剱岳・立山
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 日本百名山の剱岳と立山に行ってきました。
山行日 2013年8月15日(木) ~ 18日(日)
剱岳
天気 8/15(木) 晴れのち雷雨、@東京
8/16(金) 晴れのち曇り、@室堂
8/17(土) 薄曇りのち晴れ、@剱沢
8/18(日) 曇りのち晴れ、@雷鳥沢
コース
概要
室堂--剱沢キャンプ場--剱岳--雷鳥沢キャンプ場--立山--一ノ越--黒部平
装備 約11kg [テント泊]
同行者 K君と計2名
企画 個人企画
行動記録
【8/15(金)晴れ、無風、32℃@東京】
自宅(16:00)==国立府中IC(16:30)==安曇野IC==扇沢駐車場(20:00)(標高 1120m)(泊)
就寝(21:00)
運転時間: 約4時間、 有料道路料金 3,300円
【8/16(金)晴れ、無風、@室堂】
起床(6:00)
扇沢駅(07:30)==室堂ターミナル(09:10,09:18)--2:05--別山乗越(11:25,11:30)--0:30--剱沢キャンプ場(12:00)(泊)
就寝(20:00)
歩行時間: 2時間35分
【8/17(土)晴れ、無風】
起床(4:00)
剱沢キャンプ場(04:50)--0:20--剣山荘(05:10,05:15)--0:21--一服剱(05:36,05:42)--0:46-- 前剱(06:28,06:36)--0:30--平蔵の頭(07:06,07:11)--0:49--分岐(08:00) --剱岳(08:06,08:36)--0:49--前剱(09:25,09:28)--1:07--一服剱(10:35,10:40)--0:20--剣山荘(11:00,11:15) --0:40--剱沢キャンプ場(11:55,13:40)--0:42-- 別山乗越(14:22,14:30)--1:20--雷鳥沢キャンプ場(15:50)(泊)
就寝(21:00)
歩行時間: 剱岳ピストン 約7時間、雷鳥沢キャンプ場行き 約2時間10分 
【8/18(日)晴れ、無風】
起床(5:00)
雷鳥沢キャンプ場(06:40)--0:50--休憩(07:30,07:40)--一ノ越(08:16,08:36)--0:30-- 立山御山(09:06,09:18)--0:37--一ノ越(09:55,10:10)--0:40--東一ノ越(10:50,11:00)--1:03-- 休憩(12:03,12:15)--0:45--黒部平(13:00,13:20)==黒部湖--0:20--黒部ダム(14:05)==扇沢ダム駐車場(14:00)==安曇野IC==国立府中IC==自宅(21:40)
歩行時間: 6時間20分、運転時間 約5時間
行程図
天気図
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @松本

【8/16(金)】日の出 05:07 日の入り 18:38

晴れ, 33.8/20.1℃, 44%, WNW 3m/s, 0.0mm

【8/17(土)】日の出 05:07 日の入り 18:38

晴れ, 34.4/21.9℃, 38%, S 5m/s, 0.0mm

【8/18(日)】日の出 05:08 日の入り 18:35

晴れ, 34.7/22.7℃, 37%, S 5m/s, 0.0mm
◆ 山行資料
アプローチメモ
高速道路 ・中央高速 安曇野ICより県道310号線、県道495号線、県道51号線、県道45号線を経て扇沢へは約1時間10分
 扇沢から室堂へは立山~黒部アルペンルートでバス、ケーブルカーなどを乗り継いで約1時間30分
テントサイト ・剱沢キャンプ場(標高 2,600m):
         設営数 200張り、幕営料 500円/1人、バイオトイレあり
         連絡先: 080-1968-1620
・雷鳥沢キャンプ場(標高 2,300m):
         設営数 100張り、幕営料 500円/1人、トイレ あり
         連絡先: 076-465-5765
山小屋 ・剣山荘     1泊2食付料金 9,000円、素泊り 5,000円
         連絡先 0547-46-4717
         売店、温水シャワーあり、NTTドコモ, au, SBM 可能
・雷鳥沢ヒュッテ 1泊2食付料金 8,800円、素泊り 6,000円
         連絡先 076-465-5765
         日帰り入浴 500円
・一ノ越山荘   1泊2食付料金 8,600円、素泊り 5,500円
         連絡先 076-421-1446
駐車場 ・扇沢 無料駐車場 600~800台、 有料駐車場 250台 1,000円/日
 関電トロリーバス扇沢駅はこの駐車場前
温泉 ・雷鳥沢ヒュッテ 日帰り入浴 500円
アルプス温泉博物館(湯けむり屋敷薬師の湯) 大町市平大町温泉郷 600円
◆ 日誌と写真
行動日誌
【8/15(木) 晴れ、無風】
 午前中に仕事を終え、急いで帰宅。遅い昼食をとり早々に準備して16時頃自宅を出発。 中央高速では諏訪SAを過ぎたあたりから夕立なのか雨に遭う。安曇野IC(旧豊科IC)で下りる頃には北の方で稲妻が光っていた。 明日からの山行に少々不安をよぎる。扇沢に向かう途中、信州そばの店で夕食を済ますと雨は止んでいた。 暗い夜道をひたすら走り扇沢市営駐車場に20時頃到着。
 市営駐車場はすでにほぼ満車状態であったが幸いにも入り口付近に空きが見つかった。 さっそく扇沢ターミナルを下見したが、ターミナル前の有料駐車場は半分も埋まっていない。 明日の関電トロリーバス切符売り場や公衆トイレを確認して駐車場に戻った。街灯もなく暗いので静かに安眠することができた。
【8/16(金) 晴れ、無風】
 今日の予定は立山黒部アルペンルートを経て、剱岳手前の剱沢キャンプ場まで。 歩行時間は約2時間半なので、テント張って明日に備える。

