宝篋山(461m)
行動記録
行程図
■5月11日(土)
自宅(6:20)==鶴川(6:38)+++代々木上原(6:59,7:07)+++北千住(7:42,7:56)+++つくば(8:39)
つくばセンター(9:15)==市営小田駐車場(9:10)
市営小田駐車場(9:45)→小田休憩所(9:55)→極楽寺跡(10:05)→慈悲の滝(10:15)→分岐(10:55)→宝篋山(11:30,13:00)→分岐(13:10)→尖浅間山頂(13:35)→沢の小道(14:10)→ゲート(14:30)→小田休憩所(14:50)→市営小田駐車場(15:00)
市営小田駐車場(15:10)==デニーズ(15:50,16:20)==つくばセンター(16:40)
つくば(16:42)+++北千住(17:16,17:25)+++代々木上原(18:01,18:06)+++鶴川(18:31)==自宅(18:45)
天気図
■5/11(土) 日の出 4:37, 日の入り 18:36 晴れ 24.8℃/10.7℃ 南南西 3.1m/s 湿度 平均 65% / 最低 33% 降水量 0.0mm
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@つくば(茨城県)
アプローチメモ
行動記録
先日筑波山に登りその山行記録に詳細記載しているが、そもそも事の起こりは出向先の同僚との呑み会で「山に連れて行って」とのリクエストがあったことから計画した筑波山行であった。同僚のお住まいがつくば市ということもあり、筑波山、それに宝篋山の2案を提示していたが結局宝篋山に行くこととなった。日程調整で呑み会に参加した人全員に打診したが、ほとんど現役の方なのでいろいろ事情もあり、結局4名で行くこととなった。しかし、その中のひとりが前日に急用が出来たとのことで最終的に3人で行くこととなった。筑波山はせっかく計画したので一人で行ったという次第である。
宝篋山については私は行ったことがないが、筑波山の手前に位置し標高も筑波山より低い。同行する皆さんも登山が初めてと言っていたのでレベル的にちょうど良い山であること間違いない。前月筑波山に登った時に近くでなだらかな山容を見せていた。また我孫子に住んでいるTさんが車を出すとのことで、つくばセンターから登山口までの足の便も心配せずに済む。天気予報によれば平日は曇った日が多かったが、土曜日は晴れとの予報で、連休の山行のように5月の爽やかな季節を感じる山登りになりそうだ。
【5月11日(土)快晴】
朝起きて自宅を出ると予報通り晴れ、つくばセンターまで電車で行く。9時集合であるが20分前につくばに到着。集合場所はバスセンターの隣の駐車場であるが、車で来るTさんを待つ。
ほどなくしてTさんの車が来た。もうひとりのSさんを待っている間、Tさん曰く、この山行のためにいつものウォーキングを距離を倍にして歩いたところ足を痛めてしまったとのこと。詳しく聞くと症状が私が現在右足太腿に感じている症状とそっくりである。またもう一人の参加者であるSさんからは、ぜんぜん運動していないので迷惑をかけるかもしれないとのメールが入っていた。ということで、今日はお互い無理せずゆっくり登ろうということとなった。そんな話をしている矢先Sさんがバタバタとやってきた。そういえば毎朝職場にいつも駆け込んでくる姿を思い出した。昔と変わらない。また急いだせいでそこのバス停のところで転んだとか。膝とか手に擦り傷はなかったが腕は痛いという。ただ山登りには影響はないと言う。見た目にはなんともなさそうである。が、しかし我々の中で一番本格的な山登りスタイルで決まっていた。ということで、とにかく3人揃ったところで宝篋山の登山口駐車場に向けて出発した。
予定してた登山口に近い小田休憩所の駐車場はすでに満車、少々出遅れたかなと思ったが別の駐車場を示す看板があり、それに従い住宅街の中にある駐車場に向かう。そこもほぼ満車状態であったがどうにか1台は駐車出来た。
駐車場は登山口から少々離れていたがほどなく小田休憩所に着く。土曜日であるが登山者は結構多い。行く手には青空をバックになだらかな山容の宝篋山が構えていた。田んぼの端を通って新緑の森の中に入っていく。
沢沿いの山道であるが樹林帯の中で結構深い森といった感じで自然を感じる。ほどなくして慈悲の滝という標識があるが、その傍に流れている沢にあまり高低差のない小さな滝がありなんだかみすぼらしい。山道をしゃべりながら歩いているとSさんから宝篋山には以前に来たことがあると言う。そればかりか月山とか那須岳などに登ったとのこと。それを聞いた山登りにまったくの初心者のTさんがびっくり。メールにはそれこそ初心者のような書きぶりであったので私もびっくり。
沢沿いの道はいくつか小さな滝を通り過ぎてやがてなだらかな山腹の道に入る。ベンチがあったのでそこでしばし休憩。その後も今日は体力や足の不調を訴えるメンバーだらけなのでのんびり登る。登りで誰も息があがらずずっとしゃべりながらもほぼコースタイムに大幅に遅れることもなく山頂に着いた。私も右足太腿の痛さを感じることはなかった。
山頂は広場になっていて立派な椅子とテーブルがあり、ほとんど登山者で埋まっていた。幸い一番ロケーションの良い椅子に座っていた登山客が引き上げたので、その椅子とテーブルを確保することが出来た。筑波山を眼の前にして昼食を取るには贅沢な席である。今回は他の方にもお湯を沸かしてあげようとテルモスにお湯ではなく特別にコンロ(Jetboil)を持ってきたが、Sさんもコンロを取り出して手際よくお湯を沸かす。それを見てまったくの初心者でザックも娘さんから借りてきたというTさんはまたまたびっくり、山の道具について教えてくれという。私も昔のSさんからは信じられない。本格的な山ガールだ!
