光城山・長峰山
行動記録
行程図
■4月30日(木)
先輩宅(6:40)==伊北IC(7:00)==安曇野IC(7:45)==登山口駐車場(8:00)
登山口(8:20)→光城山(9:00,9:10)→子ノ神分岐(9:20)→烏帽子峰(9:45)→天平の森(9:50)→長峰山(10:05,11:20)→光城山(12:00)→登山口(12:45)
登山口駐車場(13:00)==大王ワサビ園(13:30,14:10)==安曇野IC(14:30)==伊北IC(15:10)==みのわの湯(15:30,16:00)==先輩宅(16:30)
天気図
■4/30(水) 日の出 04:57, 日の入り 18:36 晴れ 21.7℃/2.3℃ 北北西 2.3m/s 湿度 43%
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@松本(長野県)
アプローチメモ
行動記録
5月のゴールデンウィークには毎年のように伊那谷に住んでいる先輩宅を訪問しているが、今回は事前にネットで北アルプスの眺望がすばらしい光城山・長峰山というのを見つけたので先輩に伝えてたところ、先輩も行ったことがないということで、仕事の報告も兼ねて先輩宅に泊まりその山を登ることとした。それからマイカーは4月に新品タイヤに履き替えたばかりなので先輩宅から登山口まで私の車で出かけることにした。
【4月30日(水)晴れ】
朝先輩宅でナビを登山口にセットしてみると近くにセブンイレブンがあり、そこで昼食を仕入れることにし出発した。安曇野ICを下りてセブンイレブンで朝食を仕入れ、また登山口を教えてもらう。登山口は住宅街を抜けていくが、お墓の前に駐車スペースがあったのでそこに車を停めて登山支度をした。登山口に向かうとちゃんとした駐車場があり、トイレもあり数台の車がすでに駐車していた。
駐車場脇の登山口から光城山に向けて出発。
登山道はつづら折りで大勢の人が歩いているらしく階段も設けられており登りやすい。今回ストックを忘れたが全く問題ない。高度を増していくにつれ、木々の間から北アルプスが見えて隠れする。やがて光城山の山頂近くになると道の両側は桜並木となった。その並木道を進むと右手に避難小屋がある。そこを通り過ぎるとすぐに山頂に着く。
山頂からは北アルプスの眺望が素晴らしい。この山には昔光城というのがあったらしく、城跡のせいか神社が建っていた。
光城跡
豊科地域内では規模の大きな山城で、鎌倉時代にこの地に来住した海野氏の一族、光氏によって戦乱の激しくなった戦国時代(16世紀)に築かれたと考えられる。
犀川右岸丘陵上の尾根道南端を固めており、武田氏の松本平侵攻に対しても、兵を配備し籠城したとみられる。しかし、天文二十二年(1553)、刈谷原城攻めに際し戦わずして落城した。その後、天正十年(1582)に松本城主となった小笠原貞慶によって修復されたと考えられる。
光城山から雄大な北アルプスを眺めながら少々休憩し、次の目的地の長峰山に向かう。光城山を下ると道路に出る。しばらく道路を歩くと子ノ神分岐に出た。
子ノ神分岐の標識には長峰山、天平の森とかの標識があるが、道路標識のようだ。地図を見ながら山道を選んだが、コースにある登り口には迂回路の看板があったのでそのまま林道を進んだ。林道もだんだん細い道となるも一向に地図にある烏帽子峰に到達する気配はない。左手で狭い山道があったので、急な坂を登ると稜線に出た。地図を頼りに進みやっと目的の烏帽子峰に到着した。すると稜線の道から光城山で出会った女性の登山者が登ってきた。迂回路とあったがそのまま登れましたよ、ということであった。
烏帽子峰から稜線に沿って下るとまたまた道路に出た。やはり長峰山へは車で来れるようである。その道路を進むと左手にりっぱな建物が出てきた。これが「天平の森という保養施設ということがわかった。建物の前はキャンプ場となっていて、またレストランもある。なんだか登山者にとっては似つかわしくない施設である。そこを通り過ぎると長峰山への登山口があり山道を登ることとなる。が、その脇は道路が並行して走っている。
蝶の森という場所を過ぎてしばらくして長峰山山頂に到着。すると北アルプスの全貌がどーんと目の前に飛び込んでくる。まさに感動的である。
山頂は北アルプス方面に下る芝生のゲレンデみたいになっていて、ベンチもりっぱな石で、山々を示す標識も立派である。なによりも周りは桜の木でさぞ桜が咲いておれば、桜と雪の北アルプスで最高の景色になろうかと想像する。それにしても山頂真ん中に奇妙なモニュメントが建っているが、このモニュメントと北アルプスの絶景とはちょっと合わないような気がする。またモニュメント手前に立派な展望台があり、そこに登ると周りの木々に邪魔されず文字通り360度の展望を満喫することができる。
山頂でコーヒーを沸かし、北アルプスの大展望を眺めながら熱いコーヒーは格別旨かった。山頂広場からも展望台からも何枚もしこの景観を写真に納め、パノラマを満喫した後、元来た道を下りることにした。
元来た道をひたすら下ることとなるが、途中バイパスしてしまった山道には松の大木が何本も倒れていた。おそらく病気にやられて自然に倒れたようで、倒れた太い幹はチェーンソーで切られて道の両側に片付けられていた。
光城山に到着すると登山客が休憩していた。そこから登山口まで下山する途中でも何人かの登山客とすれ違う。確かに簡単に登れる山なのでお昼になっても登ってくるであろう。
下山後はまだ時間が早いので、近くにある「大王わさび園」に寄ってわさび田とわさびソフトクリームを味わってから伊那谷の先輩宅に帰った。
感 想
たまたまネットで見つけた山であるが簡単に登れる割は北アルプスの絶景が楽しめる。先輩も知らなかったと。ゴールデンウィークに毎年先輩宅に泊り、近場の山に登るのであるあg、一昨年は守屋山、昨年は鉢伏山と、いずれも最高のお天気でそれぞれ北アルプスの山々を楽しむことが出来たが、今回の山が安曇野ということで北アルプスに近いだけあって迫力があった。またお天気も快晴、前日の雨で稜線は雪が積ったのであろう。それが白い輝きとなって美しい稜線を形作っていた。ほんと贅沢な一日であった。