中禅寺湖 社山・黒檜岳
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 中禅寺湖湖畔の社山(1,826.7m)・黒檜岳(1,976m)に行ってきました。
山行日 2017年6月3日(土)
社山山頂にて
天気 6月3日 晴れのち曇り、微風
企画 KMT
装備 3-4kg
同行者 Tさん、Kさん、Mさん、Yさんの総勢5名
コース
概要
歌ヶ浜→阿世潟→阿世潟峠→社山→黒檜岳→黒檜岳登山口→千手ヶ浜
行動記録
【6/3(日)晴れのち曇り、微風】
自宅(3:00)===東村山市(3:40)===所沢(4:10)==川越(5:00)==川越IC(5:10)==清滝IC(6:00)==歌ヶ浜駐車場(6:50)

歌ヶ浜駐車場(7:10)--0:50--阿世潟(7:58,8:05)--0:15--阿世潟峠(8:20,8:30)--0:55--社山(9:25,9:40)--1:20--昼食(11:00,11:35)--0:55--黒檜岳(12:30,12:40)--1:00--黒檜岳登山口(13:40)--0:50--千手ヶ浜(14:30)

千手ヶ浜バス停(15:20)==赤沼駐車場バス停(15:54,16:10)==大鳥居バス停(16:20)--0:20--歌ヶ浜駐車場(16:30)

歌ヶ浜駐車場(17:30)==温泉やしおの湯(18:00,18:30)==日光IC(19:00)==川越IC(21:00)==所沢(21:30)==東村山市(22:00)==自宅(23:00)
行程図
天気図
【6/3(土)】 日の出 4:23, 日の入り 18:54  晴れ 25.4℃/11.6℃, 37%, 東北東 3m/s, 降雨量 0.0mm,
   
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @栃木県南部(宇都宮)
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・川越IC―清滝IC:    ¥ 2,170
 日光IC―川越IC:    ¥ 2,170
駐車場 ・歌ヶ浜駐車場:  無料
温泉 やしおの湯: 日帰り入浴 510円(65歳以上 340円)
◆ 日誌と写真
行動日誌
【6/3(土) 晴れのち曇り、微風】
 6月のKMT山行は、Mさんからの提案で日光中禅寺湖周辺の山に行くこととなった。日光周辺の山と言えば昨年に男体山を裏側から登ったくらいであまりなじみがない。 また中禅寺湖も日光東照宮も行ったことがないので、この際男体山の表側である中禅寺湖あたり、今回は男体山の対面にあたる山らしいが山の名前は聞いたことがない。 まあ中禅寺湖という日本の観光地なので行ってみることとした。
 まだ梅雨入り前ということで、快晴。例のごとく私が一番遠いので、午前3時に起きて東大和、所沢、それに川越を経て日光に向かう。 朝7時集合という東京の西側から行くものにとってとんでもない時間にしてくれるが、朝早く自宅から友人宅に行けば後は運転してくれるので、その分は楽か。
 宇都宮から日光自動車道に入り、終点の清滝から有名ないろは坂を超えて中禅寺湖湖畔に到着。その歌ヶ浜というところに湖岸側に大きな駐車場があり、すでに半分程度埋まっていた。 その駐車場から中禅寺湖をとおして日光白根山、男体山がはっきり見える。澄んだ湖と青空をバックにした山、今日は快適な登山となると大いに期待した。
 歌ヶ浜からしばらく湖岸の散策路を歩く。途中英国大使館、イタリア大使館、フランス大使館、ベルギー王国大使館などの別荘がある。 散策路がそれらの裏庭を通る個所もあり、朝早い静かな大使館別荘の雰囲気を味わうことができた。この時期、湖畔では腰まであるゴムの長靴をつけた釣り人が湖畔の水辺から中に入って釣りをしている。 朝の木立はまだ新緑の香りが残っているが、春ゼミの声が大きい。
 1時間足らずでほどで阿世潟に到着。ここからいよいよ山道になる。途中阿世潟峠で半月山からの稜線と合流する。峠からは見晴らしのよい稜線の山道を登っていくと社山の山頂に着く。

