塩船観音寺・七国峠
行動記録
行程図
■5月3日(金)
自宅(6:45)==鶴川(6:58)+++登戸(7:11,7:19)+++立川(7:47,7:56)+++東青梅(8:28)
東青梅駅(9:15)→(9:40)吹上ショウブ公園(10:10)→(10:30)塩船観音寺(11:20)→(11:30)霞丘陵展望台(12:20)→(12:30)塩船観音寺(12:50)→笹仁田峠→阿須丘陵七国コース分枝→(15:30)金子駅
金子(15:47)+++拝島(15:29)
拝島(17:56)+++立川(18:08,18:13)+++登戸(18:40,18:48)+++鶴川(19:00)==自宅(19:15)
天気図
■5/3(金) 日の出 4:50, 日の入り 18:25 晴れ 28.5℃/13.3℃ 南南西 1.2m/s 湿度 73%/33% 降水量 0.0mm
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@つくば(茨城県)
アプローチメモ
行動記録
5月のKMTKMTハイキングは塩船観音寺という。そんな名前のお寺は聞いたことがないが、地図で見ると青梅付近の奥多摩近傍の低い山を歩くようなのでちょっとした運動にいいのかなと思った。今年のGWはカレンダーによる前半と後半に分かれていて、また天気予報によれば真ん中の平日がお天気が悪いが連休中はお天気がよいらしい。また吹上しょうぶ園では花菖蒲、塩船観音寺ではつつじが有名でこの日は「つつじ祭り」が開催中で火渡り荒行が行われるとのことで面白いハイキングになりそうだ。
【5月3日(金)晴れ】
天気予報どおり快晴、この3月から馴染みの立川から青梅線に乗って東青梅駅で下車。集合時間より1本早い電車で来たため、改札を出てみても誰もいない。駅前のスーパーの店先にあるベンチで座っているとKさんがやってきた。同じ電車ではなさそうであるが反対側から来たらしい。そのうちTさんも到着。9時前に着く電車で全員揃った。Tさんによれば長い距離を歩くことになるとのこと。そこでいつもの山行のようにストレッチ・体操をしてから出発した。まずは吹上しょうぶ公園に向け住宅街を歩く。
公園場所はすぐに見つかり中に入ると青々とした菖蒲が畑のように並んでいる。花はまだ咲いてなくて緑のまま、管理人によれば6月から開催されるしょうぶ祭りに合わせて向けて水やりなどで開花を調整しているとのことであった。田んぼのような菖蒲園の端で石楠花が綺麗に咲いていた。
ここから塩船観音寺に向かう途中、住宅の庭でも綺麗な花が咲いていた。車道を歩いていくうちに満車の駐車場が現れてくる。やはり祭りなのか観光客が多く来ているのであろう。やっと塩船観音寺の入口にあたる仁王門の前には多くの人が並んでいる。門をくぐり入館料(300円)を払って中に入る。大杉に囲まれた本堂ではお参りする人の長蛇の列。そこはパスして護摩堂に向かうがそこも人が多いので観音像に向かう山裾の道に登る。すり鉢状の谷の斜面には一面のつつじである。ちょっと時期は過ぎているがそれこそつつじで埋め尽くされている感じであった。谷底にある護摩堂付近から祭りなのかスピーカーから市長や来賓の挨拶が聞こえる。
今回の目的であるつつじを見るためにさらに中に入ると、すり鉢状の斜面にびっしりとつつじが植えられており、その中を歩けるようになっているが、その斜面の淵にあたる外側の道をつつじを見ながら高台に設置されている平和観音像まで登った。観音様の前にある展望台から、鉢底にある本堂を囲んでいる2万本と言われてるいツツジの全景を見渡すことができる。
ここでは時折吹くさわやかな風もとても気持ちがよいです。さらに遠方を見ると雪をかぶっていた富士山も見ることができ、その右方向は奥多摩の山々(大岳山、御嶽山など)も見え、大展望を楽しめた。 中央の広場で行われる火渡り荒行を見たいが時間があわず、あきらめてこの観音様の裏側を少し行ったところから境内を抜けてる霞丘陵に入った。わずか数分で展望台に着くと数人が休憩していた。我々もそこに分かれて陣取りし、隣のゴルフ場や青梅市街など周りの景色を見ながら昼食となった。時折吹き抜ける風が心地よい。
ここから七国峠に向け出発する前に、この先にトイレがないということで、再度寺に戻るとちょうど火渡り荒行が終盤を迎えていて一般者が火の上を恐る恐る歩くイベントを見ることができた。トイレのおかげで楽しみにしていたイベントも見られ、ここまで来た甲斐があった。さらに中央の観音池から観音様を見上げる景色がこの寺の最高の撮影スポットということが分かり、ここで記念撮影をした。
再度、霞丘陵自然公園に入り七国峠に向け新緑の中を木漏れ日を浴びながら歩く。ほぼ平坦な道で爽やかな風も気持ち良い。ただ分岐がいくつもありコースを間違えないよう地図を頼りに歩く。
霞丘陵自然公園を出るところに頑丈そうなゲートがあり、その横に歩行者用の通路があった。どうもこの付近は立正校正会の敷地のようだ。そのゲートを抜けると広いアスファルト道路(岩蔵街道)に出るとそこが笹仁田峠である。そこから再び山道に入り七国峠に向かう。ここで若い女性がひとり道を尋ねてきた。岩蔵温泉に行くというというので七国峠まで一緒に歩く。幹事のTさんが勧誘を試みていたが。。。
さて七国峠からこれまで平坦なハイキングコースであったが、登山道に変わり下りきると沢が流れていた。そこで沢を渡って飯能駅に出るかあるいは計画通り金子駅に出るかの議論が沸き起こる。というのも山から下りて打ち上げするのであるが金子駅付近はお店など何もないので、飯能駅に下りた方がお店がたくさんあるということで議論が沸き起こったのである。この沢を渡り飯能に行くかそれとも計画通り金子駅に行くかいろいろ意見が出たが、結局距離的に近い金子駅に行くこととなった。 小さい沢を渡り山道にさらに進むが、このような低山はいくつも道があり、やはり最初は少々間違えてしまった。峠を越える登りの山道を選ぶのが正解であった。ほんの15分程度の登りであるが、このハイキングで一番きつい坂であった。峠に出るとまたまた道は広くなりやがて舗装道路に変わり住宅街に出た。 住宅街に出てから金子駅までは道路の歩道を歩きが続き線路を渡ってやっと金子駅に到着。 やはり駅前の通りには何もないので拝島駅で途中下車して打ち上げということとなった。いつもの懲りないメンバーで。
拝島の呑み屋で1時間ほどビールと春山菜のてんぷらなどを賞味した後、それぞれ家路に着いた。
感 想
新東京百景に選ばれている塩船観音寺では幸運にも火渡りを見ることが出来た。これまでニュースで時折目にしていたが、実際に見たのは初めてである。山伏も登場して荒行の雰囲気を醸し出しているが一般の人々が渡っているところをみるとおそらく火種はだいぶ抑えらているのではなかろうか。
また霞丘陵自然公園は東京とは思えない豊かな自然があり、まるで軽井沢かどっかの避暑地に来ているような雰囲気であった。ほとんど登り下りがないハイキングコースで、季節も5月で爽やかで心身ともにリフレッシュすることができた。お天気も1円玉天気(これ以上崩れない)と言われるぐらい最高のお天気であった。