明神ヶ岳

山行概要

  • 報告概要
    いつものメンバーで明神ヶ岳に行ってきました。
  • 山行日
    2025年1月18日(土)
  • 天 気
    晴れ
  • 企 画
    KMT
  • 装 備
    約2.0kg
  • 同行者
    Tさん、Kさん、Yさん、Yさん、Aさん、Iさん、Nさん、Kさんで総勢9名
  • コース概要
    宮城野バス停→登山口→明星ケ岳→鞍部→明神ケ岳→鞍部→保養所みやぎの

明神ヶ岳にて

行動記録

行程図

map

■1月18日(土)

自宅(5:45)==鶴川(6:03)+++小田原(7:09,7:19)+++箱根湯本(7:34,7:36)+++強羅(8:12)
強羅駅(8:40)==宮城野橋バス停(8:55)

宮城野橋バス停(9:00)→登山口(9:35)→明星ケ岳(10,40,11:00)→鞍部(11:40)→明神ケ岳(12:30,13:20)→分枝(13:50)→鞍部(14:40)→保養所みやぎの(14:50)

■1月19日(日)

保養所みやぎの(10:10)==強羅駅(10:20)
強羅駅(10:22)+++箱根湯本(11:06,11:12)+++小田原(11:27)

小田原(13:33)+++町田(14:29,14:32)+++鶴川(14:38)==自宅(14:50)

天気図

■1/18(土) 日の出 6:47, 日の入り 17:02 曇り時々晴れ 9.7℃/0.6℃  東南東 1.3m/s 降水量 0.0mm

天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@小田原(神奈川県)

アプローチメモ

  • 小田急線(鶴川→強羅)      1,419円(片道)
  • 箱根登山鉄道(強羅→箱根湯本)   770円(片道)
  • 小田急線(箱根湯本→小田原):   360円(片道)
  • 小田急線(小田原→鶴川):     483円(片道) 計 3,032円

行動記録

 今年最初の登山は箱根外輪山の明神ケ岳ということで、この会で10年以上前に行ったことがある。Tさんによれば、今回の登山もまったく同じコースということで、私の記憶ではすぐ登れて稜線には広い道が続いていた記憶がある。ただ途中にトイレがまったくないので、女性の方が山から下りてきてトイレに一目散に駆けだしたという記憶もある。今回はその指摘が影響したのか分からないが女性は誰一人参加しなかった。
 またNさんから箱根に会社の保養所があり、格安で泊まれるので利用しないかというありがたい提案があり、もちろんOKの返事。私以外にもお声がけしたそうだが、結局Nさんと私を含め4名の宿泊ということになった。
 天気予報では当日最初雪の予想もあったが、なんとか曇り、夕方に雨ということであった。

【1月18日(土)晴れ】

 箱根なので小田急に乗って小田原経由箱根湯本駅で箱根登山鉄道に乗り換えて強羅駅に行く。同じく電車で強羅駅にくるYさんを待って、集合場所の宮城野橋に行く。強羅駅からは急で細い階段を下りていくが、バス通りにでて宮城野バス停に着くとTさんとKさんがすでに待っていた。後の方は次のバスで来るというので、湯煙の上がった橋の袂で待っていた。やがてバスが到着して全員集合、準備体操をして住宅街の坂道を登って登山口に向かう。非常に寒いかと覚悟していたが、坂道を歩くと身体は温かくなる。曇り空であるが山の稜線ははっきり見える。


宮城野バス停の宮城野橋口

登山口

 登山口でとりあえずフリースを脱ぎ長袖だけの軽装になる。急な坂道でやはり身体は暑くなる。以前の記憶ではすぐに大文字焼きの場所に着くものと思っていたが、なかなか着かない。高度が増すにつれ、振り返ると強羅の温泉街を挟んで箱根の山々が見える。やがて右前方に雪の富士山が見えてきた。 やっと急に左方向が開けた大文字焼き場所に到着。見晴らしもよく噴煙を上げている大涌谷や金時山、それに富士山も見える。開けた斜面でどのように大文字の字をつくるかちょっと分からないが、この斜面に松明を灯すのであろう。


