わたらせ渓谷
行動記録
行程図
■5月10日(土)
先輩宅(6:00)==鶴川(6:16)+++新百合ヶ丘(6:20,6:22)+++代々木上原(6:39,6:44)+++北千住(7:20,7:53)+++相老(9:32,10:15)+++神戸(11:00)
神戸駅(11:00)→琴平トンネル(11:20)→わらべ橋(11:25)→不動滝(11:50)→草木ダム(12:10,12:40)→国民宿舎(10:05)→草木橋(14:05)→宮弘美術館(14:30)
宮弘美術館(15:29)==神戸駅(15:36)
神戸駅(16:09)+++桐生(17:01,17:23)+++小山(18:22,18:30)+++赤羽(19:34,19:46)+++新宿(19:59,20:10)+++鶴川(20:39)==自宅(20:50)
天気図
■5/10(土) 日の出 04:40, 日の入り 18:39 曇り 21.1℃/14.1℃ 東 1.4m/s 湿度 94%
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@桐生(群馬県)
アプローチメモ
行動記録
5月のハイキングがわたらせ渓谷ということで、名前は聞いたことはあり、また以前皇海山に登った帰りにわたらせ鉄道沿いの道を車で通って帰ってきた覚えがある。渓谷の新緑を楽しめるのではないかということで参加表明した。ただ幹事からはわたらせ鉄道のトロッコ電車に乗るということで、その手続きが結構ややこしい。計画書で駅名とか記載されているが場所のイメージが全然分からない。幹事によればトロッコ電車(あっしー号というらしい)に乗るには整理券を、また東武鉄道の特急券も事前に購入する必要があるとのことで、ネットを使って事前に手配するというやたら手間暇かかることが必要であった。また東武鉄道については、以前のハイキングでその沿線上にある龍王峡に行った時、北千住で地下鉄から東武鉄道に乗換に少々戸惑った記憶がある。その時、僕の紹介で初めて参加するオリパラメンバーのひとりが結局特急電車に乗ることが出来ずに泣く泣く参加を断念したことがあった。ということで、厄介な東武鉄道を使ったハイキングということである。 それと、お天気の方が予報では雨とのことで、最悪中止となりそうであったが、直前にどうやら雨はやみそうという予報になり、予定通り決行ということになった。
【4月30日(水)晴れ】
当日の朝、予想通りの雨、自宅を出る時傘をさして駅まで向かう。北千住に東武鉄道の特急電車に乗らなければならない、また乗換えの余裕を見てナビで調べた時刻より幾分早く鶴川駅に向かう。ちょっと足早で歩いたせいかズボンの下はびしょ濡れ、幸い小田急・メトロは比較的空いていたので周りに迷惑をかけず北千住に着くまでにズボンは乾いていた。
さて問題の北千住駅であるが、メトロを下りて案内標識にしたがって東武鉄道のフォームに向かう。地上には出ずずっと地下道で東武鉄道の北千住駅まで着き、また床には特急電車乗り場に続く線がはっきり示されているので、それにしたがってエレベータで上がると東武鉄道のプラットフォームに出た。ただそこはまだ特急電車の乗り場ではなくフォームをさらに前方に進まなければならない。ここは初めてだとやはりわからないのではないか。というのも特急電車乗り場への入口はフォームのかなり手前、ここからはちょっと分からない。私は前回の経験があるので迷わず前方に向かう。そこに駅員がいて特急券をチェックするのであるが、スマホで購入したので、そのメールを出すのにちょっと焦る。というのも購入したのは随分前なので、過去のメールの中から探し出すのに少々焦った。ということで、無事特急電車乗り場に到着。余裕を持ってきたので発車時間まで少々時間がある。お昼ご飯を北千住駅の駅中で調達しようと思ったが、コンビニはなく、フランスパン屋が空いていたそこでパンを調達。美味しそうなパンであるが、値段が高くなっていることにちょっと驚いてしまう。とにかく北千住駅で東武鉄道特急電車「りょうもう3号」に無事乗ることが出来た。事前に幹事役のYさんが始発の浅草駅から乗車しており、その隣の座席を確保していたので、ふたり並んで座ってトロッコ電車への乗換駅である相老駅に向かう。
