子の権現

山行概要

  • 報告概要
    いつもの山仲間と子の権現に行ってきました。
  • 山行日
    2024年2月18日(日)
  • 天 気
    曇り時々晴れ
  • 企 画
    KMT
  • 装 備
    約2.0kg
  • 同行者
    Tさん、Aさん、Iさん、Yさん、Kさん、Yさん、Aさん、Nさん、U夫妻の総勢12名
  • コース概要
    吾野駅━登山口━天龍寺入口━阿字山展望台━天龍寺━子の権現奥の院━豆口峠━竹寺━小殿バス停

大わらじの前で

行動記録

行程図

map

■2月18日(日)

自宅(6:15)==鶴川(6:22)+++新宿(6:57,7:04)+++池袋(7:13,7:20)+++飯能(8:10,8:25)+++吾野(8:46)

吾野駅(9:05)→登山口(10:25)→天龍寺入口(11:00)→阿字山展望台(11:10,11:50)→子の権現天龍寺奥の院(12:00,12:20)→豆口峠(13:10)→鐘撞堂(13:30,13:45)→竹寺(13:50,14:15)→八幡坂ノ頭(13:40)→小殿バス停(14:55)

小殿バス停(15:00)==飯能駅(15:45)
飯能(18:55)+++秋津(19:22)==新秋津(19:31)+++登戸(20:05,20:08)+++鶴川(20:21)==自宅(20:35)

天気図

■2/18(日) 日の出 6:28, 日の入り 17:28  晴れのち曇り 17.1℃/3.0℃  東北東 1.6m/s 0.0mm

天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@秩父(埼玉県)

アプローチメモ

  • 小田急(鶴川→新宿):      356円(IC切符)
  • JR(新宿→池袋):       167円(IC切符)
  • 西武(池袋→吾野):       618円(IC切符)
  • 西東京バス(小殿→西武飯能駅): 740円
  • 西武(飯能→秋津):       314円(IC切符)
  • JR(新秋津→登戸):      406円(IC切符)
  • 小田急(登戸→鶴川):      230円(IC切符)  計 2,831円

行動記録

 KMTの山行については希望日はいつも△印にしている。なぜかということ、厳しい山の場合は遠慮したいためである。ルールでは希望日を〇印にしていると参加メンバーとして登録されてしまう。2月の山行が子の権現ということでちょっと調べてみるとそんなにきつい山ではないということで参加することにした。秩父の山はあまり馴染みがないので、この際新しい場所ということでも少々興味が湧いてくる。

【2月18日(日)曇り時々晴れ】

 秩父方面に行くにはいろいろなルートがあるので、今回は素直に新宿に出て池袋から西武線に乗って飯能経由吾野駅に行く。飯能駅から吾野駅へは皆さん同じ電車。Nさんだけ寝過ごして20分程後に着くので先に行ってくれとのことであった。
 吾野駅で集合写真を撮った後、最初は線路に沿って道路を歩く。


吾野駅で出発前の記念写真

子の権現へ

 鉱石集積所の脇の道を蝋梅の香りを嗅ぎながら歩き小さな神社、さらに先を行くと大きな諏訪神社に出る。ここで少々お参りして幹線道路を離れ関東ふれあいの道を進む。舗装道路となって緩やかに登っているとNさんが追いついてきた。さすがヨガの先生である。これで全員揃ったところで話しながらだらだらと登って行く。途中に古民家風カフェ、うどん屋もあり、寄り道したくなる。


入口の諏訪神社で参拝

林道を進みます

 舗装道路が終わり橋を渡ってやっと登山道に入る。坂道となりしだいに汗がでてきて一枚、二枚と脱ぎながら杉林の中を登って行く。


ここから山道になります

林の中を登って行きます

 1時間弱で途中道路に出てさらに山道を少々登ったところで子の権現のある茶屋に到着した
 そこには途中の道路でバイクでとおり過ぎていった外国人グループが休んでいた。まずは子の権現と反対側の展望台らしき場所に登って景色を求める。南方向の山々が望めたが霞んでいて遠くの方までは見渡せなかった。子の権現でランチという予定であるが、天龍寺の境内よりは展望台の下に東屋があったので、そこで早めランチ休憩ということとなった。


いったん道路に出ます。あと一息

阿字山の東屋でランチ

 この頃になると陽ざしもなく曇り空の下少々肌寒い。温かいカップラーメンとコーヒーで身体を温めた後、子の権現の天龍寺境内に向かう。そこでひとりの若者が近づいてきて飯能までの道を聞かれた。飯能って電車で行くのかと思いちょっと何を行っているのか分からなかったがその若者はトレイルのいでたち。幹事のTさんやKさんから地図をみせて説明すると礼を言って走っていった。
 天龍寺に向かうとその入口には巨大な仁王像が道の両側から出迎えているがなんとカラフルな色付けがなされ、なんか巨大なフィギュアが建っている感じである。そこを通り抜け、その先にあるのが神社、さらに先に立派な本堂があり、なぜか入り口に沢山の草履が沢山並べられていた。本堂の前からスカイツリーが見えるという小高い丘に向かおうとすると、その境内の右手に巨大な金色の草鞋。その横にも大きな下駄が据えられていた。ここはこの山はパワースポットということで、とりあえずそこで記念写真。


