剣山(1,955m)
◆ 山行記録
山行概要
報告概要 四国の百名山のひとつである剣山に行ってきました。
山行日 2019年5月1日(水)
剣山山頂にて
天気 小雨、微風
企画 個人企画
装備 5-6kg
同行者 Hさんと2名
コース
概要
見ノ越 ⇔ 西島 ⇔ 大剣神社 ⇔ 剣山山頂ヒュッテ ⇔ 剣山

行動記録
【4月28日(水)晴れ時々曇り、微風】
自宅(6:00)==八王子IC(7:00)==中央道==伊北IC(11:30)==南箕輪村(12:00)
【4月29日(水)晴れ時々曇り、微風】
南箕輪村(9:00)==伊那IC(9:30)==中央道==名神==茨木IC(16:00)==北摂霊園(16:45)
北摂霊園(17:30)==京橋IC(18:30)==神戸市内ホテル(19:00)
【4月30日(水)晴れ時々曇り、微風】
神戸市内ホテル(8:00)==柳原IC(8:30)==山陽姫路西IC(9:30)==姫路市内(10:00)
姫路市内(10:45)==山陽姫路西IC(11:00)==引田IC(15:00)==土成IC(16:30)==美馬IC(18:30)==道の駅貞光ゆうゆう館(18:45)
【5月1日(水)晴れ時々曇り、微風】
道の駅貞光ゆうゆう館(7:30)==国道438号線==見ノ越(9:00)

見ノ越(9:20)→西島駅(10:10,10:15)→大剣神社(10:30)→剣山頂上ヒュッテ(10:45, 11:30)→剣山(11:45,11:50)→宝蔵石神社(11:55)→見ノ越(12:45)

見ノ越(13:30)==木綿麻温泉(14:30, 15:15)==道の駅貞光ゆうゆう館(15:30)
行程図

国土地理院地図より作成
天気図
■5/1(水) 日の出 5:13, 日の入り 18:45  雨のち曇り 17.7℃/14.2℃ 6.5mm
   
天気図、衛星画像 日本気象協会より転載 @徳島県穴吹
◆ 山行資料
アプローチメモ
交通手段 ・中央道(八王子IC-伊北IC):                 2,950円
・中央道・名神高速(伊那IC-茨城IC):             5,210円
・阪神高速道(豊中南IC-生田川IC):              1,740円
・阪神高速道(柳原IC-神戸西IC):                130円
・阪神高速道(神戸西IC-布施畑IC):               580円
・山陽自動車道(布施畑IC-山陽姫路西IC):           1,170円
・鳴門本線:                            2,620円
・高松自動車道(鳴門IC-引田IC):               1,600円
・徳島自動車道(土成IC-美馬IC):                680円
温泉 木綿麻(ゆうま)温泉:  日帰り入浴 410円
◆ 日誌と写真
行動日誌
 今年は元号が変わることで、なんと4月27日から5月6日まで10連休である。そこで前々から四国の百名山2座を制覇する予定で、いろいろ計画を練っていた。 ただ四国の百名山の剣山にしても石鎚山にしてもそんなに難しい山ではないようなので、車でのんびり四国見物でもという気軽な感じでなかなか詳しく調べて計画を立てることはしなかった。 しかし4月のマラソン大会が無事終了し、やっと本気で計画表を作成することにした。
 といってもいずれの山も日帰り登山コースで、それだけで10日間の連休を費やすことはちょっともったいないという気でいた。 そのうちに長野県の伊那に住んでいる友人から久しぶりに来ないかと誘われ、ちょうど大阪のワンゲル時代の友人も来るというので伊那で1泊することとした。 また岡山に住んでいる学生時代の後輩に四国百名山登山を誘ったところ、5月1日に剣山に一緒出来るとの返事があった。
 天気予報では10連休の初日はまずますの天気とのことであるが、前半はぐずつき、後半は天気が回復するとの予報である。 ということで、四国百名山の旅は、最初長野伊那で1泊して翌日大阪で両親の墓参りしたのち神戸のホテル泊。 続いて、この3月に急逝した従兄の仏壇に線香をあげに姫路に立ち寄ってから四国にわたり、徳島県の剣山、翌日に愛媛県の石鎚山を制覇したのち、松山市内に泊まり、しまなみ海道を通って神戸三ノ宮で家内と合流して東京に戻るという4月28日から5月4日までの7日間四国百名山&ドライブ旅行という計画となった。
【4/28(日)~4/30日(火)】
 28日の朝、自宅を出てお昼前に伊那の友人宅に到着すると大阪の友人はすでに到着していて2階で寝てるとのこと。 彼は大阪を夜のうちに出て、高ボッチで夜明けの写真を撮りに行っていたとのこと。 近所の蕎麦屋でみんなで昼飯を食って、近くの信州伊那谷の田んぼやワサビ田を散策、また近くの萱野高原に行ってぶらぶら過ごす。 大阪の友人は塩尻のホテルに泊まるとのことで、私ひとり伊那の友人宅に宿泊した。翌日は朝に散歩がてらマクドナルドに行って朝飯をとってから大阪に向けて出発した。

