富山とみやま(349m)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 千葉県の富山に行ってきました。
山行日 2021年3月20日(土)
富山山頂にて
天気 曇り、無風
企画 KMT
装備 5-6kg
同行者 Tさん、Sさん、Fさん、Mさん、Iさん夫妻の総勢7名
コース
概要
市営駐車場━富山学園━登山口━富山━分岐━登山口━市営駐車場
行動記録
【3/20(土)曇り、微風】
自宅(6:55)==鶴川(7:00)==青葉台駅(7:25)==横浜町田IC(7:35)==川崎浮島JCT(8:00)==木更津JCT(8:20)==鋸南富山IC(9:00)==道の駅富楽里(9:10,9:20)==市営駐車場(9:40)

市営駐車場(10:10)→富山学園(10:20)→伏姫籠穴(10:30)→登山口(10:40)→分岐(11:30)→展望台(11:50,12:30)→富山山頂(12:40,13:00)→分岐(14:00)→登山口(14:30)→市営駐車場(14:40)

市営駐車場(14:50)==道の駅富楽里(15:30,16:20)==鋸南富山IC(16:30)==木更津JCT(18:10)==川崎浮島JCT(18:40)==横浜青葉IC(19:00)==市ヶ尾駅(19:10)==自宅(19:40)

行程図

国土地理院の地図をもとに作成
天気図
【3/20(土)】 日の出 5:44, 日の入り 17:52  曇り 17.0℃/-3.0℃, 降雨量 0.0mm,
   
日本気象協会より転載 @館山
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・神奈川7号横浜北西線(横浜青葉IC→川崎浮島JCT): 1,140円(ETC料金)
・東京湾アクアライン(川崎浮島JCT→木更津JCT):   800円(ETC料金)
・富津館山道路(木更津JCT→鋸南富山IC):      1,090円(ETC料金)

◆ 日誌と写真
行動日誌
 コロナ感染予防のため、また緊急事態宣言ということで登山が自粛されていたが、2月になり感染者数も落ち着いてきたということで今年初のKMT登山が計画された。 場所は千葉県の「岳」のつく唯一の山である伊予ケ岳(別名千葉県のマッタフォルン)である。 千葉県にはあまり高い山はなく、また山の名前を聞かれてもさっぱり、土地勘もないのでとにかく幹事の計画にお任せでただただ着いて行くこととした。
【3/20(土) 快晴、強風】
 今回も近所に住むS君と一緒に行くこととになり、今度は途中でAさんも拾っていくことからワゴン車を持っているS君の車に乗っけてもらうこととした。 天気予報では週末は雨との予報であったが、山行が近づくにつれてなんとか持ちそうな予報に変わっていった。
 千葉県ということでアクアラインを経由していくが、遠いように見えてアクアラインを使うと意外と千葉県も近い。 幸い渋滞にあまり合わず集合場所手前の道の駅で時間をつぶしてから駐車場に到着した。

JR岩井駅

集合場所の市営駐車場
 りっぱな富山学園を見て右側の舗装されたハイキング道を進むと、あたりは春の息吹を感じるような黄色の山吹、 また山桜が綺麗に咲いている。

登山前の記念写真

伏姫籠穴
 伏姫籠穴を過ぎ、しばらくすると富山への登山口に出くわす。 ここから本格的な登山道になり最初は階段が作られたりして整備された道であったが、ほどなくして一昨年の台風で木々がなぎ倒されたところやがけ崩れに遭遇した。

富山への登山口

昨年千葉県を襲った台風19号で荒れています

相当木がなぎ倒されています

登山道はところどころ残っています

がけ崩れがあったのでしょうか

要所要所にはロープが張られています
 崩れた箇所を通過するなどして約1時間30分程で北峰、南峰をつなぐ稜線に出た。
 まずは南峰に向かうと朽ちた観音堂があり、そのちょっと先が南峰であった。ただそこは木々に囲まれ見晴らしは良くない。 つぎに北峰に向かうと東屋とベンチがある広い場所に到着。そこから東京湾方面の景色が望め、登ってきた街並みも手に取るように分かる。 ここで景色を見ながら昼食をとることにした。

朽ち果てた観音堂

東屋から東京湾を望む
 昼食が終わり出発する前にこの3月末で退職されるAさんのサプライズお祝いをやった。

Aさんのサラリーマン卒業記念式

小さな駐車場
 昼食をとった広場から傍らにシャガがきれいに咲いた階段を登っていくとなんと広大な広場に出た。

展望台から東京湾を眺める

険しい稜線上の道を進む
 広場の周辺には白色の桜が植えられており満開状態で、また展望やぐらもたっている。 さっきの東屋よりこの場所で昼食をとるべきだったと後悔しきりである。 展望やぐらに登るとと少しもやってはいるものの東京湾の綺麗な海岸線、また反対側に目を移すと房総半島の雄大な山々が眺められた。 広場の傍らには平成11年に皇太子、雅子妃、それに愛子妃が訪れた記念碑があり、その時植樹された浜茄子、五葉つつじが周りに、またその碑から少し離れて梓が植えられていた。 また広場から少々奥まったところに本来の北峰の山頂、すなわち富山山頂の標識が立っていた。
 さて富山を一応制覇したが、ここから伊豆ヶ岳に行くには少々遠すぎるので、あきらめて下山することとした。 ただ登ってきた道を引き返すのは面白くないので、海岸方向に伸びている稜線伝いの道を下りることとした。

展望台から東京湾を眺める

険しい稜線上の道を進む
 この下山コース、あまり登山者が通った感じがなく、またアップダウンを数回繰り返し、道が狭く急な坂もあり大変な道であった。 下山するならよいがこの道を登って富山を目指すとなるとかなり厳しいコースとなろう。 ただ東京湾、周りの山々の景色を最後まで楽しめ、さらに山吹などいろいろな花に出会えて、少々疲れたが飽きることはなく無事下山できた。

やっと下りてきました

駐車場までのんびり歩く
 駐車場からの帰り、道の駅に立ち寄り地元の野菜などお土産を買ってベランダでコーヒーを飲んでから帰宅に着く。 ただアクアラインの入り口まで相当の渋滞で緊急事態宣言などまったく関係なさそうで、このご時世の中皆さんお出かけしていたことがよくわかった。
 途中の道端で見かけた花たちです。春の花がよく見られました。

ヤマブキ

ヤマザクラ

フキノトウ

サワハコベ

キランソウ

ムラサキケマン

タラノメ

シャガ

ギブシ

タンポポ
感想
 当初は伊予ケ岳登山であったが、その前座である富山が台風の被害で登山道が荒れていたこと、また富山が意外と展望が良く長居をしたことで伊豆ヶ岳まで行く時間はなくなった。 聞くところによる伊予ケ岳も結構ロープを使うところがあるようなので、今回は富山だけ正解であった。
 また富山から尾根歩きを下山コースもそれなりにアップダウンがあり、またロープを張られた急坂などがあり体力を消耗するコースであった。 千葉県の山は標高も高くないので気楽に考えていたが、甘い考えであった。ただ太平洋が望めて、変化のある登山道、それにいろいろな花に出会えて、結果的に楽しい山行であった。

 ホームへ