笹子雁ヶ腹摺山(1,358m)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 秀峰富嶽12景の4番山頂の笹子雁ヶ腹摺山に行ってきました。
山行日 2018年11月10日(土)
笹子雁ヶ腹摺山 山頂にて
天気 晴れ、微風
企画 個人企画
装備 7-8kg
同行者 単独行
コース
概要
笹子駅━笹子雁ヶ腹摺山━米沢山━お坊山━大鹿峠━景徳院
行動記録
【11/10(土)晴れ、微風】
自宅==鶴川(5:44)+++町田+++八王子+++高尾+++笹子(7:33)

笹子駅(7:50)--0:35--登山口(8:25)--0:50--P.1188(9:15)--0:44--雁ヶ腹摺山(9:59,10:30)--0:45--鎖場(11:15)--0:16--米沢山(11:31)--0:52--お坊山(12:23,13:00)--0:30--大鹿峠(13:30)--0:06--分岐(13:36)--0:49--景徳院(14:25)--0:05--バス停(14:30)

景徳院(14:45)===甲斐大和駅(14:55,15:30)+++高尾(16:30)+++八王子+++町田+++鶴川(18:00)==自宅
行程図


国土地理院地図より作成
天気図
【11/20(土)】 日の出 6:16, 日の入り 16:43  晴れ 24.5℃/13.3℃, 38%, 北西 6m/s, 降雨量 0.0mm,
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @甲府
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・小田急(鶴川-町田):        154円
・JR(町田→笹子):        1,317円
・JR(甲斐大和→町田):      1,540円
・バス(景徳院入口→甲斐大和駅):   300円
◆ 日誌と写真
行動日誌
 雁が腹摺山、ちょっと珍しい名前の山であるが、以前本社ヶ丸に行った時、また滝後山に行った時、笹子駅に置いてあった大月のパンフレットにある秀麗富嶽十二景のひとつということで気になっていた。駅から歩いていけるし、甲州街道の要所である笹子峠にある山として一度訪れてみたいと密かに思っていた。。
 11月になり、土日が天気が良さそうなので、2~3日前に突然行くこととした。またついでに山仲間に声をかけたが、やはり突然の誘いだったせいかいつもの連中から行きたいけど、、、という返事が返ってきた。なので、ひとりでいくこととした。
【11/10(土) 晴れ、微風】
 11月になると日の出が遅く5時に起きてもあたりはまっくら、自宅を出て駅に向かうも晴れているのか曇っているのかよく分からない。確か天気はいいはずなのに、と八王子に向かう電車の中からようやく明るくなった外をみるとどんよりした空のように見えた。ラジオの天気予報を聞いていると午前中曇りで午後から晴れると言っている。曇りということでは明日に延期、次の駅で下りて家に引き返そうかと思っているうちに、また外を見ると青空の中に雪を抱いた富士山の頭がちょっと望めた。曇天と思っていたが、まだ外が暗かったせいかも知れなかった。八王子駅で中央線に乗り換える時は、あたりは明るく駅のフォームは登山客が一杯、やはり行楽日和のせいであろう、すぐに松本行の鈍行電車が来たが満席で座れなかった。
 大月駅を過ぎてやっと席に座れたが、笹子駅はその2つ目、電車の中でゆっくり朝飯のパンでも食べようかと思っていたが、なかなか食べることが出来ず、結局笹子駅に着いてから駅のベンチで朝食をとる。笹子駅では登山客が10人程度下車したが、食べている間に皆さん出発していった。

快晴の笹子駅

笹子雁ヶ腹摺山の登山口
 笹子駅から最初は国道20号線沿いを歩く。朝8時だというのにそこそこ車が音を立てて通り過ぎる。30分ほど歩いて旧甲州街道と20号線の分かれ道であるS字カーブのところに階段があり登山口の表示がある。最初は杉木立の中の一直線に登っていく。勾配はかなりきつい。さっそく暑くなり半袖になってちょうど快適な体制になる。登山客は誰もいない。静かな木立の中を登っていく。鉄塔を過ぎてちょっとしたピークを過ぎてから遠くの方に反射板が見えた。そこで休憩と思っていたら、反射板は山頂のすぐ直下であった。駅からずっと歩き通しで、思ったより早く山頂に到着した。

鉄塔

山頂直下にあるマイクロ反射板
 反射板、元来無線通信をやっていたので光ファイバーが張り巡らせれている、また携帯電話網が行き渡っている、さらに私の専門である衛星回線もある世の中で、いまだにこのようなマイクロ波の反射板で通信をしているのか疑問である。ただ一度設置すると撤去するのも山奥に建っている分費用がかかるであろう。反射板の塗料は剥げていたし、標識にも所有者などの表示も一切なかった。こんなところで、自分の仕事を思い起こすとは思わなかった。
 さて山頂に着くとベンチでカップルが休憩していた。登ってくる間誰にも会わなかったが、やはり山頂には人がいた。とりあえず写真を撮り、しばらく休んでいるとそのカップルはそのうち米沢山の方に向かって行った。ここで朝食の残りを食べていると若い兄ちゃんがひとり登ってきた。山頂からは富士山や南アルプス、それに甲府の盆地を挟んで八ヶ岳や金峰山の山々が望めるが、しかしいかんせん木々が邪魔になっている。