歌ヶ浜駐車場より日光白根山

半月山の稜線を望む
 眼下には中禅寺湖、その向こうには男体山、そして日光白根山が望める。天気が良くて最高。 社山山頂では数人の登山者がたむろしていたが、社山から先は昭文社の「山と高原地図」では点線であり、あまり登山者は行かない。 しかし、半月山から登ってきた女性4人パーティは、我々を追い越して稜線を進んでいった。
 さて社山からの下りは確かに道がはっきりしないが、赤テープを頼りに下っていくと笹原の草原の道になる。行く手には黒檜岳までなだらかな尾根が続いている。

肩の広場

社山より黒費岳方面を望む
見晴らしのよい尾根道を進む。まったくのどかな夏の山並み。

黒檜岳への稜線

社山からの稜線
 P.1926を登る稜線で道を間違える。巻道らしい道がいくつもあってそのうち交わるだろうっていうのが間違いのもと。やはり地図の稜線どおりに進むのが正解である。 途中、昨晩の宴会で呑み過ぎたせいか便意を催す。初めて野原の真ん中で用を足してすっきりとした。そういえば、昨晩は家に帰ったのが10時過ぎ、それで朝3時に起きてこの山行である。 もう昔のような真似はできないとつくづく思う。

しばし休憩

眺望のない黒檜岳山頂
 なだらかな草原のような道から大平山への分岐を過ぎたあたりから樹林帯に入る。 まわりの景色はみえなくなるが、赤テープ、それに木につけられた赤黄の看板を目当てに進むと、黒檜岳への分岐に出る。そこから黒檜岳へは10分程度。 Mさんによればほんとの山頂はさらに奥だ、ということで、さらに少々行くとそこにも黒檜岳の標識がある。どちらが本当か分からないが、どちらも眺望はよくない。
 黒檜岳山頂から分岐に戻ってみると鹿の親子がいるではありませんか。10mくらい離れているがあまり逃げようとしない。 親の方は登山客に慣れきっているようであるが、小鹿の方はやはり警戒しているようであまり近づこうとはしない。
 鹿の撮影タイムを終えて、ここから急激な下りとなる。途中シャクナゲの花が綺麗に咲いていたが、下山で転ばないようそちらに気をとられて写真は撮っていない。
 やっと中禅寺湖の湖畔に辿り着き、今度は今回の山行のもうひとつの目的であるクリンソウを見に行く。下山した千手ヶ浜は、 もう観光地であり、クリンソウが咲いているところには大勢の見物客が来ていた。

鹿の親子

クリンソウ
 赤や白のクリンソウはよくある高山植物と違って大きな花で、澄んだ小川のほとりに咲いていると絵になる。
 計画では千手ヶ浜から船で中禅寺湖を渡る予定であったが、今日は風が強いらしく欠航とのこと。仕方なしにバスで戦場ヶ原経由中禅寺湖まで行くこととした。 途中戦場ヶ原の赤沼茶屋バス停で次のバスを待っている間、北風が意外と冷たく身体が冷えてくる。 やっと中禅寺湖行きのバスに乗り込み、大鳥居のバス停を降りて駐車場のある歌ヶ浜まで30分ほど歩く。 しかし、ここも北風がピューピュー吹いており寒いので足早に歩く。やっと歌ヶ浜の駐車場に着き落ち着いた。 そこからはふもとの「やしおの湯」に途中立ち寄って温泉に浸かってゆっくり東京に帰ることとした。
感想
 見晴らしの良いのどかなコース、それに珍しいクリンソウの群落を探索するなど、さすがMさん推薦のコースで、バラエティの富んだコースであった。 それに中禅寺湖畔の各国大使館別荘や釣り人の姿といい、やはり国立公園の趣も感じられた。
 見晴らしの良い稜線歩きでは、昨年登った男体山、皇海山、それに日光白根山がまじかに見えた。そういえばこの地域の百名山は皇海山、日光白根山が残っている。 いずれ登らねばならぬと心に誓う山行であった。

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