ドームの前で芋焼き

伊那ワサビ田

萱野高原

伊那谷から仙丈ヶ岳
 大阪まで長いドライブであるが4時過ぎに北摂霊園に到着して両親の墓参りを済ませた後、神戸のホテルに宿泊し、その日は終了。
 翌日は姫路の従兄の実家に立ち寄って仏壇に線香をあげる。奥様といろいろ昔話をさせてもらって、その後いよいよ四国に向けて出発した。
 四国はこれまであまり行ったことがなくて、今回明石海峡大橋、大鳴門橋を通って四国に入る。さすがに明石海峡大橋も大鳴門橋もでかくて、橋桁が高いせいか車で海の上を飛んでいる感覚になる。
 当初岡山の友人と登山口の見ノ越集合としていたが、標高は1,000mを超える場所ということ、そこまでは道幅の狭い山岳道路を2時間ばかり登ることになるので、明朝、麓の道の駅「貞道ゆうゆう館」で待ち合せることとした。 なので、当然車中泊覚悟である。
 四国に入り、曇り空から雨が降り出し、目的の道の駅には5時頃到着した。 徳島の田舎での車中泊ということで、まずは晩飯を心配したが、まず車であたりをうろついたが食堂やレストランといったものがない。 幸い道の駅の近くにコンビニがあり、さらにもう少し車でまわってみると大きなスーパーがまだ赤々と営業していた。温泉は近くになさそうなので、車に戻って缶ビールを飲みながらコンビニ弁当を食べ、早々に寝る。
【5/1(水) 曇りのち晴れ、微風】
 翌朝、起きてみると駐車場には結構車が止まっていた。やはり連休のせいか車中泊が多いようだ。7時過ぎに岡山の友人が軽トラに乗ってやってきた。 久しぶりの再会で、さっそく彼からミカンの差し入れをいただく。
 さっそく私の車で登山口に向かうこととした。登山口の見ノ越まで国道438号線をそのまま登っていくが、やはり狭い道である。 ところどころ集落を通り過ぎるが、特にその集落の中の道が狭い。道路の両側に古くから民家が建っているので広げられないのであろう。 やがてヘアピンカーブの連続で、標高はどんどんあがる。7つあるヘアピンカーブを過ぎるとなだらかな道となり、やがて国道439号線の分岐が現れて目的地の見ノ越に到着した。
 駐車場はリフト乗り場の前にあり、山の中にしては整備され結構広い。その駐車場の半分程度、車で埋まっていた。あたりは曇り空で小雨なので、カッパを着ることとした。

剣山登山口

登山口にある剣神社
 登山口は駐車場からちょっと下がったところの剣神社の入り口である。長い階段を登ると社殿があり、そこで登山の無事を願ってお祈りしてから出発した。
 あたりは小雨、だらだらした道を進む。西島駅に到着して休憩をとる。

