霧ヶ峰 車山(1924m)
行動記録
行程図
■7月20日(土)
箕輪町先輩宅(5:00)==霧ヶ峰自然保護センター駐車場(6:30)
霧ヶ峰自然保護センター駐車場(7:00)→登山口(7:15)→車山肩(8:00,8:05)→車山山頂(8:45,9:00)→車山乗越(9:25)→蝶々深山(9:40,9:55)→沢渡(10:20,10:30)→ランチ休憩(11:20,12:00)→霧ヶ峰自然保護センター駐車場(12:30)
霧ヶ峰自然保護センター駐車場(13:10)==塩壺の湯(14:00,15:00)==箕輪町先輩宅(16:00)
天気図
■7/20(土) 日の出 4:45, 日の入り 19:20 晴れ 31.3℃/22.7℃ 北西 2.8m/s 湿度 平均 76% / 最低 50% 降水量 0.0mm
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@諏訪(長野県)
日帰り温泉
行動記録
霧ヶ峰は百名山のひとつである。我百名山の記録では登頂と記しているが登ったのは子供がまだ小学生くらいの時に車でヴィーナスラインで麓まで行き、そこからリフトに乗って登った記憶がある。なので、詳細な山の記録はない。
今回KMTの7月ハイキングとして霧ヶ峰を選んでくれたので、百名山記録をしっかり残すためにも参加することとした。問題は集合場所の霧ヶ峰自然保護センター駐車場に朝の7時集合ということである。中央道で行くにしても早朝、それも夜明け前に自宅を出る必要がある。年寄りには早朝の長距離ドライブはちょっときつい。そこで伊那谷に住んでいる先輩に前日泊めてもらうことでお願いしたら快く承知してくれた。ついでにこの山行にも参加したらと誘ったところ、これも承知してくれた。KMTメンバーには先輩のことをこれまで話したこともあり、幹事からもOKとの快い良い返事をいただいた。お天気もちょうど梅雨明けということで夏山を期待できそうである。
【7月19日(金)晴れ】
前日の金曜日は平日なのでお休みをとっていたが、朝一に職場のメールをみると急ぎの用件が入り、結局自宅を出るのが10時頃になってしまった。平日のせいか中央道は空いていて、伊那谷の先輩宅には2時過ぎには到着。さっそく近場の温泉に行ってその後近くのスーパーで夕食の買い出し、そして6時頃から宴会となった。
【7月20日(土)霧のち晴れ】
翌朝、5時過ぎに出発したら集合場所の霧ヶ峰自然保護センター駐車場には6時20分頃に到着。
駐車場が間違っていなだろうかうろうろしていると後ろにFさんと思しき車があり、案の定駐車場に入ったらその車も後からついてきて車から下りるとやはりFさんであった。お互い早いお着きで、と挨拶すると午前3時に家を出てきたと言う。いやはや。そのうち皆さんもやってきた。駐車場は予想(渋滞と満車)に反してガラガラ状態であった。
問題はあたりは一面霧に包まれ、車から出ると風もあり半袖では涼しい。それにしても霧ヶ峰全体が雲の中、Tさんの予報ではお昼まで霧は晴れないとのことであった。
気を取り直して登山口から霧の中を歩く。視界は50mくらいか、ただ登山道に沿ってアスファルトの自動車道が見える。途中ザックカバーを付けたりして休憩し、1時間ほどで車山肩までやってきた。近くに駐車場があり、コロポックル小屋に着くと観光客がたむろしていたが、ハイカーはほとんどいない。
ここがニッコウキスゲの名所なのだが、霧の中で展望がいまいちである。ボランティアガイドがいていろいろ説明してくれたが、やはり晴れてないと素晴らしさが感じられない。
ここから車山に向け高度を上げていくがポツリポツリと雨を感じ、益々ガスが濃くなってくる。 山頂についたが何も見えず。山頂に立っている白いドームがうっすらと見える。
とりあえず山頂標識の前で集合写真を撮り、なだらかな山頂を巡るとテラスがあった。またその先には神社が建っている。その神社の4つの門には御柱が建っていた。テラスとか神社は以前家族で来た時は確かなかったはずだが。。。
車山山頂から階段を下りて車山乗越に出る。山の陰になると風が止み、また霧もいくぶん無くなり回りの風景も目に入る。ここから蝶々深山に向けてまた高度をあげていき、山頂に着いた時には、まだガスの中、さらに雨も本降りとなったので、カッパ、ウインドブレーカーを着こみ直ぐに下山した。
蝶々深山から八島ヶ原湿原に行く予定であったが、途中に分岐があり、朝出発した登山口に抜ける近道があり、この雨と霧の中でさらに湿原に行くのも気が進まないのでシュートカットすることとなった。
なだらかな斜面を下り始めると緑の笹原に沢山の白い花が咲いていて、霧に包まれているが綺麗なところであった。下りきったところで道路に出ると車が2台ほど止まっていて奥にヒュッテがあった。沢渡というところであるが、分かれ道がたくさんあり道を間違えそうになった。地図を確認して、駐車所に向けて林の中を進む。
この林を抜けると青空が見え始め、気温も上がり始め出発点の駐車場や回りの山々も見えてきた。さらに時間とともに霧ヶ峰の全景が見えてきて、このまま下山してしまうともったいないので途中の笹原の中の少しばかりの空地を陣取り、雄大な景色を見ながらランチすることとなった。
昼食を終え、ゴールの駐車場までほんの20~30分であるが、あたりに高山植物の花が咲いて青空の下太陽で光輝いている。さらに駐車場に近づくほど両側のお花畑は見事でそれぞれの花に標識がついていて参考になった。
ほんとこれまでガスの中で景色が見えなく黙々歩いたのが嘘のようで、高原のお花畑の中を歩くことができた。
沢山の花を楽しみながら無事に駐車場に着き、先輩の畑から昨日収穫したばかりのトウモロコシを皆さんにお裾分けし皆さんと分かれた。
私は先輩と近くの温泉へということで、スマホで検索したところ、茅野市の「塩壺の湯」というところを見つけ、霧ヶ峰高原を抜けて茅野市に下りていく途中にその温泉があった。この温泉、まだ出来てから新しいようで、設備は新しく、また午後の1時過ぎということもあり客もおらず、綺麗で広い温泉をゆったり楽しむことができた。
感 想
今回は夏山ハイキング程度、それも梅雨明け宣言で高原の山歩きを期待したが、やはり名前のとおり霧に包まれた高原を歩く羽目になり、久しぶりにカッパやザックカーバーの出番となった。ただここで私の薄手の高級ヤッケは雨の中ではまったく役に立たないことが分かった。風があると広げて手を通すのも一苦労、雨で身体にまとわりついたり皆さんの助けを借りてやっと着込むという状態であった。雨にはやはりカッパである。
このように最初は霧ヶ峰の名前のとおり、霧の中で高原をうろつくだけに終わるところであった。しかしながら、最後は晴れて周辺の山々、それに高山植物のお花畑も楽しめて、結局めでたしめでたしの山行であった。