第21回ハイテクハーフマラソン  2020年1月12日(日)

 毎年恒例のハイテクハーフマラソン、今年もいつも通り参加した。
 もっともエントリーは8月頃なのでいつものように惰性で申し込んでいるが、さすが年齢のことも頭をよぎる。毎年参加している11月の丹沢湖マラソンはすでにハーフではなく10kmの部であったし、ハーフのレースはこのハイテクが今シーズン最初となる。年末年始の休みで練習を、と思っていたところ、練習2日目で思わぬ転倒してしまい、それも肋骨にひびが入ったかと思うほど痛い衝撃であった。その後も痛さもあまり引かず結局9連休もある休みは正月といこともありもっぱら休養していたが、だんだん痛さも引いてきたので連休最後の5日の日曜日に試しにジョグを再開したらやっぱり左胸の痛さがぶり返した。そこで、当日まで完全休養とした。天気予報も最初は雨、それも雪になるかもということと、レース前日の土曜日は学生時代のクラブの同窓会、つまり呑み会ということもあり、とてもレースへのモチベーションは下がりっぱなしであった。幸い天気予報が曇りに変わったことが唯一レースへのプラス要因であった。
 今回は上流コースに格上げ、それもスタートが10:30なので朝はゆっくりしていられる。当日の朝はなんと青空で気温もあまり寒くはない。会場に着くとすでに皆さん集合場所で着替えを済ましていた。空模様はだんだん曇ってきたが、さっそく着替えて準備する。ほかの方は皆さん下流コースとのことで、皆さんと別れる。
 さてスタートして最初は長く休養していたせいか、身体は軽く走りは快調であったが、2kmあたりを過ぎるとペースがいつものちんたらペースとなる。左胸の痛さはあまり感じられないがどうも力が出ない。ハーフであるが、1km毎にある標識がやたら長く感じる。折り返し地点の手前に堰堤があり、わずかな上りであるが堰堤の上を走っていると突然前のランナーが転倒した。とっさのことで無視してとおり過ぎてしまったが肋骨損傷などケガなどしていなければと思ってしまう。やがて10km標識と大きな時計表示があり、その表示から計算すると1時間1分程度であった。時計を健康スポーツウォッチに変えてからタイムをすぐ確認できないが、それを見て意外とペースは落ちていないことにほっとする。堰堤から下って折り返し地点である。そこから再度堰堤への登坂となるもそんなに苦しい思いをしなかったが、ペースは一向にあがらない。ゴールに向かってはいつもはフォローの風になり、それを期待しているが今回は風もあまりなく折り返しまでのちんたらペースのままである。ゴールまでのキロ標識を意識して後何キロという思いで走っているが、そのキロ標識の間隔がだんだん長く感じるようになる。途中スポーツドリンクのエイドがあったので、ちょっと水分補給し気分転換を試みる。それでもペースは回復せずだんだん落ちてきているが、とにかく歩かないことを念頭に走る。あと2kmとなり、スタート地点にあるタワーマンション群も近くに見えてくるが最後の追い込みはぜんぜんできない。やっとゴールのゲートを通過し、スポーツウォッチを見るとなんと計測ができていない。またまた失敗である。この時計はやはりランナーには向いていない。
 そっそく預けていた着替えを取って皆さんの集合場所に向かう。皆さんも無事完走していてそこそこのタイムであったという。こちらはゴールにあった大時計で自分で計算して2時間10分くらいだという認識しかなかった。まあ正式タイムは後でネットで確認できる。とにかく無事完走できただけでも正月休みで緩みきった肉体には刺激になったと思った。やがて去年宴会場で遭遇した福島いわき市在住の鍼灸師Kさんが現れ、お互い労をねぎらうとともに彼は別の方と一緒だというので後で飲み屋で合流する約束をして別れた。
 赤羽駅までぶらぶらして向かったが駅前の居酒屋はどこも満員である。Kさんが予約してくれたおかげで飲み屋では待つことなく席にありつけた。そこでいつものように反省会、新年会をして今年のハイテクハーフは終わった。
 後でネットで確認したらネットタイムが2時間10分48秒であった。ただ昨年は2時間2分11秒であったので、昨年の記録から大幅にダウンしていた。昨年はキロ6分を切っていたかと思うと、今年の成績はちょっと悪い。また今回のハーフはフルマラソン並みのしんどい思いをした。これでは2月にある神奈川ハーフマラソンは思いやられる。というので、神奈川ハーフに向けて練習再開を誓うのであった。
 ひびが入ったと思われる肋骨の左胸の痛み、そういえばゴールした時もほとんど感じなかったし、お酒も普通に飲めた。ほんとにひびが入っていたのであろうか。