後方羊蹄山
◆ 山行記録
山行概要
報告
概要
北海道夏合宿、旭岳、十勝岳、トムラウシを制覇し、最後の百名山、後方羊蹄(しりべし)山である。
山行日 2014年7月24日(木)
後方羊蹄山山頂
天気 7/24(木) 晴時々曇り微風
コース
概要
真狩登山口 ⇔ 南コブ分岐 ⇔ 六合目 ⇔ 九合目 ⇔ 山頂(お鉢めぐり) ⇔ 羊蹄山避難小屋 ⇔ 九合目 ⇔ 南コブ分岐 ⇔ 真狩登山口
装備 5-6kg[日帰り]
同行者 Tさん
企画 個人企画
行動記録
【7/24(木) 晴時々曇り、微風】
真狩登山口(4:15)--0:20-- 南コブ分岐(4:33,4:35) --0:35-- 四合目(5:35,5:40)--1:00-- 六合目(6:39)--1:10--九合目(7:50,8:05)--0:25-- 噴火口口 (8:25) --0:25--羊蹄山山頂(8:50,9:45)--0:55--羊蹄山避難小屋(10:40,11:05)--0:25-- 七合目(11:30,11:35) --0:35--五合目(12:05)--0:50--二合半(12:55)--0:10--南コブ分岐(13:06)--0:20--短縮登山口(13:25)
行程図

地図データは 他人のヤマレコ から使わせていただきました。
天気図

【衛星画像】 日の出 4:22, 日の入り 19:04

【7/24(木) 晴れ,26.3/20.4℃,86%,SSW 7m/s,0.0mm】
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @江差
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・道東自動車道・道央自動車道 十勝IC~虻田洞爺湖IC
・狩勝峠(38号線)~真狩村(約5時間半)
駐車場 ・羊蹄山自然公園真狩キャンプ場駐車場 約100台以上、無料 トイレあり
温泉 まっかり温泉 日帰り入浴 500円
◆ 日誌と写真
行動日誌
【7/24(木)晴時々曇り、無風】
 トムラウシ温泉の東大雪荘の朝飯はバイキング、これまでろくな朝飯しか食っていなかったので栄養を付ける。 天気は雨、でも今日は移動日なので問題なし。朝飯をたらふく食って出発。 せっかく北海道に来たのでそのまま移動するよりちょっと帯広によることとする。 といっても急に帯広といってもどこに行くか、宿でもらったパンフレットではガーデンがいろいろ掲載されている。 しかし雨が降っているし、トムラウシ公園でそれこそ自然のガーデンを堪能しているのでわざわざ人工のガーデンを見ることもないし、そのうち帯広駅に着く。 駅前に「長崎屋」があったので、まずは今日の晩飯、それに明日の山行食料を仕入れる。 ちょうどお昼時になったので帯広といえば「豚丼」ということで、パンフレットにあった「豚丼」の店に行く。なるほど由緒ある豚肉のせいか、うまかった。
 さて道東から道南への移動なので、高速に乗る。長い長い高速で洞爺湖まで遠い。 途中、トマムとか占冠とか、観光地の看板を通り過ぎる。そして夕方になりかけでやっと羊蹄山の麓にある真狩キャンプ場に6時前に着いた。
 そこの駐車場には3~4台の車が駐車していたが、そのうちのひとり、女性だが明日羊蹄山を目指す、とのこと。 北海道に車で一人で来て百名山を目指しているとのこと。 これまで我々の山行を話し、羊蹄山を明日制覇した後、なんと幌尻岳を行くかどうか迷っている、とのこと。やはり北海道で出会う女性は威勢がよい。
 例のごとくジンギスカンとビールで夕食を済ませ、狭い車中で睡眠。なお車中泊、慣れてきたせいか、朝までよく眠れた。

駐車場より羊蹄山を望む

白樺の林の中を登る
 隣の女性は我々より早く出発したが、登山口で登山届を書いている間、我々は登山届をプリントしてきているので、追い抜いて登り始める。
 今日の山も一気に登っていくだけ、それも1,000m以上の登りということで覚悟を決めて一歩一歩足を進める。

だんだん高度を上げていく

下界の街並みが望める

どんどん高度を上げる

羊蹄山の外輪山が見え出す

やっと外輪山に到着、山頂は反対側

外輪山は意外と岩山

岩がごろごろの山頂

緑の噴火口を望む

360度の見晴らし
 山頂は意外の人が多かった。そういえばこの山、富士山みたいに登り口が東西南北4か所あり、それぞれ登ってきた人が山頂で合流するからだ。 山頂から西側は雲が湧いてきて下界は見えないが、その他の方角はばっちり視界良好。また外輪山めぐりも気持ちが良い。 ただ東側は意外と岩山であり、一か所切れ立った箇所があった。その反対は打って変わって広い登山道、また真狩村やニセコの街が見渡せ、まったく気持ちが良い。

山頂よりニセコ方面

広々とした外輪山の道

お花畑

羊蹄山避難小屋
 羊蹄山はさすが蝦夷富士とよばれるように富士山のようであった。 登り一辺倒で頂上でのお鉢めぐりとか、また見晴らしのよいことも、ただ富士山と違って高山植物のお花畑もところどころにあり、絵になる。
 下りで避難小屋に立ち寄ると小屋番をしている若い兄ちゃんがいたので、いろいろ話する。ここは素泊まりのみで夏だけ有人、水は天水が頼りということで昨日の雨で助かった、とのこと。 外国人はニセコにスキーにやってくる話で、ニセコの雪質は最高ということでヨーロッパの雪より良いとか、 富良野の雪は乾燥し過ぎて軽すぎる、元はオーストラリア人がこのパウダースキーを求めってやってきたのがネットで広がっていたらしい。 この兄ちゃん、埼玉県出身で、途中北海道に移りこの付近に住んでいるとのことであったが、スキーかスノボーの選手なのかもしれない。 きっと夏はトレーニングを兼ねて山小屋番をしているのだ、と勝手に決め込んだ。

山の斜面もお花畑

真狩キャンプ場に戻ってくる。暑い。
感想
 羊蹄山も意外にきつかった。やはり駐車場が標高440mで山頂が1,892mと高低差がなんと1,500m以上あり、下りでは最後の方はうんざりしてきて、やっと駐車場に着いたという感じである。 とにかく北海道の百名山、天候にも恵まれ4座を無事制覇して満足であった。
 さっそくまっかり温泉で汗を流し、露天風呂から羊蹄山が望めるが残念ながら山頂は雲に隠れてしまっていた。 その後、道の駅で土産物を買いながら、今日は札幌のビジネスホテルを予約しているので、札幌で打ち上げ、札幌の大通公園でビール祭りをしていたので、 そこでビールを呑みながら、今回の夏合宿の成功を祝った。翌日、小樽から新日本海フェリーで新潟に向かう。
 新潟港には朝の6時に到着、Tさん宅のある川越ICには10:30、自宅には13:30に到着し、長い北海道山行は終了した。 この度のマイカーでの北海道の山旅、結構百名山ハンターに出会えた。また本州の山と違って雄大で大自然を味わえるのが北海道の山の魅力である。 今回、4座だけであったが、まだ利尻岳、幌尻岳、羅臼岳、斜里岳、雌寒別岳など5座も残っている。再度訪れてみたい。

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