高水三山
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 今年最初のKMT月例登山で高水三山に行ってきました。
山行日 2022年1月29日(土)
高水山から奥武蔵の山並みを望む
天気 うす曇り、微風
コース
概要
御嶽駅→惣岳山→岩茸石山→高水山→高水山登山口→高源寺入口→軍畑駅
装備 4-5kg (日帰り)
企画 KMT
同行者 Kさん、Tさん、Mさん、Aさん、Sさん、Kさん、Yさんと計8名
行動記録
【1/29(土) 晴れ、微風】
自宅(5:30)==こどもの国(5:40)==御岳交流センター駐車場(7:30)

御嶽駅(8:20)--1:25--惣岳山(9:45,9:55)--0:45-- 岩茸石山(10:30,11:20)--0:25--高水山(11:45,12:00)--0:10--常福院不動堂(12:10,12:20)--0:50--軍畑駅(13:20)

軍畑駅(13:34)+++御嶽駅(13:39)--御岳交流センター駐車場(14:00)==こどもの国(16:00)==自宅(16:10)
行程図

地図データは国土地理院の地図を編集しました。
天気図
【1/29(土)】 日の出 6:46 日の入り 17:01、晴れ、9.4/-1.8℃、西南西 2.6m/s、0.0mm
気象協会 過去の天気より転載 @八王子
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・JR青梅線   軍畑→御嶽: 136円
駐車場 御岳交流センター駐車場:    無料
◆ 日誌と写真
行動日誌
 1月の登山は高水三山と聞き、ずいぶん前に行ったところなので、かすかな思い出が残っている。 当時はまだ奥多摩の山に登っていなかったので、高水三山がいわば奥多摩の入門コースということで、楽勝だったという印象がある。 ただ今回は前回の御嶽駅から軍畑駅へという逆コースということで、最初に急登があるとのこと。 また12月は忘年登山で楽な景信山、それになんといってもコロナのせいで最近はとんとジョギングなどご無沙汰で、それに満員電車の通勤を避けてマイカー通勤となり体力の低下は否めない。 正月で緩んだ身体を引き締めるためにもいい機会かなと思って参加した。
 今年の冬は思いのほか寒く、正月明けの6日、関東で大雪。東京の積雪は10センチと2018年1月以来の大雪になった。 山は雪が残っているかもしれないので、アイゼンは必須である。
 ところでコロナの状況は、世の中感染力が非常に強いオミクロン株の時代となり、連日東京の感染者数も1,000人単位で増えていく状況である。 3回目のワクチン接種が2月3日なので、それまで我慢したらという家内の助言もあり、たとえアウトドアだとはいえ気になっていた。 まあ気を付けて行けば大丈夫かと思っていたが、前日に近所に住むS君から車で行きませんかとLINEがあり、駐車場も探してくれていたので車で行くこととした。
【1/29(土) 晴れ、無風】
 朝5時半に自宅を出てS君宅に立ち寄り、S君を拾って高速は使わず地道で御嶽駅に向かう。 朝が早いせいか渋滞はなく7時半過ぎに目的地の交流センター駐車場に着くとすでにKさんを乗せたTさんの車が到着していた。 8時に御岳駅に向かい電車で来たメンバーと合流し、さっそく駅の裏手の広場で準備体操をして出発。
 広場の裏手からいきなり急な登りとなる。登りの途中、やはり暑くなってきたのでフリースをとる。今回のリーダであるKさんはいつもどおりの半袖Tシャツ1枚となる。 しばらく杉林の中を登っていくと大きな杉が2本。神木のようで注連縄がかけられていた。 そこを過ぎると関東ふれあい道となり、快適な杉林の中の平坦な山道をどんどん進む。

道標

りっぱな杉のご神木

高水山への登山口で

快適な関東ふれあいの道
 最後の急坂を登って惣岳山に着く。惣岳山の頂上は広場となっていてその真ん中に古ぼけた青渭神社の社殿が立っている。 周りは林に囲まれて景色はまったく望めず。集合写真を撮って次の岩茸石山に向かう。

