生藤山(しょうとうさん)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 奥多摩で山桜で有名な生藤山(990m)に行ってきました。
山行日 2018年3月31日
生藤山にて
天気 晴れ、微風
企画 個人企画
装備 5-6kg
同行者 Fさんと二人
コース
概要
鎌沢入口バス停→鎌沢休憩所→佐野川峠→甘草水→軍刀利元宮→三国山→生藤山→茅丸→連行峰→醍醐丸→和田峠→陣馬山→和田バス停
行動記録
【3/30(土)晴れ、微風】
自宅(6:00)==鶴川(6:10)+++町田(6:16,6:29)+++八王子(6:55,7:04)+++藤野(7:24,8:00)===鎌沢入口バス停(8:15)

鎌沢入口停(9:18)--0:36--鎌沢休憩所(8:54-9:00)--0:22--佐野川峠(9:22)--0:38--甘草水(10:00-10:05)--0:30--軍刀利神社元宮(10:35-10:55)--0:15--三国山(11:10)--0:15--生藤山(11:25)--0:13--茅丸(11:38)--0:15--連行峰(11:53)--1:00--醍醐丸(12:50)--0:35--醍醐峠(13:25)--0:05--和田峠(13:30) --0:15--陣馬山(13:45-14:35)--0:40--登山口(15:15)--0:40--和田バス停(15:20)

和田バス停(15:40)==藤野(16:00,16:44)+++ 八王子(17:04,17:10)+++ 町田(17:32,17:47)+++鶴川(17:48)== 自宅(19:00)
行程図

国土地理院地図より作成
天気図
【3/31(土)】 日の出 5:30, 日の入り 18:01  晴れ 18.1℃/8.3℃, 43%, 南南東 4m/s, 降雨量 0.0mm,
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @東京(東京)
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・小田急    鶴川→町田:       ¥154
・JR中央線  町田→藤野:       ¥669
・西東京バス  藤野駅→鎌沢入口:    ¥250
・西東京バス  和田→藤野駅:      ¥250
温泉 ・今回はパス
◆ 日誌と写真
行動日誌
 ちょうど1年ほど前にワンゲル時代の仲間と呑んだ時に、山登りをしているFさんから今度近場の山に行こうという話になり、その時生藤山はどうかという話であった。 その後、計画してはお互い折り合いが悪く、そのうち冬になり、やっと暖かくなって奥多摩でものんびり山行でも、と思い、彼を誘って生藤山に行くこととした。 もちろん東京在住のワンゲル仲間にメールで誘ってみたが、あいにくFさん以外参加表明はなし、元ワンゲルにしては寂しい回答結果であったが、天気は良さそうだし、せっかくの山桜を見ずしてはもったいないのでFさんとともに生藤山に行くこととした。
 今年の冬は寒かったが、3月中旬になって急に暖かくなり、東京では桜も例年より1週間も早く開花した。 また桜が開花してから一旦急激に寒くなった日もあったがその後、高気圧が日本列島を覆い晴天の日が続いた。 幸い31日(土)まで晴天が続き絶好の行楽日和となった。 Fさんは生藤山はすでに車で行ったことがあるとのことであるが、今回は電車で行くこととした。
【3/31(土) 晴れ、微風】
中央線藤野駅から8時発のバスで行くので、7:33着で駅に到着するとFさんはすでにバス停の先頭で待っていた。 桜のシーズンなのでもっと混雑するかと思ったが、バスはちょうど座席が埋まって数人が立っている状態で、 まず陣馬山登山口で半分くらい下りて、鎌沢入り口のバス停で残りの10名程度が下車した。 沿道沿いの山桜はすでに満開。その中を通り抜けてしばらく林道を登り始める。

鎌沢入口バス停

鎌沢休憩所より茶畑と山桜
 急な坂を登っていくと50分ほど開けた田んぼの傾斜地の真ん中に鎌沢休憩所がある。 ここから振り返ると登ってきた山郷の風景が見渡せる。茶畑の真ん中にきれいな桜が満開であった。 桜並木に彩られた風景は「にほんの里100選」に選ばれているとのこと。
 休憩所でしばし休憩して、ここから坂道を少々登ったところに生藤山登山口の石碑がある。 ここからが本格的な山道になる。 すぐに写真でおなじみの生藤山桜のプロムナードという大きな看板が立てられた熊野神社に差し掛かるが、残念ながらここの桜は標高が高いせいかまだつぼみであった。

