小町山(361m)>宝篋山(461m)
行動記録
行程図
■6月1日(日)
自宅(5:00)==稲城IC(5:15)==守谷SA(6:00,7:00)==谷田部IC(7:15)==筑波(7:30,7:40)==小町の館(8:00)
小町の館(8:10)→小町山登山口(8:20)→小町山(9:20,9:30)→鬼越山(9:45,9:50)→宝篋山(10:40,12:10)→東城寺(13:20)→小町山登山口(14:00)→小町の館(14:10)
小町の館(14:20)==筑波(15:00,16:00)==谷田部IC(16:30)==調布IC(18:35)==自宅(19:30)
天気図
■6/1(日) 日の出 04:24, 日の入り 18:52 曇り 22.0℃/14.8℃ 南東 1.9m/s
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@土浦(茨城県)
アプローチメモ
行動記録
かっての職場の方と昨年宝篋山に行ったが、今年も5月の連休に山に行かないかとお誘いするとすぐにOKとの快い返事。ただ私と違って現役の方なので、日程調整するもなかなか合わず結局5月31日に実施ということでとりえず日程だけ決まった。一方、その職場で携わっていた試験衛星の打ち上げロケットの展示用パネル写真が処分されるので希望者は引き取ってもよいとの話があり、ただで貰えるならという卑しい根性でさっそく手をあげた。ただ問題はそのパネル、少々大きいのでどうやって入手するか、筑波から手持ちで持ってくるにはちょっとやっかい、いつかは引き取りに行かねばならないけどどうやって運ぶかずっと悩んでいた。
そこで今回の山行を筑波周辺にして、自宅から車で行き、帰りにそのパネルを引き取るという方策で計画を練った。筑波周辺の山といえば筑波山、それに昨年に行った宝篋山ぐらいしかない。筑波山は人が多いのでパス、今回も宝篋山ということでは去年と同じで新鮮味がない。ネットで調べてみると周辺に小町山という小さい山があり、低いながらも中高年登山者が多く登っているようである。また小町山から宝篋山へは稜線伝いで行ける。小町山だけではちょっと物足りないので、小町山から宝篋山に行ってまた小町山の登山口に戻ってくる周回コースを提案したところ異議なしということで山行計画は確定した。
さて場所も決まったし、車での日帰り、また久しぶりに早朝ドライブということで、高齢者ドライバーにとっては少々身が引き締まる。ただお天気がどうもさえない。5月の連休以降、週末となるとなぜかお天気が悪い。案の定31日土曜日は雨という予報となり、とりあえず翌日に延期することにした。日曜日も晴れの予報ではないが土曜日から回復する傾向なので、まあ雨にはあわないであろうと期待する。
【6月1日(水)晴れ】
自宅を5時に出て首都高を通って常盤道に入り守屋SAには6時に着いた。久しぶりの首都高ではあったが、意外と空いていて気持ちよく走れた。SAで朝食用に持ってきたおにぎりを食べ筑波に向かう。予定通りSさん、Tさんと合流して登山口にあたる「小町の館」に行く。広い駐車場には幸い車が数台しか止まっていなかった。
曇り空、陽射しはないが雨の心配はなさそう、支度してさっそく歩き始める。
小町の館から舗装道路を山に向かって歩き、すぐに朝日峠の入口の標識、そこを通り過ぎてほどなくして小町山登山口とデカデカと描かれた支柱が建っていた。そこから山道となるが、その入り口には「山の神」とくっきりと書かれた丸い石祠があった。なかなかりっぱな石祠がまさに登ろうとする道の正面に鎮座しているので、少々お参りしてから入山する。山道に入るとあたりは意外と深い森である。
登山者もいなくて静かで、時折小鳥のさえずりが聞こえる。傾斜がきつくなったところを登りきると小町山に着いた。山頂はちょっとした広場になっていて木立のなか、そこそこの登山者が休憩していた。見晴らしはあまり良くないが木々の間から筑波山が望めた。
ここからは宝篋山まで稜線歩きとなる。道もしっかりしていてなだらかで、距離をどんどん稼げるといった感じ。途中、右手に小高いピークを登る細い道があり、そこを登ると鬼越山であった。そこには展望台があり、土浦市方面、またそこから広がっている霞ヶ浦の湖面が見渡せた。
さらに稜線の道を進むと時折白い花が地面に落ちている。小さい花をつけた木々が時期を過ぎたせいか花びらを落としている。気になって帰ってからネットで調べてみるとズミの木らしい。
さて稜線上の山道は舗装道路とほぼ並行に走っている。さらに宝篋山に向けて地図上では道が続いているが、地図では「通行止め」のマークがある。その場所にくるとなんとゲートがあり、その真ん中に「登山道ではありません」との標識。ちょっと躊躇してしまうほど頑丈がゲートである。ここから元来た道を引き返すのももう半分くらい来てしまっているので、その気にはなれない。宝篋山は近いし、鉄製のゲートの端には人が通れるように隙間もある。とりあえず様子を見てみようと中に入ってみる。どうやら宝篋山山頂に建っている電波塔へと続く保守用道路であることが分かった。道も車1台分ゆうゆう通れるくらい立派である。そう思っていたら前の方から登山者が歩いて来た。尋ねてみると宝篋山から来たという。通行止めとなっていることなど全然気にしていない様子。さらに歩いているとまたまた登山者に出くわした。もう通行止めなんかまったく頭から離れていた。
この保全車両用道路を進むと、馴染みのある宝篋山の裾に出て山頂に到着。時刻はまだ11時になっていなかったが朝食が早かったせいかおなかが空いていた。さっそく昼食にとりかかる。山頂は大勢の登山者が昼食を取っている。約1年ぶりの山頂であるが、木製のテーブルや椅子がなんだか古くなったような感じである。お湯を沸かしいつものカップラーメンをすすっているとなんと陽射しが出てきた。青空も見えてきた。
長いランチタイムを切り上げ、下山に取り掛かる。昨年歩いた道を辿ってバイオトイレで用を済ませ、次の分岐点で小町山方面へ曲がる。そこからは山道ではあるがあまり人が歩いている感じがしない。またところどころ分岐点があり、いちいちYAMAPアプリの地図で現在地を確認して進む。途中トレランの人が我々を追い抜いていったが、道を間違えたと引き返してきて我々が進む道を走って行った。そうこうしてようやく東城寺に到着。意外と広い境内には人影はなかった。そこを通り過ぎて小さい沢道を下って、ようやく朝に拝んだ石祠に出くわした。この石祠の前にある休憩所で地元の老人達であろう、暇そうにおしゃべりしている。そこで、スマホのシャッターを頼んで我々の下山記念写真を撮ってもらった。
予定どおり下山してきて、車でファミレスに行ってアイスクリームで打ち上げ。その後、今回のミッションである打ち上げロケット写真パネルをSさんから受け取り、東京に向けて帰った。
帰りの首都高は八潮付近で工事で車線規制があり、渋滞を抜けるのに1時間もかかった。また譲り受けたパネルの1枚は調布に住んでいるNさんに届けるため、調布ICをおりて彼に渡し、その後自宅に着いたのは7時半であった。
感 想
標高360mの小町山、それに昨年に行った宝篋山ということでどちらも低山なのでピクニック気分で行ったのであるが、宝篋山から小町山登山口までは意外のタフなコースであった。幸い途中から青空も見えてきてちょっと蒸し暑かったが程よいトレーニングとなった。また譲り受けたH2Aロケット打ち上げ写真パネルは、さっそく自宅のリビングルームに掲げられた。すると、我が家の味気ない部屋は少々格調高い雰囲気となった。