雁ヶ腹摺山の狭い山頂

多くの標識

小枝の向こうに富士山

雪の南アルプス
 さて山頂で長い休憩を撮った後、米沢山に向かう。雁ヶ腹摺山から急激に下るが落ち葉で道が分かりにくい。急斜面でジグザグに下っていくが途中枯葉の中に隠れている木の根っこによってすべって尻もちをついてしまう。下り終わったところから少々開けた見晴らしのよい場所があり、そこから富士山、それにこれから登る米沢山、お坊山が見える。米沢山へはちょっとした急な岩場があり、鎖が垂れ下がっている。ただ木の根っこや岩角などホールドがいくつもあるので危険はない。

米沢山とお坊山

米沢山の鎖場
 鎖場を過ぎて少々登ると木立の中の米沢山の山頂に出る。当然見晴らしもよくないし誰もいない。ちょっと休憩をとって、さらにお坊山に向かう。

木立の中の米沢山(1,357m)

お坊山
 お坊山に到着すると雁ヶ腹摺山山頂でで出会ったカップルが昼食を取っていた。時刻は12時半となってたのでこちらも遅い昼食をとる。お坊山からは甲府盆地越しに南アルプスや根子岳、阿方山方面が望めるが、一番いい場所はカップルが占めているので、こちらは見晴らしの良くない場所でコンロを出してお湯を沸かしラーメンをすする。

お坊山から甲府方面を望む

大鹿峠
 大鹿峠からの下りも一気に下っていくが、ここも枯葉で道が分かりずらい。かすかな踏み跡、それにピンクのテープを頼りに下っていく。鉄塔を通過したあたりから道が広くなり、紅葉の中を快適な空間を歩く。

明るい紅葉の中の道

氷川神社の境内に入る
紅葉の山道を下ってやっと民家が見えてきたと思ったら立派なお堂の境内に下りてきた。氷川神社の境内に入る。そこから民家に出るところに氷川神社の鳥居、それから金網の門をくぐる。

紅葉に染まった谷あいにある日の集落

大鹿峠の登り口(民家の庭を通っていく)
 紅葉の山間の集落を眺めながらバス道路に向かうと、普通の民家の庭先を通ってバス道路に出てきた。大鹿峠への登り口は民家の庭を通っていくこととなるので、看板を見落とすと絶対に登り口は分からないであろう。

景徳院山門

バス停(景徳院入口)
 バス停のある駐車場に向かうとと大型バスが一台止まっていて、そのバスが甲斐大和駅のバスかと思ったが、団体ツアー客のバスであった。 景徳院山門の前に観光客が10人ほどカメラで紅葉など景色を撮っていた。 そのバスが出て行ってしまうと広い駐車場にはマイカーで来た客が1人、2人、とても駅まで行くバスに乗るような人はいなかった。 バス停にある時刻表をみるとちょうど14時47分でちょうどいい時間に下りてきたが、バスがなかなか来ない。 10分ほど経過してもう駅まで歩こうかと思っていたら満員のバスが来た。 それに乗り込んで10分ほどで甲斐大和の駅に到着した。 やはりアスファルトの道を歩くよりもバスが正解であった。 電車がくるまで30分以上あるので、近くのコンビニによって缶ビールとつまみを買って駅のプラットフォームでビールを呑みながら電車を待った。
感想
 小春日和りというよりも暑いくらい気候であった。
 笹子峠はその昔甲州街道の最大難所で、旧笹子隧道は難関工事の末昭和13年に完成し、長さ240m、幅3mとのことである。 それが今では国道20号線の新笹子トンネル(全長2,953m、昭和33年)、JRの笹子トンネル(全長 4,656m、昭和41年)、それに中央自動車道の笹子トンネル(全長 上り 4,784m、下り4,717m 昭和52年)と今回縦走した笹子雁ヶ腹摺山と米沢山の下を通っている。 また送電線もいくつか山を越えている。そういえば、山頂直下のマイクロ反射板も甲府と大月間で電波を通すために建てられたのかも知れない。 それこそ信州と関東を結ぶ要所である。
 笹子雁ヶ腹摺山は秀峰富嶽十二景の4番山頂ということで、これで12景のうち、6つ制覇したこととなる。 今度は秀峰富嶽十二景1番山頂である500円札の富士山の撮影地で有名な雁ヶ腹摺山に挑戦したくなった。

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