両神山 |
◆ 山行記録 |
山行概要 | ||
報告概要 | 5月の連休の谷間、百名山の両神山に行ってきました。 | |
山行日 | 2014年5月2日(金) | 両神山頂から北側の八丁峠方面を望む |
天気 | 晴れ、微風 | |
コース 概要 |
日向大谷口(630m)⇔両神山荘(登山口)⇔会所⇔清滝小屋⇔両神神社⇔両神山頂(1,723m) | |
装備 | 3-4kg (日帰り) | |
同行者 | Tさん、Kさん、Kさん、Kさん兄妹の計6名 | |
企画 | KMT |
行動記録 | |
【5/2(金) 晴れ、微風】 | |
自宅(21:10)== 道の駅両神温泉の湯(23:30, 07:15) == 両神山荘手前駐車場(7:35) 両神山荘手前駐車場(7:45)--0:35-- 登山口(8:20)--0:50-- 清滝小屋(10:00,10:10)--0:25-- 稜線(10:35) --0:35-- 両神神社(11:10)--0:40--両神山頂(11:50,12:50)--0:30-- 両神神社(13:20) --0:40-- 清滝小屋(14:00) --1:40-- 登山口(15:40,16:00) --0:20-- 両神山荘手前駐車場(16:20) 両神山荘手前駐車場(16:30)==道の駅両神温泉の湯(16:50,17:30) == 自宅(21:00) |
行程図 | |||
地図データはヤマレコからダウンロードしたものを使っています。 |
天気図 Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @秩父 |
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【5/2(金)】 日の出 4:49, 日の入り 18:30 |
晴れ,26.2/9.2℃, 43%, ENE 3m/s, 0.0mm |
◆ 山行資料 |
アプローチメモ | |||||
交通手段 |
・中央自動車道 稲城IC~高円寺IC ¥ 620 ・関越自動車道 練馬IC~花園IC ¥1,860 ・皆野寄居バイパス ¥ 420 |
温泉 | ・道の駅 両神温泉薬師の湯 ¥600 電話:0494-79-1533 |
◆ 日誌と写真 |
行動日誌 | |
【5/2(金) 晴れ、無風】 | |
両神山というと百名山のひとつという認識はあるのですが、群馬か長野の県境付近か
位置関係もよく分からない程度でしたが、今回埼玉県と長野県の県境で飯能市から
ちょっと奥に入った秩父ということで意外に近い山とは知りませんでした。 ただ深田久弥の日本百名山では「ギザギザした頂稜の一線を引いているが、左右は ブッ切れている。あたかも巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、 一種怪異なさまを呈している。」とあり、相当な岩山なのかもしれない。また 登山口から山頂まで1,000mの登りということで、久しぶりに気合を入れないと 登れない山という気がした。また電車では早朝の待ち合わせには間に合わないので 前日に車で集合場所である道の駅両神温泉の湯に向かう。 なお天気予報では、この5月の連休でもっとも安定した行楽日和で期待できる。 | |
両神山荘までは満車で行けず手前で駐車 |
両神山登山口 |
自宅を夜の9時過ぎに出て、11時半頃目的地に着く。事前に道路地図を調べていたが
ナビにしたがって行くとなんと関越道を運転しているとどんどん北進し花園ICで降りて、
それからまた有料道路を経るというコースで、事前に調べていたコースと全然異なる。
多分ナビはもっとも早く目的地に着くコースを選択したと思うが、早く目的地について
寝たいので少々金のかかるコースもやむを得ない。帰りは地道で行こう。 ただ車中泊、結構寒くて熟睡できず。これほど寒いとは想定していなかった。朝7:00 に集合し、ここから2台の車で登山口を目指す。登山口付近は駐車スペースはあまり ないとのことから5月の連休を避けて平日にしたのであるが、やはり両神山荘付近までは 駐車場は満車とのことで手前の駐車場であきらめる。ここから登山口まで10分ほど 道路を歩いて登山口に。 | |
会所 |
会所 |
会所までは山の等高線に沿った上り下りの道で、そこから川を2~3回渡ってから登りが
きつくなる。そこを我慢して1時間ほど登っていると水場に着く。ここで一休みして
水分補給、そこから10分ほどで清滝小屋に着く。ここらあたりまでが新緑が美しい。
また川沿いには雪が残っていた。 | |
神には似つかわしくないロッジ風の清滝小屋 |
稜線への急登 |
両神神社 |
クサリ場 |
クサリ場 |
クサリ場 |
清滝小屋からはまだ新緑が芽吹いていない樹林帯の中をジグザグの登りでほどなく七滝沢
からの分岐に出会い、もう少し登れば稜線に出てやっと両神山らしき山頂が望める。
クサリ場が出てくるが、あまりたいしたことはない。両神神社からはちょっと下って
いよいよ両神山に向けて本格的に岩稜づたいになりクサリ場がそこそこ出てくるが、
クサリに頼らなくても手足をちゃんと岩にホールドすれば登れないほどではない。 | |
両神山頂直下 |
山頂での登頂証拠写真 |
山頂直下の最後のクサリ場には渡りの木道がかけてあるので危険はない。
これが木道が無ければ岩場をトラバースすることとなり、そこに張られているクサリが頼りになるのだろうな、
と思う。 山頂はやはりガイドブックにあったように狭く平らな場所は少ない。平日だというのに 大勢の人でごった返ししていた。山頂からは360度の見晴らしで、両神山が秩父の山々に 囲まれた奥深い山であることを実感する。遠くには雪を抱いた南アルプス、谷川岳が 望めたが残念ながら富士山は見つからなかった。天気は快晴であるが、高い山稜には ちょっと雲がかかっている。昼食は山頂を避けて岩稜の尾根をもう少し先に行った ところに狭いながらも平らな場所があったのでそこで寛ぐ。 | |
清滝小屋の内部 |
弘法之井戸 |
鷹匠に会う |
登山口に到着 |
途中で鷹を手にした人に会う。この格好で山登りとはクサリ場では大丈夫だったのだろうか。
鷹はおとなしいとのことですが、目つきは鋭いのですがどことなく優しい感じもした。
これで中型とのこと。いやはやいろんな人が山に来るもんだ。 1,000mの下りはちょっとしんどかったが、筋肉痛までは至らなかった。 さて山から下りてきて温泉に入ろうとするもサイフがない。ザックやズボン、服のポケット、 それに車の中を探すも見つからず、やむを得ず温泉入浴をあきらめ、友人から少々現金を 借りて自宅まで地道をスゴスゴ帰ってきた。翌日、自宅で車の中をくまなく探すと「あった!」、 サイフのやつシートとセンターボックスの間に直立不動のまま立っておりました。 どうりで上から目線では見つからないはずであった。 |
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感想 | |
両神山の山名の由来は、イザナミ、イザナギの二神を祀ってあるので「両神山」説、
日本武尊が東征の折に、この山を八日間見ながら旅を続けたので「八日見山」説などがあるとかで、
いずれにしろ信仰の山であったことから石碑、石像が多い。 久しぶりの百名山、また登りが1,000m、それに岩稜の山ということで覚悟してきたが、意外とあっさり登れた。 これでサイフ事件が無ければ、ゆっくり温泉も楽しめたはずなのに、その点まことに残念であった。 |