丹沢湖マラソン 2023年11月26日(日)

 コロナ禍でほとんどのマラソン大会が中止されていてレース参加に遠ざかっていた。この大会が昨年あたりから再開されていたことに昨年気づいたが、いざエントリーしたたときにはすでに締め切られていあ。そこで今回は夏頃から意識していたのでネット申し込みが出来た。それにしても久しぶりのレース、もうハーフは無理なので10kmにエントリーした。ただ大会要領をみると10kmの時間制限が70分とある。いつものジョギングでは大体キロ7分半程度なので、これでは当然時間制限に引っかかってしまう。そこで強化トレーニングをいうことであったが、今年の夏は異常な暑さで熱中症の危険が叫ばれていたこと、また苗場山登山でバテたことによるトラウマで本格的な練習は10月に入ってからという始末である。
 まず苗場山登山で如実に知らされた脚の筋力低下であるが、毎年トレーニングで行っている塔ノ岳日帰り登山を11月4日に実施、自宅回りの5km走に加え、皇居での10km走、代々木公園織田フィールでの5kmスピード走など、走力を付けるトレーニングを行いレースに備えた。

天気図

■11/26(日) 日の出 6:29, 日の入り 16:33  曇りのち晴れ 12.4℃/8.0℃   1.3m/s 東北東 0.0mm

天気図、衛星画像 日本気象協会より転載、気象データ:気象庁@神奈川県 小田原

コース

map

日 誌

 以前に、10時スタートということで自宅をのんびり出たところ、会場到着がギリギリで焦ったことがあったので、今回は十分余裕を持って自宅を出た。天気予報では曇りのち晴れ、これまでの暖かさから冷え込むとのことであったが、意外と寒くはなく、また校舎を着替えのため解放してくれていて、さらに部屋には石油ストーブが焚かれているという具合で誠に快適であった。そこでゆっくりTシャツにゼッケンを付けたり着替えなど準備することが出来た。
 校庭で行われている開会式を教室の窓から見ていたが、村長の挨拶などが終わり準備運動のエアロビが始まったので、校庭に出て少々準備運動のまねごとをした。そしてトイレを済ましスタート地点に移動した。

 スタート地点では私はペースが遅いので出来る限り後の方に並んだが、いつもより参加者は少ないようである。 10時きっかりにスタートして、はじめ緩い下り坂、その後綺麗な吊り橋の永蔵橋を過ぎ丹沢湖畔のロードに差しかかるところ、なんだか右足付け根に違和感、これまで経験したことのないじんわりとした痛みを感じる。まだ1kmほどでこの痛みで果たしてゴールまで辿り着けるか少々不安を感じてきた。その後しばらく我慢し湖畔の少々アップダウンした道路を走っているうちになんか収まってきた。ちょうど中間地点の玄倉川橋で少々身体に疲れが出ているもののなんとかこの調子でゴールまで行けそうという気分になり、前を走るスタイルの良い女性の後ろをついて走る。ただ後半の中川橋へのだらだらとした登りを記憶しているので、スピードは抑え気味に走る。大仏大橋先を過ぎいよいよ中川橋までの登り坂と思いつつ少々身構えたが思ったより坂がきつくない。なおも前を行くスタイルの良い女性についていけたが、やはり最後の中川橋手前で坂がきつくなり、そこで置いていかれた。橋を渡ると広い道路に出る。今度は急な坂の下り、そこでスピードはマックス、女性にも追いつきそうになったが、さらにその先にちょっとした登り坂となり、そこでまたまたスピードダウン、やっとそこを登り終えフィニッシュの高等学校グランドまで下りなので最後の力をふり絞りゴールとなった。
 最初は右足の違和感でどうなることかと思ったが、ゴールしてみて意外と力を出せたと思った。タイムはGarminスポーツウォッチによるマイ計測によればコース図に示されているように1時間3分49秒であった。1時間を切ることは出来なかったが、制限時間の70分には余裕をもってゴールすることが出来て一応満足した。
 このスポーツウォッチでは下図に示されるようにいろいろなデータが記録されている。 ペースが灰色の棒グラフで示されているが、5分30秒から7分30秒の間を大きく変動しているのが分かる。緑の折れ線グラフが高低差であるが、ちょっとした登りで大きくペースダウンしている。心拍が息苦しさに非常に関係しているが、走り始めて急に140を越え150近辺で変動している。その数字ではそんなに苦しいという感じではないが最後で160となっておりさすが息苦しい。ラストスパートなので少々頑張った証拠である。

performance

 さてゴールしてから着替えていつものようにしし汁をいただく。量はあまり多くないが暖かいので、疲れた身体にしみわたる。その後、無料のマッサージを受ける。会場に入ると約10人程並んでいて20分ほど待ってから施術してもらう。並ぶ前にアンケート用紙が渡され、そこに施術を受けてもらいたい部位を記入するのであるが、いつも腰が痛くなるのでそれに丸を付けたが、施術を待っている間右足太腿がだんだんだるくまた少々痛くなってきた。そこで施術する段になってそのことを若いマッサージ師に告げるといろいろ教えてくれた。そのマッサージ師が言うには股関節の筋肉が弱っているので、それで太腿に負担がかかっているとのことであった。太腿のマッサージに加えて股関節にある筋肉を集中的に揉んでもらった。すると太腿の痛さが消え、また施術後は脚全体が楽になった。やはりマッサージ師のいうように、体幹の筋肉の衰えが太腿などに影響していることを実感する。日頃の練習で走っているだけで、太腿や脹脛の筋肉の衰えは意識していたが、老化により股関節の衰えまではまったく意識していなかった。ただ身体が固くなったと感じているので、脚を広げた屈伸や柔軟運動などやったことがないので、今後はそれを取り入れようと思った。

 マッサージを受け、すっきりしたところでバス停の道をまでとぼとぼ歩きながら辺りの紅葉を楽しんだ。それにしてももうお昼をとっくに過ぎて腹が減った。それを我慢してバスで小田急の新松田まで行き、駅前の食堂で昼飯を食べて帰った。
 後日ネットで正式タイムを検索したら、記録1時間04分11秒、総合順位が447位/631人中、種目順位で90位/165人中であった。なんと4分代であったが、スタートラインより50m程後方からスタートしたので、個人的にはマイ計測のタイムをネットタイムとして認識したい。
 次は2月の神奈川マラソンの10km、3月の立川シティマラソン10kmにエントリーしているが、どちらも制限タイム70分なので、この結果を踏まえて体力維持に努めなければならない。



会場の鹿島山北高等学校(準備運動)

鹿島山北高等学校、ゴールする時には晴れてました。

丹沢湖

真っ赤に色づいた紅葉