丹沢湖マラソン(10km)  2019年11月24日(日)

 毎年恒例の丹沢湖ハーフマラソンに参加してきました。
 昨年は初めてハーフから10kmの部に変更して参加したが、ハーフへの自信というか挑戦する熱意がなくなってきたので今年も10kmの部にエントリーした。
 さてこのレースの1ヶ月前から右太腿から臀部にかけて筋がちょっと突っ張っている感じで、駅の階段を上ると痛み出すという症状が続いていた。またジョギングした後も筋が痛み出し、しばらく休養すると痛みが治まるという症状を繰り返していた。
 このような状況でレース1週間前にKMT山行で妙義山に行くことになっていた。筋の痛みはあったが、すでに申し込んだので思い切って参加した。当日は思った程痛みを感じることなく山頂まで皆さんに遅れずに追いていくことができた。それも山行後、なんとなく痛みが和らいだ感じさえもした。ストックに頼った歩行ではあったが、山登りで却って筋肉が延ばされ回復したのかもしれない。ただその1週間後の丹沢湖マラソンであるので、例え10kmといえども用心が肝心ということで、通勤ではなるべく階段を使わずエレベータ、エスカレータを使って筋肉を休めることにした。
 そうした中、季節は急に冬模様、気温が下がるとともに前日の土曜日は冷たい雨が降っていた。天気予報では日曜日まで雨マークであったが、だんだん天気は回復するとの予報に代わっていったが、日曜日は雨のち曇りという予報に変わりなかった。冷たい雨の中を走るのかと思うと気持ちが萎え、一時はパスすることも考えたが参加費も払ったことだし、とりあえず現地まで行くこととした。雨が降っていると着替えも屋内しかできないので、体育館は混むので朝早く出かけることにした。
 当日の朝、起きてみると幸い雨がやんでいたが曇り空の模様、それにちょっと寒い。暗い中家を出て小田急線を乗っていると窓の外は次第に明るくなる。丹沢山には厚い雲はかかっているが、太平洋側は雲が薄くなっている。
 新松田でバスに乗り込んで現地に着くと大勢の人がすでに会場に来ていて、体育館は足の踏み場もないほど混んでいる。幸い校舎も着替えのために開放されていたので、3階の暖房が入っている休憩室で場所を確保して着替える。スタートまで2時間もあり、暇つぶしが大変。会場に臨時に設けられたスポーツ用品店を覗いてマラソンキャップを購入。外はだんだん部分的ではあるが青空が見えている。雨の心配はなく、また気温も暖かくなってきた。
 いつものように人混みの中、スマホをセットして10kmレースのスタート。最初周囲の人混みの中でゆっくりペースしか走れなかったせいか、玄倉川橋まで快調に走る。それから山北高校までの湖岸道路はいくつものカーブがあり、まだかまだかの連続で精神的に苦しくなる。ただし左手には丹沢湖が望め紅葉の並木道もあり、それらの景色を楽しむ余裕があった。そこから中川橋までは少々の登り坂となるが、我慢のしどころは最後の方との記憶を基に我慢して走り登っているとほどなくして中川橋に到着。これは昨年の経験が生きている。登っている間、随分ランナーに抜かされたが、そこからはゴールの山北高校まで下る一方、登りで抜かされた選手をつぎつぎの追いつき追い抜かす。ゴールの山北高校校庭まで下り坂、それにゴールを見えた時にはダッシュして駆け抜けることができた。

コース

course

 これはひょっとしてタイムがいいのかもと思ったが、完走証を手渡された時、記録を見ると1時間00分03秒、なんと1時間を3秒越えていた。ちょっと悔しい。昨年の記録をネットで調べると57分04秒とある。なんと大幅にダウンしているのではないか。確かに8月から9月、10月とあまり練習していなかったせいもあるが、年齢による体力低下を如実に感じさせる結果であった。
 とはいえ、最初は雨の中を走るのかと覚悟していたところ、走っている途中には日差しも出てきて少々蒸し暑いほどであった。丹沢山も紅葉まっさかりで、例年と同じく紅葉を楽しむことができた。ただ丹沢湖は台風19号のせいか流木が浮いており湖面も泥水のせいか少々濁っていた。


校庭はどろんこ

丹沢湖は濁っている

10kmの部スタート

高低差

 しし汁を食べて、時間もあるので無料のマッサージを申し込む。 順番になってベットに寝そべるとマッサージ師から針をやってみないかと勧められ、生まれて初めて針を受けた。マッサージ師の強引な誘導質問のせいかなぜか楽になったような気がした。例の痛いところにも針を打ってもらい、なんだか治ったような気になった。でも筋肉痛までは一気に解消するという感じではなく、筋肉を和らげるにはやはり揉んでもらった方がいいかなという気もした。急所に針を打ってもらうことで劇的に治ることもなさそうだ。ただ刺激にはなったようだ。