丹沢湖ハーフマラソン  2017年11月26日(日)
毎年恒例の丹沢湖ハーフマラソンに参加してきました。
今年は2月の神奈川ハーフマラソンで思わぬ途中棄権という事態から、毎年出場している4月の「武相マラソン」、また5月の「山中湖ロードレース」も諸般の事情で出場できず、久しぶりのレース出場であった。2月の神奈川ハーフでは右大腿筋肉の裏側、ハムストリングスが次第に痛くなりリタイヤとなった。その後も練習するも痛みがぶり返し、しばらく皇居1週(5km)も出来ないくらいであった。ネット情報によれば長期休養が必要とあったので、練習もやめてしまっていた。ただ山登りではハムストリングスに痛さが残らないので、もっぱら山登りで過ごしていたのであるが、やはり走りこんでいないので、山登りでも体力低下が感じていた。3〜4か月経ってハムストリングスの痛さがようやく抜けてきたあたりから、徐々に走り出したが、やっと皇居1週程度では痛さが残らないくらいになったが、それにしても月に1回程度という、例年であれば土日の12km走、プラス月1回の皇居2週、月間距離としては100km程度というペースからは激減ぶりである。
今月に入り、久しぶりに代々木公園で8km走をしたが、幸い痛さが出なかった。これでハーフのレースも大丈夫であろうと気を良くしたので、今回のレース参加となった。また痛くなれば途中棄権でもいいやという気もあった。

さて当日の天気は快晴、また気温も寒くない。いつもとおり駅から臨時バスに乗り込んで丹沢湖へ向かう。丹沢湖周辺は紅葉のまっさかり、雪を抱いた富士山が山間からちょこっと望める。暖かいので、グランドの脇の草むらで着替え、しばらく昼寝。ここのスタートタイムは11:20と通常のレースと比べて遅い。枯葉の上でうたたねした後、まだ1時間ほどあるがスタート地点に向かう。スタート地点では少々年配者が多い人でごった返していたが、そういえば10kmレースのスタートが11:00である。この光景を見るにつけ来年はもう10kmにくらがえしようかという考えが頭をよぎる。

比較的前の方に陣取ったので、号砲がなってから20〜30秒でスタートラインを超える。このコースはすでに何回も走っているので熟知しているが、スタート地点から少々登坂である。しかしすぐに平坦になることが分かっていたので、集団から離れないよう我慢して付いていく。途中5kmあたりまではキロ5分40〜50秒ペースであった。これでは2時間は切れないと思いながらも、2月の神奈川マラソンのリタイヤしたことを思い、とにかくマイペースを維持する。幸いハムストリングスはあまり痛くならずペースを維持することができる。ただもう完全に復活した訳ではなく左臀部の奥が少々痛み出すが、ペースが落ちるほどでもなかった。さて後半の10kmに差し掛かるとややランナーズハイを覚える。が、しかしやはり登坂ではぐっとペースが落ちる。昔から傾斜に対して敏感であるが、ちょっとの坂でもペースががくんと落ちてしまう。残り5kmになってやはり練習不足のせいか呼吸が苦しくなる。まわりのランナーもまばらになってくる。残りに4kmは湖畔の曲がりくねったロードをただひたすらに走るだけであるが、コーナーを曲がるたびにゴールが見えない時の落胆で精神的につらい。ようやく最後のコーナーをまわり、ゴールの学校が目に入るも全然スピードが上がらない。それまでスタイリッシュな女性の後をなんとか食いついていたが、ちょっとした坂でやはり置いてきぼりにされてしまい結局ゴールまで追いつくことはできなかった。
やっとの思いでゴール、腕時計をみたらやはり計測に失敗していた。安もんの時計でラップを測っているつもりであるが、ボタンを間違えたのかどうでもよい数字が並んでいた。ただ現在時刻からだいたいの時間が分かるが、やはり2時間を大きくオーバーしていた。完走証を手渡され記録をみたら、2時間9分16秒(ネット)とあった。昨年は2時間1分39秒であったので大きくダウンしている。やはり練習不足が大きい。また年齢のせいもある。これではもうハーフをやめて来年からは10kmかな、という気持ちになったが、順位をみると全体で1,046人中622位、60歳以上の部でも151人中76位とあり、周りのランナーも少なかったので、最後の方かと思っていたが、まだ真ん中の順位ということを知って気をよくした。

   

レースを終えていつものように「しし汁」を食べてバスに乗って帰る。バス停は長蛇の列、やっと乗り込んだバスはやはり紅葉シーズン、大渋滞のなか、運転手から途中下車してJR線に乗り換えた方がよいとのアドバイスを受け、御殿場線「谷峨」駅から電車に乗る。このバスに乗っているほとんどの乗客が下車し、また丹沢周辺の山を楽しんだ登山客も加わって電車の中も満員、その中で少々気分が悪くなってしゃがみこんだ。荒川マラソンの帰りに経験したあの貧血症状である。その後、しゃがんだせいか回復し小田急の新松田駅で箱根そばを食って自宅に帰った。
結局今年2月の途中棄権したレースから長い間ハムストリングス損傷で走りこんでないので、ハーフもフルマラソン並みにきつくなっている自分を知らされた。練習不足に年齢が加わって、今後のレースにはやはり日頃の練習がなければ現状維持も難しいということを思い知った。今シーズンは来年1月の谷川真理ハーフ、2月の新横浜ハーフとなるが、これらのレースを無事こなすためにも練習を誓う自分であった。

●ランニングライフのページへ

●レース記録のページへ

 ホームへ