見晴らしの良くない惣岳山

急な下り
 惣岳山から急な坂を下ると今度は右側の山林が伐採され、展望の良い開けた道を進む。 ただ林がなくなった分、風にさらされて寒い。特に手指が感覚がなくなるほど冷たくなる。

伐採されて眺めが良いが風が冷たい

岩茸石山に着きました
 岩茸石山には30分程で到着。ここは北から西側方面が開けていて展望に恵まれている。遠方の武甲山、堂平山、雲取山、浅間山、筑波山が見えていた。 お昼にはまだ少々早いが予定通りランチタイムとする。歩いてきた分身体は温まっているが急いで上着を着てお湯を沸かす。 いつもより大型のカップラーメンを持ってきた。寒いときは暖かいものに限る。 隣のYさんは相当寒さが堪えているらしくコーヒーカップを持つ手が寒さで震えていた。 私の方は幸いハイテク防寒着で特に寒さを感じることはなかったが、指先がジンジン冷たくなっていて、持ってきたホカロンがぜんぜん役に立たない。

北側が見晴らしが良い

さて、ランチタイム
 食べ終わって記念写真を撮って下山する。下るにつれ、気温は上がってきたせいか寒さを感じなくなった。 岩茸石山から下る途中、多くの登山者とすれ違う。高水山に着くと柔らかな日差しも出てきて少々暖かく感じる。 予定より早く高水山に到着したので、山頂の広場で少々のんびりする。

ランチを終えて下ります。前を行くのはAさん

広々とした高水山
 高水山山頂から少々下るとトイレがあり、そこを通り過ぎると常福寺の境内に入る。ここで参拝して参道の階段を下って山道を下る。

常福寺

さらに下ります

アスファルト道をぶらぶらと

ゴールの軍畑駅
 予定より早く軍畑駅に到着。ここで電車組は東京方面に帰宅であるが、TさんとKさんとS君の我々車組はここから下り電車で集合場所の御嶽駅に向かった。
感想
 高水三山は奥多摩に位置する高水山(759m)、岩茸石山(793m)、惣岳山(756m)の3つの山である奥多摩の入門コースとして有名である。 標高があまり高くないせいか、幸い雪が着いている場所はなく持ってきたアイゼンは使わずじまいであった。ただ気温は真冬の寒さであった。
 今回はハイテク防寒具のテストという意味合いもあった。 肌着はMILLETの長袖下着、その上にMont-bellの半袖ポロシャツ、その上にPATAGONIAナノエア、最後にMOUNTAINのHARDWEAR POLARTECフリースジャケットという我が所有する最高級のレイヤーで臨んだ。 最初の登りですぐに厚手のフリースジャケットは要らなくなり、次にPATAGONIAナノエアも脱いで半袖ポロシャツ+長袖下着で過ごした。 惣岳山から少々寒さを感じてPATAGONIAナノエアを着込んだが、その後は厚手のフリースジャケットを着ることもなく過ごせた。 岩茸石山山頂でのランチタイムでは、少々風はあったもののフリースジャケットを着ることもなく、PATAGONIAナノエアで十分寒さを凌げた。ただし手の指は冷たかった。 登りで汗をかいているはずであったが、このMILLETの下着はまったく汗を感じることはなかった。 また使い捨てカイロのホカロンも持ってきたが、あまり役立たず。手先を温めたいのでホカロンを手袋に入れていたが指先まで温まることはなかった。 その点、Tさんは「マグマ」という強力カイロを手袋に入れており、彼によればそれが一番とのことであった。 次回その火傷するくらい暖かくなる「マグマ」を試してみたい。
 1月の登山ということで寒さのため最初はあまり行く気になれなかったが、今回の防寒着で大丈夫ということが分かった。

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