木曽駒ヶ岳(2,956m)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 中央アルプスの百名山、木曽駒ヶ岳に行ってきました。
山行日 2019年9月25日(水)
木曽駒ヶ岳山頂にて
天気 晴れ、微風
企画 個人企画
装備 5-6kg
同行者 N先輩
コース
概要
しらび平駅+++千畳敷駅→乗越浄土→宝剣山荘→中岳→木曽駒ヶ岳→中岳→宝剣山荘
行動記録
【9/25(水)晴れ時々曇り、微風】
自宅(6:40)==国立府中IC==駒ヶ根IC==菅の台バスセンター(10:00)

菅の台バスセンター(10:15)==ロープウェイしらび平駅(10:45,11:00)+++ロープウェイ千畳敷駅(11:20)
千畳敷(11:25)→乗越浄土(12:15,12:30)→中岳(13:00)→木曽駒ヶ岳(13:25,13:40)→中岳(14:00)→宝剣山荘(15:10)
行程図

国土地理院地図より作成
天気図
■9/25(水) 日の出 5:39, 日の入り 17:43  晴れ 25.1℃/14.9℃   0.0mm
   
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載 @長野
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・中央自動車道(国立府中IC→駒ヶ根IC):    3,580円
・バス代(駒ヶ根IC→高尾山IC):         830円
・ロープウェイ(しらび平→千畳敷):        1,370円
山小屋 宝剣山荘:             素泊まり 7,000円
◆ 日誌と写真
行動日誌
 9月の3連休は木曽駒ヶ岳~空木岳の中央アルプスに行こうと思っていたが、日程及び天気の関係で図らずも御嶽山に行ってしまった。 で、やはり百名山である中央アルプスの木曽駒ヶ岳、空木岳は気がかりであり、行くなら木曽駒ヶ岳と空木岳を一緒に制覇したい。
 調べてみると木曽駒ヶ岳はロープウェイを使うとほんの2時間程度で制覇できるが、そこから空木岳へ縦走となると宝剣岳が岩山でちょっと厳しい。 「山と高原地図」でも点線になっており、びっくりマークもある。 高校の同級生で2年ほど前にここを縦走したという友人に尋ねてみると大したことはないとの返事であった。 まあ余裕のある日程と天気さえ良ければなんとかなるかという思いに至った。
 職場で夏休みが3日間付与されるが、まだ消化していないこともあり、9月の後半になってしまったが、天気予報では25日から晴天が続くとある。 そこで、25日(水)から27日(金)の3日間夏休みを取得し、週末の土日はできれば伊那谷に住む友人にでも会ってこようかと思い計画を実行することにした。
 伊那谷にはワンゲル同窓のSさん、それに会社の先輩であるNさんが住んでいる。 Sさんに連絡するといつでも立ち寄ってよいとの快い返事、またNさんに連絡するとなんと一緒に行こうという返事が返ってきた。 Nさんはすでに百名山を制覇した方で、山登りには精通している。木曽駒ヶ岳から空木岳の稜線歩きも単独行よりも2人の方が心強い。
 ということで、今回は初めてNさんと一緒に中央アルプス縦走ということになった。
【9/25(水) 晴れのち曇り、微風】
 25日はNさんと木曽駒ヶ岳のふもとの菅の平バスセンターに10:00集合ということで約束した。 なので、当日の朝、6時過ぎに自宅を出てひたすら中央高速を休憩することなしにぶっ飛ばした。 途中SAかコンビニに寄って昼食のパンかおにぎりを買うつもりでいたが、駒ヶ根ICを降りてみるとコンビニはなかった。 うろうろすると集合時間に遅れるのでそのままバスセンターに向かう。
 バスセンターの駐車場は平日というのにお天気が良いせいかすでに満車状態。先輩のNさんはすでに到着していてバスが10:15に出るという。さっそく急いで着替えやトイレを済ませた。
 バスはほぼ満席、30分ほどでロープウェイの駅があるしらび平に到着。そこからバスに乗っていたほぼ全員がロープウェイに乗り込む。 7~8分で標高2,6111mの千畳敷駅に到着。一気に950mの標高を稼ぐ。
 ロープウェイを降りてやっと落ち着く。買い忘れたペットボトルを駅の自動販売機で購入、昼飯は残念ながら売店がなく昼食のパンなど入手出来なかった。 先輩のNさんからおにぎりをいくつも持ってきたので大丈夫ということであったので、それを期待することにした。 ただ慌てて駐車場で着替えたり荷物のパッキングをしたため、長袖フリースを車に置き忘れいることに気づいた。まあダウンジャケットもあるので、問題なかろう。
 お天気は最高で、ここ千畳敷まで登ってくると少々涼しい。まあ登り出すと暑くなるであろう。 千畳敷カールは数年前にこれまた会社の先輩達との温泉旅行で観光旅行で来たことがある。 そのときは先輩の中に山登りに興味を持っている方がいなく、カールを一回りしてそのままロープウェイで下った。乗越浄土への登山口までは行っていたので様子は分かっている。 ロープウェイの客も半分以上は登山者で、木曽駒ヶ岳に続く登山道は大勢人が登っている。

