合目付近でザレた箇所があり、男体山に対抗する女峰山とか望める。8合目で登りはなくなり、9合目で山頂に続く稜線に出るが、あいにく曇っている。

露岩の上に屹立する御神剣

山頂の様子
 山頂では多くの人が昼飯を取っている。また中禅寺湖側から次から次と人が登ってくる。 あいにく中善寺湖側から湧いてくる雲で中禅寺湖が見えないが、ときおり雲の切れ間で中禅寺湖が見える。日光は来たことがないので、大きな中禅寺湖を望めると心が躍る。 中禅寺湖畔にはイギリスやイタリアの大使館別荘があるが、日本とは思えない景色であると最近読んだ小説に書いてあった。
 山頂では1時間ほど過ごした後、登ってきた道を引き返す。下っている途中、5合目付近で登ってくる山ガール2人連れに出会う。 よくもまあこんな時間に登ってくるとは。まあ日が長いので、夕方までには下りてこれると思うが。
 志津乗越に下りてきて、また延々駐車場まで林道歩きを強いられるかと思い、仕方なしにとぼとぼ歩いているとマイクロバスが通り、幸い我々3人をそのバスに乗せてくれる。 そのマイクロバスは茨城の山登りクラブの人が乗り込んでいて、聞くところによると今日は女峰山に行ってきたとのことで、いつもみんなでマイクロバスであちこち山登りをしているとのこと。 同じような年代の方だったので山の話などで退屈しなかった。それでなんといってもお陰様で駐車場に早く到着した。
 さて車に戻って着替えをして、その後光徳牧場のアイスクリームを食べる。そのあと戦場ヶ原を少々見学する。 もっと静かで自然豊かな湿原かな、と思っていたが、観光客用にデッキがあり、湿原というよりも広大な原っぱという感じであった。
 さて車は金精峠を抜け、Kさんの親戚がいる片品村までいってそこで、Kさんと別れる。 その近くに花咲温泉という立派な温泉があったので、そこで一風呂浴びて帰ることにする。 そこは片品村でも外れた場所で車もあまり通らないところであるが、駐車場には観光バスが駐車しており、また温泉も混んでいた。 どうしてこんなに人が多いのか、地元の人だけでなく観光客も来ているようだ。そんなに有名な温泉なのかどうか分からない。
感想
 さて念願の百名山を1座加えることが出来て満足できた。
 先日山岳講座なるものに参加してきたが、その中で体力テストについて説明があった。 つまり1時間で何メートル登れるかで登山の体力が分かるということで、以下に示す説明であった。
(鹿屋体育大学スポーツトレーニング教育研究センター、山本正嘉氏)

① 500m上れる人は、夏山のバリエーションルートや雪山の一般ルートでも登れる基礎体力がある。
② 400m上れる人は、北アルプス等の無雪期の一般的ルートでも登れる基礎体力がある。
③ 300mくらいの人は、低山ハイキングならば問題ないが、本格的な山に向かうには体力不足。

今回志津乗越から山頂まで標高差にして約700m、そこを約2時間かかったので1時間あたり350mであった。 北アルプスに行くには400mとあるが、この8月に北アルプスの鷲羽岳、水晶岳を目指そうと思っているので、少々体力不足は否めない。

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