登山リフトの西島駅

西島駅前の鳥居。大剣神社へはこの鳥居をくぐる
 リフトの西島駅前にある鳥居から本格的な登山道となるが、道はしっかりしている。登るに従い雨がやまないのでだんだんズボンが雨で濡れてきた。 大剣神社でカッパの下も着ようと思ったが、軒下が狭くまた登山客で占用されていたので、仕方なしにそのまま登る。
 剣山頂上ヒュッテについても、なんにも見えず。身体も濡れてきたしここはとりあえずヒュッテの中に入ってゆっくり休憩することとした。 カッパを脱いで中に入ると登山客が寛いでいる。我々もちょっと暖かいものでおでんでもと思ったが、ここは四国、うどんを注文し、ザックから今日のお昼に食べることにしていたコンビニおにぎりを出して昼食休憩とすることにした。 雨の中、やはり小屋はありがたい。

大剣神社

剣山頂上ヒュッテ
 のんびり昼食を取った後、再びカッパを着て山頂を目指す。ヒュッテの横にある階段を上った後はなだらかな木道に沿って歩いていくとほどなくして山頂に到着。 山頂といっても三角点は石が丸く積まれた真ん中にあるらしい。天候が悪いのであまり人がいない。 晴れていたら次郎笈までなだらかな稜線歩きを楽しむことが出来るのではあるが、こんな天気ではただ霧の中を歩いているだけである。 とにかく百名山山頂を達成したので、山頂に来た登山者に写真を撮ってもらってすぐに退散。

霧の中の剣山山頂 (岡山の友人と)

頂上ヒュッテに隣接する宝蔵石神社
 頂上ヒュッテに戻り、中には入らず早く下山して温泉に入ろうということにした。ヒュッテの隣にある宝蔵石神社ではお札をもらう登山客がいた。その前をとおりひたすら下山。 途中西島駅で少々休憩しただけでひたすら下山するうちに雨がだんだん強くなり、登山口の剣神社に着いた時は本降りとなった。
 駐車場に戻って登山案内所でカッパや登山靴をを脱いで、とにかく麓にある木綿麻温泉に向かうこととした。
 曲がりくねった狭い438号線を下ったところに木綿麻温泉があり、山あいの小さな温泉であるが新しくできた公営の温泉らしく安くて洗い場もきれい。 雨に濡れて気分もしょぼくれていたが、湯船に浸かってさっぱりしてから休憩室で食べたアイスクリームはおいしかった。
 その後、道の駅「貞光ゆうゆう館」に戻り、H君とそこで別れ、彼は軽トラに乗って岡山に帰っていった。 駐車場で一人残り、さて石鎚山に向かうも今晩も車中泊というのも億劫なのでスマホを屈指して西条市あたりの宿を探す。 しかし、あいにくどこも満室でなかなか見つからない。やはり当日となるとこの大型連休の真っ最中に無理というものであろう。 そこで登山口に近くて駐車場が広そうな道の駅をいろいろ調べ、とりあえず道の駅「小松オアシス」というところに行ってみることとした。
感想
 お天気が悪いとこうも写真が少なくなるもんだ。景色がないし、カメラをカッパから出すのも億劫だし、それにスマホだと濡れていると指のタッチが効かない。 晴れておれば、四国第二の高峰で展望は申し分ないと百名山ガイドブックには書いてあるのだが、また次郎笈へのなだらかな稜線歩きも出来ず、誠に残念であった。 ただヒュッテで暖かいうどんとお茶で、やはり四国に来たんだという気分を味わった。
 せっかくの四国で延々神戸から車をぶっ飛ばし来たが四国に入ってから天気が悪く太陽を拝んでいない。ただただ剣山山頂を制覇しただけという山行であった。 わざわざ岡山のH君を誘っての山行であったが、なんだか彼に申し訳ない気がした。

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