私はパスタとパンで、それからコーヒーやお菓子でゆったりとしたランチタイムを過ごす。記念写真を撮って下山に取り掛かる。もと来た道を引き返し分岐から今度は尖浅間山を目指す。道はなだらかで歩きやすい。尖浅間山からは常願寺沢に沿って下る。私は用心してストックを取り出す。沢沿いの道を下るが途中沢沿いの道か山道かの二股に出会う。気持ちが良いので沢沿いの道を選ぶ。そこでTさんは膝にサポーターを巻く。小さな沢であるが少々湿った箇所があるくらい。なかなか奥深い森で時折木漏れ日がさしている。
森から出ると田んぼが広がっていた。午後の陽ざしで暑いが風は爽やかである。アスファルト道路をトボトボ歩いて駐車場に着くと午後の3時となっていた。太陽はまだ高い、また喉も乾いていたのでファミレスに寄って冷たいものでも身体に入れようということなった。
ファミレスでパフェとドリンクバーを注文する。ほんとに久しぶりにパフェを食べたが冷たくておいしかった。今日の山行の反省や職場の話などしゃべっているとSさん、腕が痛くなってきたという。左腕が少々腫れてきて少々熱も出てきているようである。そういえば昼飯時ペットボトルの蓋を空けるのに左手が使えず苦労して開けていた。だんだん腫れてきたようなのでTさんが急いでスマホで空いている病院を検索するとセンター近くの病院が見つかった。Sさんは大丈夫というがせっかく見つけたのですぐ行こうということになりファミレスを出た。その病院の駐車場でSさんをおろし我々はセンター駅に帰ろうとすると、Sさんが車に戻ってきて病院は休業の張り紙がしてあったという。土曜日なのでもう空いている病院はないと思われるので、今日は仕方なくこのまま解散ということで私はセンターで下してもらい、Sさんには静養して週明けに病院に行ったらということで分かれた。
ということで、山行はつつがなく楽しむことが出来たが、とんだ終わり方となった。
感 想
山行の翌日Sさんから連絡があり、日曜日に近くの整形外科に行ったところなんと橈骨にひびが入っていたとのことであった。登山は腕を使わなかったので全然痛くなかったというが、いやはや朝の集合場所でどういう転び方をしたのやら想像つかない。こちらは山行中Tさんと足の筋肉痛について話していたが、ネットで少々調べてみると我々の方はどうやらハムストリング損傷らしい。その場合、まず安静して回復を図ることとあった。そういえば、私の場合、3月の立川シティマラソンで足を痛めてから、その後も週末ごとにランニング、KMTのハイキングや山行をしていたので、筋肉が回復する暇がなかったのかもしれない。これまでしばらくしたら痛さもなくなり回復していたので、ランニングしたり山登りすることにより筋肉も鍛えられるという考えでいて安静という考えがなかった。またストレッチの重要性もまったく無視していた。年齢により脚の筋肉の衰えに対してもう少しストレッチなどケアが必要と感じた次第である。
宝篋山、低山ではあるがなかなか自然が一杯で道や道標など整備されていて歩きやすい。筑波山よりも静かで自然を味わうことが出来た。今回いろいろ身体的欠陥の話題で終始した感があったが、なによりも五月晴れの下、爽やかな新緑を十分楽しむことが出来た。