子の権現天龍寺へ

カラフルな仁王像

重さ2トンの鉄わらじ

大きな鉄の下駄

 巨大わらじ、巨大下駄をみたあと境内の外れにスカイツリー展望台との表示がある細い山道を登る。5分程で頂上に着き展望台からは残念ながらスカイツリーは霞んでいてよく分からなかった。その頂上直下に鐘つき堂があり、若者がなんとその鐘の中にひとり入っていて鐘をついている!その若者曰く、鐘に頭を入れるとアインシュタイン現象により中は静かだとのこと。そこで仲間が疑いを持って鐘の中に入りそっと鐘を突くと本当にその通りということでした。 ちょっとこれ以上難聴になりたくないので試したくない。


奥の院には巨大な鐘

鐘をついても中では音が小さいとか?

 さてアインシュタイン原理も経験したし、次の目的地の竹寺に向けて出発する。天龍寺の脇を通ると道端に福寿草が植えられていた。また林の方に目を向けるとなんと白い巨大な手が置かれている。何のためにあるのか不気味である。そこを過ぎて開けたところに出たところにきれいなピンク色した梅の木があった。陽ざしも出てきた温かい。春を感じる。


福寿草

林の中に不気味な白い強大な手

梅が咲いていました

美しい杉林

 しばらくなだらかな杉林の山道を進む。豆口峠を通り過ぎて竹寺・鐘撞堂との標識に出くわし、鐘撞堂に立ち寄る。ちょっとした広場になっており、ここでも鐘を付ける。また秩父方面、飯能方面への展望を楽しむこともできた。ここからスカイツリーがかすかに見えると皆さんはおっしゃるが近眼の私にははっきりと確認することは出来なかった。


鐘撞堂

関東平野の眺望

 この鐘撞堂から一気に下って竹寺に到着。山の中にりっぱな寺でがひっそりと建っている。茶屋もある。


竹寺

竹寺本堂

 竹寺の下に茶屋があり、表門にあたる登り口の鳥居に大きな茅の輪くぐりがあった。茶屋の先には綺麗に整備された竹林で作られたトンネルになっており京都嵯峨野のような雰囲気を醸し出していた。


茅の輪くぐり

美しい竹林

 竹寺から再び山道を引き返し、バスの時刻を気にしながらしばらく山道を進む。休憩もとらず少々速足で登ったり下ったりを繰り返しながら山から下りて道路にでるとバス停があった。無事15時前に到着。そんなに待つことなくバスに乗車、席も空いていたので座ることが出来た。ここから飯能駅まで40分程、疲れていたので座れて良かった。
 まずJRで帰る人がJR飯能駅で下車、その後残りのメンバー8名も終点の西武飯能駅で下車。16時前なので、さっそく打ち上げということになり、飯能付近をいろいろ探しまわり、さすがNさんがもつ鍋の店を探し出し、ここで呑み会組で反省会となった。まずはビールで乾杯し、温かいもつ鍋を囲みながら結局焼酎を2本半も空けてしまった。


小殿バス停

飯能で打ち上げ

感 想

 私にとって秩父の山は馴染みがない。子の権現と言われても位置関係が分からず山からの眺望も度の山が見えているのか分からない。ただ静かな感じがするので気に入っている。
 ただ今回の山行はマンガのキャラクターみたいな仁王像、巨大な金のわらじ、下駄、それに森の中で不気味に広げている白い手、アインシュタインの鐘突きや竹林などいろいろ変化があり楽しめた。
 子ノ権現天龍寺は入口に鳥居があり仁王像につづき本堂や鐘などもあり神仏習合の寺である。また足腰守護の神仏として信仰されているとのことで、一般に足腰の調子が良くない方を始め、古くは人力車、荷車関係の方、農林漁業に従事していられる方々や相撲取り力士、陸上競技・野球・サッカー・バスケット・スポーツサイクルなどのスポーツ関係の方々、トレイルラン・ハイキング愛好者が年間を通じて参拝されているとか。それにしても森の中で不気味に広げている白い手はなんだろうか。
 竹寺も本堂のほか竹製の鳥居、茅の輪くぐりとか神仏習合の寺であり、秩父の山奥にひっそりと建っている。天安元年(857年)に円仁(慈覚大師)が東国巡礼の際、病人が多いのを憐み、この地に道場を造り、大護摩の秘法を修したのが開山とされる。
 秩父の山にこんな歴史や文化があるとは知らなかった。お寺や神社などそれぞれ変化があり楽しむことが出来たが、福寿草や蝋梅、紅梅など春を感じさせる山行でもあった。思ったより歩いたし、打ち上げでは想定以上に呑んでしまった。

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