鳴神山(なるかみやま)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 群馬県桐生市の鳴神山(979.8m)に行ってきました。
山行日 2017年5月20日(土)
鳴神山山頂にて
天気 5月20日 晴れのち曇り、微風
企画 Kさん
装備 3-4kg
同行者 Kさんとふたり
コース
概要
大滝登山口→大滝→肩の広場→鳴神山→椚田峠→コツナギ橋登山口→大滝登山口
行動記録
【5/20(日)晴れのち曇り、微風】
自宅(5:00)===東村山市(5:14)===入間IC(5:38)==太田藪塚IC(6:50)==大滝登山口(7:30)

大滝登山口(7:50)--0:07--大滝(7:57)--1:00--肩の広場(8:58,9:00)--0:10--鳴神山(9:10,9:30) --0:30--椚田峠(10:02)--0:30--コツナギ橋登山口(10:30)--0:30--大滝登山口(11:00)

大滝登山口(11:20)==太田藪塚IC(11:58)==入間IC(12:55)==東村山市(13:30)==自宅(15:00)
行程図
天気図
【5/20(土)】 日の出 4:34, 日の入り 18:47  晴れ 31.6℃/16.1℃, 28%, 東南東 2m/s, 降雨量 0.0mm
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @東京
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・入間IC―太田藪塚IC:    2,170円
駐車場 ・大滝登山口:  許可が必要らしい、無料
◆ 日誌と写真
行動日誌
【5/20(土) 晴れのち曇り、微風】
 5月の新緑シーズ。5月の連休は大阪の実家、伊那谷に住んでいる友人宅、また次の週も大阪となかなかこの季節のいい時期に山に行けない状況が続いた。 いつも一緒に山に行っているKさんから桐生アルプスの鳴神山に行かないかとの誘いがあり、天気も良いのでさっそくお供する。 とはいえ、「鳴滝山」と言われてもどこの山か群馬県の桐生市の北の方ということくらいしか頭に浮かばなかった。 ネットで調べてみたら、群馬県桐生市の北部にある「鳴神山〜吾妻山間の縦走路」のことを桐生アルプスと呼んでいるようだ。自宅からはちょっと遠い。

大滝登山口駐車場

大滝
 さて朝早くKさん宅に迎えに行き、鳴滝山に向かうも東から登るか、はたまた西から登るか迷っているとのこと。 東側は道はいいが駐車場が確保できるか、なにしろ付近の許可をいるようである。西側は登山口まで林道、地図でみるとなんか舗装していない狭い道のようである。 そこで関越道路を北に向かいながら、私の心としてはやはり自分の車にやさしい東側から登ることにした。
 さて駐車場についてみると、すでに3台程駐車しており、登山支度をしている人に聞いたら駐車するのに許可とか何もしていないとのことであった。 傍にある山荘も桐生市営のもので、人がいる気配がなかった。ということで、さっそく身支度して登りかかる。
 登山口からは杉林の道を登っていくが、ほどなくして大滝に着く。

肩の広場

鳴神山山頂の標識
 樹林帯の道を登っていくと、この山で自生している「カッコウソウ」の群落があるらしい。途中、その花を追い求めているおじさんに遭遇。 そのおじさんによれば、今年はさっぱり見かけないらしい。確かに柵で覆われた地域は緑の草ばかりで花らしいものは咲いていなかった。 それにしても、そのおじさん、とても登山客には見えないちょっと太ったおっちゃんであるが、山の花を追いかけるような風貌ではなかった。
 その群落地を通り過ぎるとほどなくして「肩の広場」と呼ばれる峠に到着。その峠に「カッコウソウ」の群落地を示した地図とか説明した看板があった。 確かにそれを目当てにこの山に登ってくる人が多いようだ。
 その峠から10分ほどで鳴滝山の山頂に到着。天気はピーカンの快晴。見晴らしは最高であったが、関東平野の方はやはり水蒸気が多いせいか霞んでいる。 霞がなければ富士山まで望めるそうだ。北の方に目を移すと、袈裟丸山、皇海山など奥深い山々が連なっている。その向こうに日光白根山。 西の方は浅間山なども望め360度の眺めが楽しめる。それにしても結構奥深い山々が望める。
 あの花のおじさんも峠から山頂に登って行ったような気がしたが、山頂にはいなかった。山頂からの景色を楽しむよりは、花を追いかけて先に行ってしまったらしい。 その代わり、若い山ガールが我々の後に登ってきた。若い女性がくると賑やかになる。

山頂より北方向を望む

椚田峠
鳴神山から下山して15分ほどで椚峠に着く。

カッコウソウ群落の復活を願って

カッコウソウ
 椚峠から少し下ったところにカッコウソウの群落があり、登山客が10人ほど集まっていた。 柵で覆われた群落の中をみると少々花が咲いているではないか。傍にいた説明者によれば、株を増やしてわざわざ植え付けているとのこと。 今年の冬は寒かったり暑かったり寒暖の差が大きくて例年に比べ花が少ないということで、咲いているのは10輪ほどであった。
感想
 カッコウソウ、よくあるような名前であるが世界で唯一この山にしかないとのことで、この鳴神山は有名だそうだ。 「国内希少植物種」に指定され採取や譲渡が禁止されている。5月の連休中が見頃とのことであるせいか登山客は多かった。 お陰様で我々も貴重なカッコウソウを見ることが出来てよかった。
 登山口には11時に到着。お昼間に到着したので昼食を食べる時間もなかった。高速道路の渋滞を考えると早めに帰った方がいいと思い、温泉も入らずに帰宅。 たまには午前中にサクッと行って日の明るいうちに自宅に戻る山旅もいいかも。

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