扇沢市営駐車場(無料)

扇沢関電トロリーバス切符売り場行列
 朝5時に起きると晴れていた。さっそく公衆トイレで顔を洗ってコンビニおにぎりで朝食を済ます。 6時頃扇沢切符売り場に行くと6時半から発売のところ、すでに長い行列が出来ていた。 観光客の方が圧倒的に多い中で大きなザックを持った登山客は少々遠慮気味。7時30分発の満員のトロリーバスを乗って黒四ダムへ。

水をたたえた黒部湖

放水している黒四ダム

立山ロープウェイ

室堂ミクリガ池

雷鳥沢から別山乗越へ

剱御前小屋(別山乗越)から剱沢へ

やっと姿を見せた剱岳

夜のテント場
【8/17(土) 快晴、無風】
 今日はいよいよ剱岳登頂。朝4時に起きて4時40分ヘッドライトを点けて出発。 高層の雲がかかるがまずますの天気。剱岳をみるとすでに登山者のヘッドライトがちらちら見える。

夜明けの剱岳

ヘッドライトを点けていざ出発

前剱岳

上りの難関、カニのたてばい

いよいよカニのたてばいに挑む

無事カニのたてばい通過後もさらに緊張が続く
 まずは剱岳の難所であるカニのたてばえである。 前剱のきつい鎖の上り終えた後この岸壁を前にした時は、確かに15m以上の高さがあるが鉄棒の足場もあるし鎖もあるので、大したことはないと思った。 がしかし、いざ自分の番になって登りだすと最初はなんなく登れるが途中で足場が見つからず、自分の腰あたりにしか足場が見つからない。 仕方なしに鎖に体重をかけて一気に登ることとなった。少々焦る。つまり腕だけにすべての体重がかかり不安定な姿勢になった。 そこを一気に腕の力を頼りに登りきった後でヒヤッとした。 幸い天気もよく素手であったが鎖もしっかり握りれていたのであるが、これがもし濡れていたり風が吹いていたりしたら、と思うとぞっとする。

頂上は近い

やっと登頂

賑やかな山頂

八ッ峰と源次郎尾根

さて下りの難所へ

最大の難所、カニのよこばい
 カニのよこばいは剱岳最大の難所ということで、狭い足場しかない一枚岩をトラバースしなければならない。 これまで本やインターネットでいろいろ調べていたが、最初に踏み出す足場が見つからずかなり恐怖感があるとのこと。 確かに現地はスパッと谷底の見える箇所で、踏み出し箇所の足場が見えずはるか下の方まで続く谷底だけである。 幸いにも今回はその踏み出しの箇所で、前を行く登山者から声で足場の位置を指示してくれたおかげで難なく足場を確保することができた。 そこからトラバースすることとなるが、一枚岩のトラバース自体は、足場は狭いがしっかりしていて鎖もある。 両手で鎖をもちながら足を徐々に横に動かすだけなので特に恐怖感はなかった。 しかしトラバースの最後の方で一枚岩がちょっとせり出している箇所があり、それを抱くような形で身体を移動させなければならないところでちょっとヒヤッとした。
 そこを過ぎると長い鉄梯子を降りることになるが、鉄製の梯子自体は頑丈でしっかり固定されているので、梯子を下りている時はあまり恐怖感はない。 ただ最初に身体をせり出して梯子に乗り移らなければならないので、その時は注意が必要である。 梯子を下りてしまえば、難所をクリアしたという安堵を覚える。といっても前剱を超すまでは、深く落ち込んだ谷の上をアップダウンして通過していくので気を緩めることは出来ない。

やっと一服剱(ここまで来ると安心)

剣山荘より振り返る

剱沢キャンプ場に戻る。

月明かりの雷鳥沢キャンプ場より立山
【8/18(日) 曇りのち晴、無風】
 剱岳を征服し雷鳥沢キャンプ場でゆっくり夕食をとる。持ってきた食料をそれぞれ試す。 翌朝はゆっくり5時頃に起きて一ノ越に向いそこから立山御山をピストン。
 賑やかな立山を後に東一ノ越まで静かなカールの斜面をお花畑や後立山の眺めながら下り道を楽しむ。東一ノ越から黒部平まではとにかく下る。 夏の太陽と高度が下がるほど暑くなりやっとのことで黒部平に到着。そこの湧水のおいしかったこと。

朝の雷鳥沢キャンプ場

一ノ越への登山道で

立山御山神社

立山御山社務所

立山御山を上る大勢の人人人・・・

立山御山から下ってきました

東一ノ越へ

大斜面をトラバース

カールに一面のお花畑

明るい東一ノ越

ここで稜線とはお分かれ(東一ノ越)

黒部平から下ってきた稜線を望む
感想
 これまでいろいろな山を登ってきたが、さすが剱岳はもっとも危険な山であった。 幸いも天候に恵まれ鎖や岩もグリップが効いて滑らなかったので何事もなく登れたが、もし雨や霧で濡れていたらと思うとぞっとする。 それこそ手を離したら数十メートル滑落必至のところである。手と足を使ってよじ登るので体力的にもきつい。 しかし無事下山すると達成感や充実感を感じた。 剣岳制覇の翌日に登った立山御山は、それこぞ老若男女の大勢の登山客が押し寄せていて観光地の様相であり、剣岳とがは対照的であった。
 また一ノ越から東一ノ越へのルートは一転して静かな登山道でカールの中をお花畑や後立山連峰を眺めながらの下山は楽しい。 荒々しい剱岳とは反対に美しい高原の秘境というような風景を満喫することが出来た。
 とにかく充実した満足のいく山行であった。

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