相老駅で下りると雨は止んでいた。ここからトロッコ電車(わっしー1号)に乗るのであるが、まずは乗車券を購入するため、陸橋を渡って小さな駅舎に向かう。そこで神戸駅まで乗車券を購入し、トロッコ電車を待っていると、向こうのプラットフォームにトロッコ電車らしい1両車両が停まっていて、中からメンバーが手を振っている。そこでそぐ陸橋を渡ってそのプラットフォームに行こうとするも幹事役のYさんが居ない。そのうち、そのトロッコ電車が出発してしまい、やがてYさんがトイレから出てきた。そのYさん、「あっちゃー」とのしょげかえった後に申し訳なさそうな表情。残念がってても仕方がないのでさっそく時刻表を調べてみると30分後に普通の電車があることが分かり、その電車のプラットフォームに移動してとにかく待つ。Yさんは先に行ったメンバーに我々は後で追いつくから先に出発してくれと伝える。それにしても駅舎の切符売り場のお兄ちゃん、プラットフォームのことをちょっと教えてくれたらいいのに。
やがてトロッコ電車ではなく普通の車両がやってきた。それに乗り込み、集合場所である神戸駅(ごうどうえき)に到着。するとなんとトロッコ電車で先についていたメンバーが待っていてくれた。時刻はすでに11時になっていた。さっそく出発前の記念写真を撮って出発する。
最初は舗装道路を歩いていくがそのうち今は使われていないトンネルに入る。琴平トンネルだ。薄暗いトンネルの中は雨上がりのせいかちょっと湿気がありあまり気持ちが良いとは言えない。トンネルを出て再び緑の中の道を進むとやがて立派な橋が見えてきた。わらべ橋だ。橋の上から渓谷が見渡せた。橋を渡ると広い公園に出るとそこから大きなダムが眼の前に現れた。草木ダムだ。あのダムのてっぺんまで行くんだと思うとここからちょっと登りかと思うと少々気持ちが萎える。公園には桜の木が沢山あり、開花時には賑わうのであろう。今日はお天気がいまいちということもあるが人の気配はない。公園から少し階段を登り舗装道路の坂を登ると大きな橋に差し掛かる。
橋を渡ると不動滝という看板が目に入る。看板にしたがって川の上流を少し上がったところから川辺に下りる階段があり、底を下ると滝の正面にあたるところに立派なテラスがあった。落差は50m程度あろうかりっぱな滝である。
ひととおり滝を眺めた後、さらに舗装道路を登って行くとダムの頂上に出た。
ダムの上から下をみると歩いて来た渓谷が見える。一方上流目を向けると草木湖が広がっていた。ダムの事務所前のスペースでランチ休憩とする。ランチ後はさらに上流への舗装道路を歩いていくと草木湖展望台がった。展望台の東屋の下のテーブル席にはスヌーピーが座っていた。曇り空であるが、緑の山肌が静かな水面に湖面に映っている。山肌には白い雲がところどころたなびていた。
展望台からさらに上流に向かって左手に湖を見ながら進んでいると遠くの方に赤い草木橋が見えてきた。
草木橋は草木湖のちょうど真ん中に架かる橋で上流、下流とも広い湖が広がっていた。
草木橋を渡り、今度は下流に向かってゴールであるバス停に向かう。予定通りバス停に到着したが、バス時刻まで約1時間、すぐ近くに道の駅があったのでそこでお土産を購入。 予定通りバスが来てハイキングの出発点である神戸駅に向かう。神戸駅でも少々時間があったので、帰りのトロッコ電車で寛ぐため缶ビールとおつまみを調達してた。やがてトロッコ電車のわっしー6号が来て乗り込む。地元の方と思しき方が数名お見送りのため手を振ってくれた。さてトロッコ電車が動き出すと寒いのなんの。窓がないので風をまともに受ける。晴れていてもう少し気温が高ければさぞ気持ち良いのであろうが、今日は最悪。風を受けないよう前方の方に席を移動する。とにかく窓の外の景色を楽しむというよりもいかに身体を冷やさないかに気を使いながらビールを呑むといった感じであった。
朝来るときは相老駅でトロッコ電車に乗ったが、わたらせ鉄道の終着駅である桐生駅までのり、桐生からJR線で帰ることとした。東武鉄道とあまり時間的、料金的にも差がないので、違うルートも経験しておこうと思った。桐生駅では薄日が指していて、両毛線の終着駅である小山駅に着いた時にはもうすっかり晴れていて日没まじかであった。
感 想
わたらせ渓谷、一度は耳にした名前でさぞ美しい緑の渓谷を楽しめると思ったが、あいにくの曇り空で周りの景色は少々霞んでいた。ただ静かにダム湖を散策できたことや鄙びたローカル線の旅を味わうことが出来た。
わたらせ渓谷は群馬県になるが、この地域についてはあまり土地勘がなく地名を言われてもその位置関係が分からなかった。今回東武鉄道、それからJR線を使って移動したのでおおよその土地勘を掴むことが出来た。それにしても西東京にある町田からはやたら遠かった。本来、五月晴れの中での新緑を味わいたかったが、まあお天気ばかりは仕方がない。あんなに予報では雨となっていたところ、雨に合わなかっただけでも運が良かったと思った。