毎年恒例の神奈川ハーフマラソンに参加してきました。
今年は事前に職場の若手に声をかけたので若手も参加することとなった。
よって若手の手前もあるのでそれなりに練習してきた。ただ年末に右足太腿の裏の筋肉を傷め、それ以降十分な練習が出来なかった。
1月の谷川真理ハーフはなんとか2時間程度であったが、やはり右足太腿はだんだん痛くなっていた。
よって、今回の神奈川マラソンも6日も休養して臨んだ。
さて当日は天気予報は午後から雨であったが、朝自宅を出る時は青空で太陽も少々顔出していた。
残念ながら若手のもう一人は、海外出張と重なり不参加であるが、もうひとりの若手は私の声掛けで、マラソンにはまったようで、神奈川マラソンの前にもリレーマラソンに参加したとのこと。
若手はその気になると伸びが早いものと思う。
いつもは北風が吹いてスタートまで寒い思いをするが、今回は気温12℃ということであまり寒くない。
よって、調子よく走れるかな、と思いを胸にスタートする。
スタートして最初の工業団地のところで、早先頭集団の大学陸上部、あの青山学院大のグループと遭遇、その圧倒的な速さにただただ驚く。
いつもより早い遭遇と思いきや、やはり今年の折り返し地点がなんだか早く到達する。その後、スタート付近を通過したころから、例の右足太腿に痛みを感じだす。
次の工業団地に入って中間地点の折り返しになるのであるが、これが例年の地点よりもずいぶん遠い。
右足の痛さと折り返し地点になかなか着かないことに少々気持ちが萎える。
中間地点を過ぎたあたりから、右足の痛さでスピードが落ちるばかりか左右のバランスが取れず転倒するかも知れない、との不安を覚える。
痛みは距離を増すごとに大きくなり、途中棄権が頭によぎる。
無理して完走してもタイムはみじめな結果になることは目に見えている。それよりも本当に右足を痛めてしまうかもしれない、という思いが頭によぎる。
そのうちスタート地点にまた戻ってそこを通過し、最初の工業団地を折り返ってきたらいいだけであるが、スタート地点でリタイヤするか決断が迫られ、今回は今後のことも考えリタイヤすることとした。
スタート地点で歩道に移り、歩いてマラソンゴールのゲートのそばを通り抜ける。
時間は1時間10分程度であるので、それこそ大学陸上部の先頭集団がゴールしているそばである。
ゴールした選手はみんな完全に疲れ切った様子であるが、私の方は全然疲れていない。ただ右足太腿が痛いだけである。一応ラップは次のとおり。
LAP TIME /km
1km | 2km | 3km | 4km | 5km |
6km | 7km | 8km | 9km | 10km |
11km | 12km |
5:45 | 5:34 | 5:38 | 5:36 | 5:43 |
5:30 | 5:33 | 5:42 | 5:45 | 5:53 |
6:11 | 6:17 |
着替えているとそのうち若手の友人が涼しい顔してやってきた。タイムを聞くとなんと1時間20何分とかですごいタイムを告げている。
それから職場の若手が厳しい顔して戻ってきた。2時間は切ったが苦しかったとのこと。
若手のもう一人の友人も戻ってきたが、彼は2時間を超えたとのことであった。
若手の頑張りを見るにつけ、今回リタイヤしたことが悔やまれる。我がマラソン人生で初めての経験である。
来月は荒川マラソンのフル、4月は武相マラソン(ハーフ)、5月が山中湖マラソン(湖畔一周コース13.5km)を控えているが、右足太腿の痛みを抱え、これからどうなることやら。
これまでタイムは年齢を重ねるうちに当然落ちてくるものと覚悟しているが、体力を使い果たして完走するというような達成感を味わうこともなくなるのではないか。
スタート付近では10kmの部の先頭集団がちょうどゴールしてくる場面に立ち会うことになり、若いランナーが必死の形相で体力を使い果たしてなだれ込んでくるのをみていると、若さをあそこまで使い果たす姿にある種のうらやましいさを感じた。
今回、故障による思わぬリタイヤでただただ屈辱感で終わったレースであった。