生藤山登山口

生藤山桜のプロムナード
 しばらく尾根伝いの山道を登っていくと佐野川峠の祠に出くわす。さらに登っていくと少々見晴らしのよい場所に出くわすとそこに甘草水の案内板が建っている。その甘草水にはそこからおよそ100mほど水平に辿る。小さな祠がありその側の塩ビパイプからちょろちょろと水が出ていた。そうとう登ってきたので、もう稜線に近いと思われるが、こうしたところでも水が湧いてくるのがちょっと不思議である。

佐野川峠

甘草水
 甘草水からまた稜線に戻って登っていくと途中三国山と軍刀利神社に通じる分岐があり、Fさんの記憶によりこの分岐を山腹に沿って下りていく。途中、軍刀利神社との分岐で再度山腹を登っていくと軍刀利神社元社に到着。ここは下にある軍刀利神社の元社ということである。ちょっとした広場になっており開けた南の方には富士山が望めた。ここで少々腹ごしらえをする。

軍刀利元宮から富士山を望む

軍刀利元宮
 休憩したのち稜線を辿って登るとすぐに三国山に到着。三国山から陣馬山に続く稜線が見える。そこからいよいよ今日の目的地である生藤山になるのであるが、巻き道を通ってしまい通り過ごしてしまった。巻き道と稜線が合流した分岐から今度は引っ返して生藤山に登る。大した距離でもないが意外と岩が多い急な登りであった。
 生藤山山頂はあまり広くなく林に覆われていてあまり景色を望めない。昼食を食べているパーティもいたが、さっき腹ごしらえしたせいもあり、もっと先でランチすることとし、記念写真を撮っただけでまた分岐へと下る。巻き道との分岐からは陣馬山まで「関東ふれあいの道」自然歩道とない、ところどころに標識が埋められている。快適な稜線歩きとなった。茅丸、連行山、醍醐山といくつかのピークを過ぎて和田峠に出る。

三国山山頂にて

連行山を通り過ぎる
 和田峠には駐車場があり、駐車料金は1,500円也。茶屋もあり、陣馬山の登山にはもっとも楽して登れるところである。ただ茶屋の横の階段道を登っていくが陣馬山山頂まで思ったより時間がかかった。
 広い陣馬山山頂はもう午後2時近くになっている人はまばらであった。こちらはお湯を沸かしていつものようにカップラーメンを食べる。残念ながら富士山は霞でまったく見えなかった。暖かい午後の陽ざしを浴びてコーヒー飲みながらのんびり過ごした。

和田峠から陣馬山の登り

陣馬山から歩いてきた稜線を望む
 陣馬山から和田に下山する。坂道をどんどん下っていくと麓のお墓には桜並木があり、満開であった。また山腹のところどころに満開の山桜がきれいに咲いており、里山の春を感じさせる。田舎のお墓はこうした絶景スポットによく建っている。
 和田のバス停まで少々アスファルト道路を下るが、バス停に着くとすでにバスに人が乗り込んでおり、どうやら臨時便らしい。予定時刻より少々早いが乗り込んで席に座っていると予定時刻より早くに出発した。藤野駅に向かう途中の陣馬山入り口から大勢の人が乗り込んできて、積み残し客は後ろから追いかけてきた予定時刻のバスに救済されるしくみとなっていた。

お墓の周囲は山桜満開

里山の和田に下りてきました
感想
 バスで藤野駅に到着して、さっそく駅前の店で缶ビールを買って駅前のベンチで乾杯。結局陣馬山まで縦走してしまい、少々筋肉痛も感じるが程よい疲れである。
 昨年の秋にもワンゲル仲間に声をかけたが誰も応じてくれず結局三頭山には一人で登ってきたが、今回はFさんと一緒であった。こうして一緒に山登りするといろいろ話せて、それも楽しい。
 桜のプロムナードや軍刀利神社の桜はまだ早かったが、麓の桜は満開、のんびりとした春の里山の風景を満喫した山行となった。

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