~霧島山~
  
山行概要
報告概要 九州の百名山である霧島山・韓国岳(1,700m)に行ってきました。
山行日 2015年4月5日(日)~6日(月)   
強風の韓国岳山頂にて
天気 曇りのち雨
企画 個人企画
装備 2-3kg程度(日帰り装備)
同行者 単独行
コース
概要
大浪池登山口<-->分岐<-->5合目見晴台<-->避難小屋<-->韓国岳山頂
行動記録
【4/5(日)曇り、微風】
鹿児島市(16:00)==鹿児島北IC(16:30)==溝辺鹿児島空港(17:00)== えびの高原(18:30)
【4/6(月)曇りのち雨、微風】
大浪池登山口(7:12)--0:30--大浪池休憩所(7:45)--0:40--避難小屋(8:22)--0:50--韓国岳山頂(9:11,9:15)--1:45--大浪池登山口(11:00)
行程図

カシミールにより作成
天気図
【4/6(月)】 日の出 6:01, 日の入り 18:40
     天候:雨、気温:23.4℃/20.1℃、湿度:92%、風:西 4m/s、降雨:1.0mm
    
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @薩摩

山行情報
アプローチ ・九州自動車道 鹿児島北IC→溝辺鹿児島空港IC 750円
        えびのIC→松橋IC      2,270円
温泉 えびの高原荘 日帰り入浴料  520円
◆ 日誌と写真
行動日誌
【4/5(日) 曇り時々晴れ、微風】
さてレンタカーが手に入るとデカザックやサブザックなどから解放され、さっそくコンビニに行って今晩の食料を調達する。 霧島山の最高峰は韓国岳(1700m)であるが、その登山口はえびの高原にありキャンプ場もある。 開聞野営場は立派であったが、えびの高原も国立公園だし、さぞりっぱなキャンプ場なのかもしれない。
ナビで「えびの高原」と入れると鹿児島から高速道路で鹿児島空港付近のICで降りるとある。 ナビに従て鹿児島空港を通り過ぎて、そこから地道を山の中に入っていく。どんどん高度を増すにつれカーブが多くなる。 湯けむりが漂う霧島温泉街を通り抜けるころになってあたり一面濃いガスに包まれる。視界も高度が増すにつれだんだん効かなくなる。 えびの高原に着いた頃は夕暮れ時になり、また濃い霧の中で人も車もなくひっそりとしていて、その中で「国民宿舎えびの高原」のりっぱな建物が唯一煌煌と明かりが灯いていた。 そこの駐車場に車を止め、温泉が利用できるかロビーに行くと日帰り温泉OKということで、さっそく着替えをもって温泉に浸かる。 国民宿舎といえ、りっぱな建物で宿泊客も2~3組が食堂で大きな窓のそばで優雅に食事をしていた。 さて、こちらは一風呂浴びて、またちょっと寒い駐車場に止めてある車に戻る。とてもテント張って飯を食う気分にはなれず、またキャンプ場もどこにあるのか分からない。 仕方なく今晩は車中泊と決め、といってこのホテルの駐車場で一晩過ごす訳にはいかず、登ってきた道をちょっと引き返し、道路がちょっと広くなったところに車を止めて、そこでコンビニ弁当を食って寝た。 車もめったに通らない。 観光客もえびの高原に行く途中にある霧島温泉街にあるホテルに泊まり、ここまでは来ないのであろう。
【4/6(月) 曇りのち雨、微風】
翌朝、起きてみるとあたりは相変わらず霧の中。意気が上がらないが6時過ぎに出発する。 さてえびの高原の公共駐車場に車を止めて登山口に行くとイエローテープが張り巡らされ、火山ガスのため入山禁止の立て看板、 仕方なしに地図で別のルートを探すと大浪池登山口が入山規制がなく、そこから韓国岳に登れることが分かる。 で、車でそこまで移動すると車が1台泊まっていて登山者らしいのが準備していた。 こちらは、すでに準備完了していたので、さっそく登りだす。

硫黄山の噴気ガスのため入山禁止

大浪池登山口

鹿に遭遇

大浪池もガスでなにも見えず
登山口からはコンクリートで固められたりっぱな道が整備されていて、まさしくハイキングコースという感じである。 10分ほど登ったところで前方ガサッと音がしたら鹿が2匹、登山道を横切って立ち止まって2匹ともこちらを見ている。 こちらはドキとしたが、向こうもしばらく逃げる風でもないので、急いで写真をとる。 しばらく対面してたら、林の中に消えていった。九州でも鹿が増えているのだな、と思った。

えびの高原からの道との分岐

韓国岳避難小屋
天気は曇り空で、霧は幾分薄まってはきたが、大浪池を周回している登山道の分岐に到着しても大浪池はガスのためまったく見えなかった。 そこから大浪池を半周し避難小屋のある分岐にくる。池の周回道は平坦であるが、この分岐から韓国岳へといっきに登ることとなる。 あいかわらずガスの中でまったく景色はみえない。また高度が増すにつれ風がきつくなる。

ガスと強風の韓国岳山頂

西郷隆盛も立ち寄ったという白鳥温泉駐車場より
やっとのことで山頂に到達すると、風が強くまた誰もいないので、写真を撮ってすぐに下る。 下りだしてしばらくすると雨が振りだし、その雨もだんだん本降りとなりあわてて合羽をかぶる。その中、ご夫婦なのか2人連れが登ってくるのに出会う。 下るにつれ、だんだん雨脚も強くなり、また遠くの方で雷もなりだす。あわてて避難小屋まで駆け込んで、合羽上下を着て完全武装にする。 小屋の中で休憩していたら、登山口で駐車場にいた若い人も入ってきた。その彼も合羽上下の完全装備で、携帯で天気予報などチェックしていたので、 彼と状況を確認する。雷は遠くの方なので、早く下山するべく雨はまだやんでいないが先に小屋を出る。登山道は、登りの時と比べ雨でぬかるんでいる。 幸い妙に暖かいので雨がそんなに気にならない。大浪池を周回している登山道を下山しているとなんと避難小屋で一緒だった若い携帯兄ちゃんに出会う。 私の方が先に小屋を出たのに周回道で出会うとは! 要するにこちらは登山口に下山する分岐を通り過ぎていたのであった。
そのうち若い方は下山する途中で追い越して行った。雷の音で、あわてて下山して登山口に着き、結局コースタイムでは2時間20分かかるところを2時間弱で下山した。
時刻もまだ11時前で、天気さえよければ、龍馬が新婚旅行で行ったという高千穂峰にも行きたかったが、この雨ではあきらめざるを得ない。 結局、運転するために登山靴を履き替えたり着替えをしたりして、えびの高原を後にした。
えびの高原を下る途中、下界はやはり霧もなく晴れていて青空も見え出す。見晴らしのよい白鳥温泉で車を止め、そこの食堂で黒毛和牛のトンカツを食べる。 携帯スマホもびしょ濡れであったが、動作は問題なく、食べている間に乾いてきた。 今宵は熊本のビジネスホテルなので、久しぶりにぐっすりベットの上で寝ることができよう。車の旅は九州自動車道を熊本に向け北上する。

 阿蘇山に続く
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