第38回丹沢湖マラソン  2016年11月27日
 昨年に引き続きに丹沢湖マラソン(ハーフ)に参加してきました。
 いつも紅葉の綺麗な丹沢湖ですが、天気予報では前日まで日曜日は全国的に雨の予報で、10月の東京夢舞マラソンの土砂降りのランニングを覚悟していた。 また木曜日には東京で記録的な降雪もあり、寒いレースになることで意気があがらないが、最近山ばかり行っていて日頃の練習不足を補うためにも勇気を振り絞って参加することにした。 また学生時代の友人が小田原近辺に住んでいることもあり、レース終了後小田急「新松田」駅で落ち合う約束もしたのでもう行くしかない。
 さて当日朝外に出ると雲り空であるが、雨も降りそうもなく雲は高いところにあった。 でも丹沢湖は山の中なので雨が降っているかもしれないと思い、また屋外で着替えるのも億劫なので早く行って体育館での場所取りして着替えようといつもより早く電車に乗った。 新松田の駅に下りてみると昨年は長蛇のバス待ちであったが、今年は2台目のバスで座って会場まで行けた。
 会場に着くと体育館はすでに満杯であったが、端の方の体育用具室は空いていたのでそこで着替える。 まだスタートまで1時間半もあるので会場周辺をうろつきまわると、ちょうどエアロビクスのインストラクターが軽快なリズムでみんなに準備運動を指導していた。 思わずみんなと合わせて準備運動をする。これまでしっかりした準備運動などしたことがない。 それからゲストランナーによるランニング講座があり、暇なので聴いていると非常に有益な解説をしていた。 つまり市民ランナーが陥る悪い癖として、疲れてくると目線が下がり、そうすると頭が下がり、そうすると背中の肩甲骨が開き、最後に腰が低くなるとのこと。 腰が低くなるということは、走るたびに腰が上下運動することとなり、その分いわば小さなスクワットをしている状態で体力を消耗するばかりか、前に出した足はブレーキになり、後ろ足はその分蹴る動作が大きくなり、より体力消耗につながるということであった。
 疲れた時に目線が下がる、また下ばかり見ている状態というのはまさしく私の走りそのものであった。 それがより体力を消耗しているということであれば、今回のレースではとにかくこの理論を一度実践してみようという気になった。
 スタートは11時20分とやや遅いのがこのレースであるが、いつもの丹沢湖を巡るコースである。 スタートして最初はマイペースで順調に走る。エイドでは給水せずにそのまま通過する。 さて問題の2週目でこのコースでもっとも登りである12km付近から中川橋までの区間であるが、 覚悟してランニング講座であったように目線をあげコースの先を見ながら我慢して走ったが、思いのほかそんなに苦しくなく中川橋に到達できた。 といっても後でパンフレットに掲載されているコース図を確認すると500mで20mの登りなので山登りとは程遠い。 中川橋から急激な下りになるが、そこでペースを上げ挽回したが永歳橋を過ぎて2週目のコースに入るとガクとスピードが落ちる。 玄倉大橋までが長かった。ここからあと3km、とにかく目線をあげ頭を下げないように我慢の走りが続く。 時計をみるとキロ6分の時間よりは5分程度早い。この分だと2時間を切れるとの思いが湧いてくる。 最後の給水ポイントもそのまま通り過ぎ最後の大仏大橋に差し掛かった時には呼吸が苦しくなる。
 結局タイムは2時間01分39秒であった。ただこれは公式タイムで、My計測では2時間00分34秒ということで、わずかながら2時間を切ることが出来なかった。
 今回ラップ計測はしなかったが、昨年のタイムである2時間05分20秒と比べると5分程度早かった。 これはとりもなおさず、フォームを意識した成果だと思う。




 スタート前のゲストランナーのアドバイスが効いていたものと思う。 ふくらはぎの筋肉痛はあるが、いつもの腰の痛みも今回はあまり感じられない。ゲストランナーとは岩本能史さんという方で、山北町出身のウルトラマラソンランナーとのこと。 経歴を見るとスパルタロン完走7回、24時間走世界選手権日本代表とある。ここ地元の山北高校卒業とあるので、丹沢のふもとで走っておられたものと思う。
 さてゴールしてからポツリポツリと雨が降り出し、急いで着替えて例のシシ汁をいただいて、バスに乗って新松田駅に向かう。
 新松田駅の呑み屋で大学時代の同級生と久しぶりの再会し、昔話や同級生の動向など話し楽しいひと時を過ごして、家路についた。

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