明星ヶ岳への登り

大文字焼場所

 大文字焼き場所で景色を見ながら少々休憩してから明星が岳を目指して登る。傾斜がだんだん緩くなったところで、稜線の広い道路?に出た。確か以前来た時はここから右手方向に少々歩いたところが明星ケ岳山頂だったと思い出し、そちらに向かうと木々に囲まれた祠と石碑が置かれた山頂標識があった。辺りは背の高い萱の原っぱで全く展望はない。祠の前で写真だけを撮り、次の明神ヶ岳に向かう。


大涌谷と麓の温泉街

明星ヶ岳山頂の祠

 明星ケ岳からは気持ち良い稜線歩き、広い道の両側には背の高い萱でおそらく防火対策でこのような広い道となっているのであろう。ちょうど時折陽ざしも出てきて暖かい。行く手に今日の目的である明神ヶ岳が望まれるがちょっと遠い。


明神ヶ岳への縦走路

萱に囲まれた縦走路

 しばらくなだらかな稜線歩きが続いた後、急な下り、そして急な登りとなる。以前の記憶ではすぐ明神ヶ岳に着いたと思ったが、意外と遠い。ようやく登り切ったところで明神ケ岳に到着。数人の登山者がいて、その中に頂上で待ち合わせを予定していたKさんと合流した。Kさんとは久しぶりの再会で、友人と仙谷原方面から登ってきたのであった。
 山頂jからちょうど富士山が大きく姿を現わしていたので、まずは全員で記念写真を撮ってから昼食とした。風がなかったので零度以下の気温でも陽が当たっていると寒さに耐えられます。景色はほぼ全景が見えます。大きな富士山に圧倒されます。その隣には金時山、神山、駒ヶ岳、さらに奥には位牌山、越前岳も見えてます。


明神ヶ岳への登り

明神ヶ岳山頂からの富士山

 明神ヶ岳で昼食を済ませ、そこから元来た道を引き返します。登山道から下る時は眼の前に相模湾が広がっていた。青空が見えていて気持ち良い。縦走路を引き返すとやがて宮城野に下る分岐である鞍部に到着。


相模湾を望む

鞍部、ここから宮城野へ下ります

 ここから宮城野まで一気に下っていく。明星ヶ岳への登りの登山道より岩が多い。溶岩と思われる。足をひっかけないよう注意して下る。やがて登山道から抜け出て別荘地に入ったところで、保養所宿泊組と日帰り組と分かれた。日帰り組と分かれ泊り組の4人は別荘地の中のアスファルト道をトボトボ下る。辺りは大きな別荘や会社の保養所ばかりで、たまに高級車が通り過ぎる。やがてお目当ての保養所に到着した。
 保養所は至って立派できれい。ただし食事や大浴場のあるメインホールと宿泊棟とは渡り廊下を通るが一ヵ所だけ外に面したところがあり、この冬場でゆかた姿ではここで一気に寒気を感じてしまう。その点を除けば温泉といい料理といい満足のゆく宿泊施設であった。

感 想

 少々曇り空ではあったが稜線からは富士山も望め、また時折陽射しも出て満足のいく山行であった。それにしても以前の記憶ってすごく曖昧であった。10年以上も前なので記憶が薄れていることもあろうが、以前は若かったこともあり、この程度の山行は軽い部類との印象だけが残っていた。今回登りできつく感じたのはやはり年齢からくる体力低下だということを思い知った山行であった。
 山から下りてきて、温泉、それにお酒と美味しい料理を食べてそのまま寝るということで、やはり年寄りはこれに勝る山行はない。保養所泊りではこれまでこのグループに多大に貢献しているTさんにも日頃の苦労をねぎらうためにも参加してもらいたかったが、とにかくコスパのよい宿泊施設を利用させてもらってNさんに感謝です。

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