ロープウェイ千畳敷駅前にて

千畳敷カールの登山口
 千畳敷カールの登山口から乗越浄土まで約40分の登り。 途中トレッキングポールの先端のゴムが取れてしまい、ちょっとゴムが落ちていないか探してみたが見つからなかった。 ちっさいゴムであるが、これをまた買いに行くことを考えると面倒なので落ちていないか探した。 少々細かいことを気にする小さい人間かと思われやしないかと気が引けたが、今日の予定は余裕があり過ぎるのでそれくらい許してもらいたい。しかし、結局見つからなかったのだが。
 そうこうするうちに稜線である乗越浄土に到着。すぐ前に宝剣山荘、その後ろが木曽駒ヶ岳と思ったが、すでに登ったことがあるN先輩によればそれは中岳で、木曽駒ヶ岳はそこから見えないとのことであった。 目を南の方に移すと千畳敷カール、そこから見上げていた宝剣岳がすぐ目の前に迫っている。また伊那谷を経て南アルプスや北アルプスもばっちり見える。 そこで昼食のラーメンとN先輩からおにぎりを分けてもらって腹を満たす。
 とりあえず今晩宿泊する宝剣山荘に宿泊予約してから木曽駒ヶ岳に向かう。なおザックはそのまま担いだまま。

乗越浄土

中岳より乗越浄土、宝剣岳、宝剣山荘
 まず中岳に向かって登っていくと乗越浄土や宝剣岳が眼下に広がる。 中岳からいったん下り、そこからだらだらとした道を10分ほど登って木曽駒ヶ岳に到着した。 少々ガスが湧いてきたが、景色は日本の中心なので北アルプスから南アルプス、八ヶ岳など信州のすべての山々を堪能することができた。

中岳

木曽駒ヶ岳山頂
 木曽駒ヶ岳からの景色を堪能した後、宝剣山荘に戻った。まだ時間があるので、伊那前岳方面の稜線を歩く。 途中、ドローンで撮影しているグループとすれ違い、さらにその先に進むと3人連れの山ガールから声をかけられた。 ひとりはおばちゃんみたいだったが、二人は若い山ガールでコスチュームもばっちり決まっている。
 N先輩とザックをそのまま担いだままどんどん進むもあまり景色も変わらないので、私の方は休憩を宣言するもN先輩は伊那前岳まで行くという。 もう景色もこことあまり変わらないと思うので休憩した場所で待っていることにした。
 道の片隅で休憩しているとほどなくしてN先輩も戻ってきて、やっと今晩の宿である宝剣山荘に戻り、そこでようやくザックを下ろした。
 山荘の食堂でN先輩とビールで乾杯、またジェットボイルでお湯を沸かして焼酎お湯割りを呑む。 例の山ガールがストーブにあたっていたので少々話を聞くとなんと百名山のロケをしているとのことであった。 確かNHKの百名山の番組はもう再放送ばかりかと思っていたが、放送日は分からないとのことであった。 その後でストーブにあたっている他の登山者と話していたら、山ガールはあの「オグシオ」こと小椋久美子さん、それにもう一人はフリーの女子アナということであった。 もう一人のおばさんみたいな人はきっとディレクターなのであろうと。どうりで山ガールにしては美人だなと思った。

撮影隊ご一行

小屋で寛ぐ撮影隊ご一行
 山荘の大きな食堂で自炊しているのは我々くらいであった。広い食堂であったので、あまりみじめな思いをすることはなかった。 N先輩はアルファ米の夕食だったので、この際は2食付きの普通の宿泊にすべきだったかなと思った。 ただ食堂で出されている夕食の献立を見ると、レトルトのハンバーグと味噌汁程度ではあった。
感想
 本日の木曽駒ヶ岳はロープウェイを使った山行で、縦走初日としてはあまり体力を消耗せずに済んだ。 朝、中央高速を休憩も取らずにぶっ飛ばしてきたので、翌日の縦走に備え早く寝ることとした。

 空木岳に続くへ

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